上无片瓦,下无插針之地(上には一片の瓦もなく,下にはきりを突き立てる土地すらない)
上无片瓦,下无插針之地(上には一片の瓦もなく,下にはきりを突き立てる土地すらない)
原文
的确,贫农们不怕失掉什么。他们中间有很多人,确实是“上无片瓦,下无插针之地”,他们有什么不进农会?
たしかに、貧農にはなにもうしなう心配はない。かれらのうちの多くのものは、たしかに「雨露をしのぐ小屋さえなく、猫のひたいほどの土地もない」のだから、農会にはいるのはあたりまえである。
《湖南省農民運動の視察報告》
「上無片瓦(じょうむへんが / 頭上に一枚の瓦もない)」は「頭無片瓦」とも書かれ、『唐書・五行志』に「咸通の時の童謡に曰く、頭に片瓦無く、地に残灰有り」と見られます。「下無插針之地(かむそうしんのち / 足元に針一本刺す土地もない)」は、「無置錐之地(錐を置く土地もない)」から変化したもので、『荀子・儒效篇』の「大儒は錐を置くほどの土地もないが、王公といえども彼と名声を争うことはできない」や、『韓非子』の「舜は天下に錐を置くほどの土地もなかったが、その徳は人々を結びつけた」に由来する。また、『伝灯録』にも「夾山が船子和尚に『いかなるかこれ道者(道を行ずる者とはどのようなものか)』と問うたところ、和尚は『この人は上に片瓦無く、下に卓錐(たくすい・錐を立てる土地)無し』と答えた」と見られます。
「上無片瓦、下無插針之地」という言葉は、人がひどく貧しくて、頭上には一枚の瓦(屋根)もなく、足元には一本の針を刺すほどの土地さえもないことを意味している。
毛主席が文中でこの言葉を引用したのは、貧しい農民たちが反動勢力の圧迫と搾取のもとで、窮して何一つ持たない(一物をも所有していない)状態にあったことを説明するためである。




