根深蒂固(根が深く、蒂(へた)が固い。)
根深蒂固(根が深く、蒂が固い。)
原文
革命是暴动,是一个阶级推翻一个阶级的暴烈的行动。农村革命是农民阶级推翻封建地主阶级的权力的革命。农民若不用极大的力量,决不能推翻几千年根深蒂固的地主权力。
革命は暴動であり、一つの階級が他の階級をうちたおす激烈な行動である。農村革命は、農民階級が封建地主階級の権力をうちたおす革命である。農民が最大の力をそそがなければ、何千年ものあいだ深く根をはってきた地主の権力はけっしてくつがえせない。
《湖南省農民運動の視察報告》
「根深蒂固(こんしんていこ ※根が深く、基礎がしっかりしていて揺るぎないこと)」という言葉は、「老子」に由来し、また「韓非子」にも見られる。
『老子』第五十九章には、「国の母(根本)有らば、以て長久なるべし。是れを根深く、蒂(柢)固くして、長生久視の道なりと謂う」とある。 また、『韓非子・解老篇』では、この「根深蒂固」という言葉について、次のような解説がなされている。 「樹木に曼根有り、直根有り。直根とは、書の所謂柢なり。柢なる者は、木の生を建つる所以なり。曼根とは、木の生を持する所以なり。徳なる者は、人の生を建つる所以なり。称なる者は、人の生を持す る所以なり。今理に建つ者は、其の禄を持するや久し。故に曰く、「其の根を深くす」と。其の道を憶する者は、其の生日に長し。故に曰く、「其の板を固くす」と。柢固ければ則ち生くること長く、根深ければ則ち視ること久し。故に曰く、「其の根を深くし、其の抵を固くするは、長生久視の道なり」と。」意味は樹木は縦横にしっかり根を下ろしているからこそ長生きができる。人もそれと同じで徳や禄といった根をしっかり張っていればこそ長生きできるということである。
「根深蒂固」という言葉は、これらの書物が由来である。現代でも、ある事柄やある力の基礎が非常に強固であり、決して揺るぎないことの比喩としてよく使われている。
(※補足:原文にある「柢」の字は「蒂」と同じ意味である。樹木には直根と曼根があり、直根を「柢」と呼びます。樹木は直根があるからこそ真っ直ぐ立ち上がることができ、曼根があるからこそ長く生き長らえることができる。つまり、「根が深く、柢が固い」からこそ、長く生長し続けることができる。)
毛主席は、この「根深蒂固」という言葉を用いて、中国で数千年にわたる封建的搾取制度によって形成されてきた「地主階級の権力」は、その基礎が極めて強固であるということを説明したのである。だからこそ農民は、極めて強大な力を用いなければ、封建制度の根っこを引き抜き、地主階級の支配を覆すことはできないのだと指摘している。




