一相情愿(独りよがりの思い込み)
原文
粗心大意的军事家,不去这样做,把军事计划建立在一相情愿的基础之上,这种计划是空想的,不符合于实际的。
大ざっぱな軍事家は、こうはしないで、一方的な願望を基礎として軍事計画をたてるが、そのような計画は空想的な、実際と合致しないものである。
《中国革命戦争の戦略問題》
「一相情願」という成語は、『百喩経』にある寓話に由来する。
伝承によると、昔、ある愚かな男が都へ遊びに行った際、偶然、国王の美しい娘(王女)を目にした。家に帰った後、彼は恋煩いにかかってしまい、四六時中、王女と結婚することばかり考えるようになってしまった。親戚や友人たちが彼を見舞い、病気の原因を尋ねると、彼はその理由を打ち明け、「もし王女を妻に娶ることができなければ、命はないだろう!」とまで言いました。親戚や友人たちは彼を慰め、方便として「私たちが力になってあげよう」と宥めました。数日後、彼らが再び見舞いに訪れ、男に「王女様は承諾してくださらなかった」と告げました。すると愚かな男は、これを聞いて大いに喜び、笑いながらこう言ったのです。 「それなら話は簡単だ! あとは私がもう一歩進めば(私がもう一度働きかければ)、彼女も承諾してくれるはずだ!」
「一相情願」という言葉はこの故事に由来しており、片方の一方的な主観的願望を形容する意味として使われている。
毛主席が文章の中でこの成語を引用したのは、現実(客観的事実)から出発せず、もっぱら個人の主観的な想像のみから出発する「主観主義」の作風を説明し、批判するためである。




