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調合師の人生は波乱万丈  作者: 永遠の睡眠
第二章 グリューン王国編
41/63

41 王子?からのクエスト

どうしましょ。王様の息子の双子の女の子の世話をするクエスト?断りたいんですけど……。


「無理ですね。他の冒険者に知られないクエストだとしても断ったら王様に反逆したみたいに捉えられますから。て言うか、向かいに馬車が待ってますからあれに乗ってさっさと行ってください」


「そんな、乱暴に扱われちゃうの僕は?」


「王様の息子さんがいますから多分どうして発注したかの説明でもしに来たんですよ。待たせてないで早く行ってください」


「…分かりました」


何か腑に落ちないんだけどな。馬車の近くに行くと兵さんに名前を聞かれてアランと答えたら中に入るように言われた。そこには、王様と顔が似てらっしゃる王子?がいた。


「君がアラン君だね」


「確かにそうです」


「今回は無理なクエストを押し付けてすまない。だが、私の父が勧めてくれたのだ。責任転嫁だが、恨むなら父を恨んでくれ」


「あの、クエストの内容なんですけど。僕はあなたの娘さん達と遊べばよいのでしょうか?」


「実は理由があってだね。私の娘達は何故か王宮にいる者警戒してしまっている。理由は明確ではないがそれに手を焼いていてね。そこで、王宮に居ないもので懐いてくれそうな人はいないかと父に相談したらアラン君を名指しで言われた」


「多分、他によく知っている人がいないかと思うんですけど」


「そうだとしても、一国の王様である父が君を名指しで言ったのだ。今、君にしか頼めないことなんだ。引き受けてくれはくれないか……」


なんと王子?に頭を下げられている状態です。こんな時に「無理です」何て言えっこない。本気で取り組めば何とかなるだろう。最後に聞いておいた方がいいことを聞いておくか。


「私は断りませんよ。それで、私は1つ質問があります。娘さん達は獣魔に関してどのように考えているか分かりますか」


「獣魔か。実は、2人ともいつかは獣魔がほしいとうるさいのだよ」


「そうですか。なら良かった。僕は獣魔を持っていますから見せてあげれば喜んでくれるかもしれますんね」


「アラン君は獣魔を持っていたんだね。して、何の獣魔を持っているのだい?」


「僕はレッドウルフの子供を10匹ほど。人懐っこくて可愛いですよ」


「なるほど……。あ、すまない。本当ならもっと話しておきたかったのだが私も忙しい身でね。これで、失礼するよ。明日は午後4時程に門の前に来てくれ。事情は私が話しておくから君は兵に名前を言うだけでいい」


「何から何までありがとうございます。では、明日伺います」


「よろしく頼むよ」


王子?は、そう言うと馬車で王宮の方に走っていった。それにしても、どうなんだろうな。娘さん達がどうな人なのか木になるな。優しい子だといいんだけど。



ーーーーー

ーーーーーーーーーー



王子?からのクエストを受けてから数時間後。ミーハさんが仕事を終えて戻ってきた。


「お疲れ。ミーハさん。随分とギルドマスターの仕事は大変なんだね」


「いや、本当は1時間もしないぐらいの量だったけどやる気がなくて寝てたの」


「それって、ギルドマスターとしてどうなの」


「大丈夫大丈夫。ちゃんと仕事をしてれば怒られないから。それより、早く帰ろっ。夕食楽しみにしてるね」


「任しといてよ」


そう言えば王子?からのクエストの事を言ってなかったな。家についた時に言えばいいか。今日の夕食は何にしようかな?

私は「王子」と書くより「王子?」と書くのが何故か好きらしい。

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