表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「W」  作者: siro(シロ)
2/8

[day1]続き

day1の続きです

時間がどれくらい経過したかわからないが全然休んだ気にもなれないような素振りのカナデは、

だるそうに起き上がる。


 カナデはベッドの上で少しぼーっとしながら目を開けた時、戦慄が、寒気が背中を襲う。まず目に入ったのが休む時、書斎の部屋にはいってベットに横になったはずなのに

奏が辺りを見回すとそこは知らない子供部屋だった。あたりには子供が遊ぶ玩具が散乱している。それに、、、


「それにこの部屋からナニカの気配を感じる・・・。」

奏はここにいちゃいけない気持ちでいっぱいになった。勘違いであってほしい、勘違いじゃなかったらどうしよう。そう考えながら部屋を早くでないといけない焦りで心臓が今にもどうにかなってしまいそうな様子だ。


 その時、ベッドの近くから静かな息づかいが聞こえた。かすかに、一瞬だが聞き間違いなく「(息づかいだ・・。)」

カナデの緊張はピークに達したが相手に悟られないように部屋をでようと、最初で最後の冷静さでドアノブに手を伸ばしたがその時

悲鳴が聞こえた。その声には聞き覚えがあった間違いない「アイだ!なにかあったのか!?」カナデは一瞬自分の緊張すら忘れ心配になりドアノブをひねったが開かない。

こわくなってドアノブのあたりを見回すと不思議な金属のパズルのような鍵がかかっている。驚いたカナデは我に返る。


ズズズ・・。


 にぶい音が近くから聞こえた。扉の向こうではなく、この部屋で聞こえた。カナデは恐ろしくて後ろを振り返り周りを見渡す事はできないでいた、(後ろを向いたら最後

もう生きて戻って来れない)カナデは恐怖でそう思ってしまいパズルを解く事に集中した。


 焦って冷静にパズルを解けない間にも近くからする音が次第に、大きく大胆な音をだして近づいてくる・・・。廊下の外では悲鳴が聞こえたっきり何も音がしなくなっていた。

外も中も気が気じゃなくなり、頭がおかしくなりそうな状況でカナデはやっとの思いでパズルを解きロックを解除できた。木製でできている扉の中からとても似合わない機械的な音でロックがはずれる音が聞こえた時、部屋の中の音は止まっていた。カナデは急いで扉をあけて勢いよくドアをあけて廊下にでる。


「やった!あいた!」


開けたら閉めるという一連の動作で、つい後ろを振り返り扉に手をかけた時、彼は見た。


 自分の振り返った目の前にソレは音もなくじっと立っていた。カナデは声もでず、ソレが何なのかも確認できないまま恐怖に身をまかせて思い切りすぐ扉をしめた。

その直後扉からウィーンカチャカチャ」とまたも扉にそぐわぬ音が聞こえてきてカナデは少しほっとした。「そうだ!アイを探さないと!」

どこのか、わからないうすぐらい廊下を走っていたら人の声が聞こえてきた。


 廊下おくには階段があり急いで降りた。皆が集まっていてその場所は食堂の奥にあるキッチンの食料庫だったことにカナデは驚いた。

おそる、おそる明るい食堂のほうへ行くと、皆がそこにいた。


 皆が集まっている中にアイの姿とユウタの姿が見当たらない。

カナデをみつけるなりリュウイチがくってかかる「またお前か!何をしたんだ!」カナデはたった今起きた事、見た事を皆に説明して危険人物がいることを必死に伝えた。


リナとスズカは涙目になりながらおびえて、リュウイチは静かに「まじかよ・・・。ユウタとアイはまさか・・。」といい、彼の目からは光が消え失せた状態だった。

 このとき一瞬、止まっていた時を動かしたのはリナだった。もう嫌だと泣きながら、嵐とわかっていても館を出ようと入り口のほうへ走って行く。

カナデもリュウイチもスズカも逃げ出したい気持ちでいっぱいだが今はリナを止めようとすぐに追いかけて玄関ホールにでる。


リナが扉のドアノブに手を掛けたとき、

リナはこの世のものとは思えない悲鳴をあげた。体をぶるぶる振るわせ、白目を向き泡をふいても扉のドアノブからは手を離さない。

その握った手からは「ジュー・・」と焼ける音が聞こえ、肉が焦げるような臭いがすぐホールに立ちこめた。

今起きている絶望や不安を混ぜ返したような臭いが全てがむせかえって吐き出しそうな空気につつまれていた。


 全員何が起きたかわからないまま、声も出せず、

その場から一歩も動けないままリナの死を、ただただ見ているしかなかった。




 日がすっかり沈み夜になり、気づかないうちに壁にかかったロウソクに火が灯る。カナデ達のパニックなんて知らないといわんばかりに、


時計の針達は真夜中へむけて足を進める頃だった。

まだまだ、話は進んでいませんので、今後に期待して想像していてください

書き物は初めてで処女作です。

意見等コメントくだされば泣いて喜びます^ー^v

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ