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超時空の彼方 〜フォロミー〜  作者: 一等神 司
第一章 ◆闇から光へ◆
11/22

【分体】

精神的に不安定な(めぐみ)

(ドラゴン)を食べ終わって、みんな帰り支度を始めた。


お祭りみたいな時間が終わって、凄く物悲しさを感じる。


獣人(ウェア) 猫族(キャット)のみなさんと挨拶して別れた。

狼族(ウルフ)のみんなとは違う可愛さだった。



行きとは違い、帰りはザウルスちゃんに乗せて貰って移動する。

ザウルスちゃんの背に乗り、楽しそうに仲間と歩くフジャーを見ていると、凄く羨ましく感じた。

地球に帰りたい理由(わけ)では無いけど、私がこの世界では、ただ一人の人間なんだと思うと、寂しさを感じた。

これが【孤独】と言う事なんだと思う。

地球で生きていた時以上に、自分の【孤独】を感じた。


私は…一人なんだ。

私は…人に愛される事は無いんだ。

私は…孤独なんだ。


人間との関わりを拒絶して、この世界を選んだのに、私って凄く我儘(わがまま)だよね。


もし……地球に生きて戻れたとしても、私はまた独りで生きて行く事になると、思う。

もし……地球に怨霊として戻れたとしても、私はまた人間を呪い殺してしまうだろうと、思う。


人間が怖い。

人間が憎い。


それは変わっていないのだから。


でも、寂しい。


凄い矛盾(むじゅん)だと自覚している。馬鹿だよね。間抜(まぬ)けだよね。

それは解るけど、感情が安定しない。

自分がどうしたいのか解らない。


集落(むら)に着いた。


フジャーは友達に用があるらしく、そのままそちらに向かった。


自分の家に戻り、ゴロンと横になる。

寂しさを消そうとしても、消そうと思えば思うだけ、寂しさが増してしまう。

ホームシックみたいな感じなのかも知れない。

独りで寂しさに悶ていると……自分の内側で、カチンと何かがかみ合った。


身体全体からモヤの様な物が出て、二つの何かに形を変えていく。


分体(スプリット)


怨霊の(のうりょく)が発動したのが解った。

この力は、自分を分けて、多数の人間を【同時】に襲った時の力だ。

生身の人間には、自分自身を分けられないけど、怨霊の時は、【同時】に複数の空間に存在出来た。


寂しさから、自分の身を分けて、自分自身の複製を作ったのかも知れない。

同じ自分でも、話し相手にはなるかも知れない。

結局は【一人】で【独り】で【孤独】な状況は変わらないと思うだけどね。


あれ?でも……

その分かれ出た二つは、私よりもかなり小さかった。

子供の頃の私になるのかな?


形が(さだ)まってきた。


それは……

どう見ても私では無い。

フジャーに雰囲気の似たものを持つ、私とは別の存在だった。

二人共 フジャーと背丈が同じくらい。

一人は、真っ白な髪の肌も日本人より白人に近い白さで、目も色素が薄い感じだった。

もう一人は、真っ黒な髪に、日本人より浅黒い肌の真っ黒な黒目。

性別も……ぉ……お……おとっ……男の子!?


「「お母様(かあさま) 初めまして」」

最後の能力が開花しました。

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