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クラスメイトの美少女と無人島に流された件  作者: 桜井正宗
第八部:最後の無人島

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システム室奪取!! ハッキング開始

 向こうで爆発が起きている。

 いったい、なにが……?



「こんな時の為に、櫛家から拝領したロケットランチャーが役に立ちました」

「手りゅう弾もありますよ」



 と、気づけば(ルナ)(ヒカリ)がドヤ顔。そうか、この二人が武器を持ってきてくれていたんだな……!


 しかも、さきほどの爆発で敵をかなり排除できたようだ。


 おかげで突破口が開けた。

 あとはシステムを奪えれば、脱出できるじゃないか!



「よし、北上さん。向かうか」

「ええ。あの部屋にあるシステムを乗っ取りましょう。ですが、まだ敵を完全に排除できたわけではなさそうです」


「俺も戦う。援護を頼む」


「了解」



 残りの敵の人数はそれほど多くない。爆風で吹き飛んだからだ。

 今がチャンス。


 俺は警戒しながらもコンテナから身を出し、突撃。


 敵が再び銃撃してくるが、先ほどに比べれば弱弱しいものだった。余裕で回避できるほどだ。


 敵を完全排除し、ついにシステム室にたどり着いた。



「早坂くん、こっちの負傷者はゼロだよ」

「確認ありがとう、天音」



 なら問題ないな。

 桃枝にシステム室に入ってもらい、ハッキングをしてもらうことに。ついでに、なにか情報を掴めればいいのだが。



「じゃ、しばらく掛かるから待っててね!」

「頼んだぞ、桃枝」

「任せてよ」



 エレベーターを動かせるようになれば、今度こそ脱出できるはずだ。


 俺たちはその間、休憩というか警戒して待っているしかできない。



「…………」



 システム室の外で北上さんは、遺体となった八咫烏の兵たちを物色していた。……なかなか大胆だな。俺はとてもじゃないが、他人に触れることすらはばかられる。


「なにか分かりそうか?」

「いや、なにも。彼らの所持品は武器だけですね」


「徹底されているわけか」


「ええ。身分証もなにもありません。おそらく、国籍もないのでしょう」



 やっぱりか。しかも、顔を見る限り……若い男ばかり。

 武器や戦闘スタイルからして、ロシアで訓練を受けていたのだろう――と、北上さんは推測した。


 彼女がそう言うのだから、間違いなさそうだ。



「まさか、ここでロシアかよ」

「まぁ、日本の自衛隊で訓練を受けるわけにもいかないでしょう。なので、隣国で大国であるロシアを頼ったと思われます」


 そうだな。かといってアメリカを頼るのもリスクだ。

 となるとロシアが丁度いいってわけだ。


 ロシアは、とある宗教団体にヘリコプターや武器を売買していたこともあったらしいし。


 となると八咫烏と深い繋がりがあってもおかしくない。



 そもそも。



 八咫烏以前に戦った相手がロシアの秘密警察(NKVD)だった。そや、ヴァレンティンが死に際に言っていた気がする。



『本当に恐ろしいのは『八咫烏』なのだとな……』



 ああ……思い返せば言っていた。

 そうか、全ては繋がっていたのかもしれないな。

 そう考えていると、周囲を散策してきた千年世と艾が帰ってきた。


「こちら異常なしです!」


 敬礼する千年世はそう報告。


「ありがとう。この階層にもう敵はいなさそうだな」

「うん、ひとまず大丈夫そうだよ」


 艾は少し青ざめながら言った。

 さきほどの戦闘が応えたようだな。



「少し休め、艾」

「そうするね……」



 みんなもヘトヘトだ。しかも、こんな遺体が散らばっている中では余計に。



「あたしにお任せを」

「北上さん、まさか……この無数の遺体をコンテナの中へ?」


「ええ。これでは落ち着けないでしょう」

「……仕方ないな。俺も手伝う」

「ありがとうございます。哲くん」



 そんな微笑みを向けられると……やるしかないな。


 どのみち、システムがハッキングされるまではヒマだし。


 俺は北上さんを手伝いつつ、遺体をコンテナへ。

 なかなかの重労働だった。


 ……敵の死亡数が多すぎるって。


 これでこっちがほぼ無傷なのが奇跡だな。



「――よし、あと少し!」



 桃枝の声が響く。ハッキングがかなり前進したらしい。早いな!

 この分なら少し休憩している間にも終わりそうだ。

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