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CROSS AXISS  作者: 翔飛龍髙


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3/6

第3話 —新しい力・次元警察—

今回は、力の“正体”に少しだけ触れます。

まだ断片ですが、輪郭が見え始めます。

予測されていた力。

そして、まだ知らされていない事実。

観測は、理解の始まり。

少しずつ繋がり始めます。

 統真はまた科学準備室へ呼び出された。

 そこにはアクシスリーダーがあった。

 だが、以前とは少し違う。

 リングの数が2本から3本に増え、中央に小さな制御盤がある。

 今回の検査ログは、「x:安定・y:安定・z:安定・g:低出力検出」とのこと。

 統真の軸能力専門医となった未波は、「やっぱり」と小さく息を吸った。

 小さい声で「真三さんは……ここまで予測していたのかもしれない。」という。

 当然統真には聞こえない。

 「xyzは位置関係の軸、g⊥は重さの向き。」というせつめいをもらった。

 統真は、初めて理解した。

 未波は説明を続ける。

 「あなたは空間を動かさずに、重さの向きを変えたの。」

 あれは、位置操作じゃなかったんだ。

 次の日、軸物理保安局に通信が入る。

 未登録の「g∥軸能力者」が動く。

 場所は学校の近く。

 統真は次元警察署長の鷹宮 律(たかみや りつ)に「君が行ってきてほしい」と言われた。

 未波が「まだ訓練の段階なんです。」というと、律は「だからこそ『観測』が必要なのではないか?」と言った。

 ——

 街の交差点。

 立っていた背後の電柱が浮く。

 その直後につぶれ、ひとまとまりとなる。

 相手は以前の重城 要。

 要は統真を見て笑う。

 「お前も、g軸持ちか?」

お読みいただきありがとうございます。

再び現れた要。

今回は、前とは少し状況が違います。

「向き」は同じでも、使い方は違う。

その差が、これからの鍵になる。

次話もよろしくお願いします。

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