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2.相対して

「いやぁねぇ、貴方達……」

「こっちので台詞だ!いつまで、続けるつもりだ!」

「……終わるまでよ……?」

淋しげな姿は、長い髪が揺れ、直ぐに見えなくなった。


「なぜ、止めない……。争いはなにも」

「生まないとでも?うそね。ではこれは?」

黒い服を纏う、煽情的で洗練された女は、空から人差し指で人間を指した。

「抵抗」

「なにが言いたい……」

「抵抗は?争いではないの?」

「お前達が!」

「虚勢を張るのもいいかげん、およし。分かっているでしょう」

「…………」

リーダーらしき男は苦虫を噛み潰したかのような顔で、返答しない。


 女はリーダーの後ろの男に一瞬目をやるが、直ぐに逸らす。

「…………」


「じゃあやりましょうか。続き」


 市街地への被害はそこそこに、人間は敵の女を追い返す。人的損失はない。女も人間も。

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