叶公好龙(葉公(しょうこう)竜を好む・見せかけだけの愛好)
叶公好龙(葉公竜を好む・見せかけだけの愛好)
原文
湖南的右派领袖刘岳峙辈,与蒋、张诸公一个意见,都说:“这简直是赤化了!”我想,这一点子赤化若没有时,还成个什么国民革命!嘴里天天说“唤起民众”,民众起来了又害怕得要死,这和叶公好龙有什么两样!
湖南省の劉嶽峙といったたぐいの右派指導者は、蒋、張などの諸公とおなじ意見で、かれらはみな「これはまったく赤化だ!」といっている。これくらいの赤化もなくて、どうして国民革命といえようか。口先では、毎日「民衆をよびおこす」といっていながら、いざ民衆が立ちあがると、すっかりたまげてしまう。これでは、葉公が竜をこのんだ物語とどれほどの違いがあろう!
《湖南省農民運動の視察報告》
注:劉嶽峙は、当時、湖南省の重要な反共団体「左社」の頭目である。
「叶公好龙(葉公、龍を好む)」の物語は、漢代の劉向が著した『新序』という書物が出典である。「葉公子高、龍を好む。釣するに以て龍を写き、鑿するに以て龍を写き、屋室の雕文に以て龍を写く。此において天龍聞き、而してこれに下る。頭を牖に窺い、尾を堂に施ねる。葉公これを見て、棄てて逃げ走り、その魂魄を失い、五色無主しなり。これ葉公、龍を好むにあらざるなり。かの龍に似て龍にあらざる者を好むなり」(五色主無しとは恐怖のあまり、顔色がいろいろに変わって定まらないこと。)
昔、中国に葉公という人がいて、大の龍好きであった。そのため、彼の家の梁、柱、門、窓にはすべて龍の模様が彫られ、壁にも龍の姿が描かれていた。こうして「葉公は龍が大好きだ」という話が広く伝わり、ついに天の本物の龍の耳にまで届いた。龍は大いに感動し、葉公の家に舞い降りた。そして、窓から頭を覗かせ、尾を客室にまでいれこんだ。 ところが、葉公は本物の龍が入ってきたことに気づくやいなや、たちまち魂を失ったかのように腰を抜かし、一目散に逃げ出してしまった。このことから、葉公が好んでいたのは決して本物の龍ではなく、龍に似ただけの「偽物の龍」にすぎなかったことがわかったのである。
毛主席はここで「叶公好龍」の故事成語を用いることで、第一次国内革命戦争(大革命)期に、蒋介石の一派が「革命」の旗印を掲げながらも、その実態は「偽りの革命」であったことを辛辣に暴いたのである。彼らは普段、口を開けば毎日「革命だ」と叫んでいたが、いざ本物の革命が到来すると、恐怖のあまり魂を失い、無様に逃げ惑ったのである。真に革命を堅持したのは、人民の利益を代表するプロレタリア階級と共産党であった。




