表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/12

8.癖

「隊長!!!」

「良かった!皆さん!」

相当きつかったのか、ものすごく歓迎されている……俺たちも。

 遠くにぼんやりと目を使う。

「あいつのことなんて呼んでいた?」

短髪に聞かれる。

「エミリア__」

エミリア?口に出した言葉に、頭がさざーっと冷える。先ほど、目の前で刺された少女も同じ名前で呼ばれて……。俺の頭には、ひとつの言葉が思い出される。『クローン』クローン……まさか…………先日の『偽物』あれも……?


 この様子じゃ、知らされていないようだな__と、短髪は男に声をかけた。

「……今は考えるな」

「ちっ」

舌打ちをして、前を見た。はっきりと目に映す。だがおかしい。あれはどう見ても…………どうみても……エミリア……だ。ふと俺は歩き出した。

「おい!止まれ!なに考えている!……自暴自棄にでも!」

「ぇっ、どどどどどど」


 何か、何か、なにかに導かれる。歩くうちに_____触れた。いつものように。そして、抱きしめる。彼女はずっと彼女だ。


 ふわっと香る、懐かしい香り。しばらくだ__。かなり時間が経ってしまったように感じる。


「____まさか、あんぽんたんね……」

声はエミリアのものだ。

「エミリア!」

俺は咄嗟に名前を呼び、強く抱擁する。

「……ヴァイ____一回、後に……できる?」

「できない!」

二人に数多の視線が刺さっている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ