第31.5話 慣れないことはしちゃダメ!
慣れないことはするもんじゃないですよね、いろいろ……(遠い目)
※第31話について、5/5の深夜に、本筋は変わりませんが、若干ニュアンスが変わるようなちっちゃいリテイクをちょこちょこちょこちょこと掛けております。物語を追いかけてらっしゃる方は、お手数ですがご確認いただければと思います。
……誰だよ、ぼっちエフェクトとか言ったの。
ぼっちは得てして人の気配に敏感なんだよう。
おかげで王子様に目を付けられてしまったじゃないかよう。(それはぼっちに対する被害妄想デス)
で、高速アイコンタクト。
(ぼく、このまま隠れてていい?)
(無理にきまってるにゃ!)
(ゴメンナサイ)
一瞬の駆け引き……って、駆けてもないし引けてもないです。
ですよねー。
でも、ぼくから動くのは悪手。
向こうの方がよっぽど偉い人だからね。
ぼくの立ち位置は森の迷子でぷるぷる震える子羊なんだから、誰何されてすぐに出ていくのは良くないよね。
でもって、そもそもな話、頭真っ白で、ぼく、足動かない。
(う、動けないんですけど)
(仕方にゃいにゃね)
で、アイコンアクトを取っていると、しびれを切らした王子様が口を再び開いちゃってました。
「だ・か・ら、貴方の後ろ辺りに隠れている者は誰?と聞いているんですけど、答えてはくれないの?」
「……え、えーとですね、セシル様にお目通りさせるような者ではございませんので、お気になさらず……」
!!!
頭真っ白だったけど、こういうときってなぜか気づいちゃうのです。
お、お姉ちゃん、その答え方、確実にやばいですよね?いきなり嫌な予感がひしひしと押し寄せてきているんですけど……って、あー、お姉ちゃん王子様の方向いちゃったから、アイコンタクトが通じないよう!
「もしかしたら、さっきのあの女の子がソルフェリノの後ろに隠れているかもしれないから。こんなところで身分による貴卑なんて関係ないし、出てきてもらってよ」
「見目もあまりよろしくないのですが……」
しかも、それで軌道修正もしてないよ。そしたら、ばれる。ぼくのこと、絶対にばれちゃう。
「だから、かまわないって僕は言っているんだよ。それに、隠れているのはソルフェリノの関係者でしょ?さっき、僕の質問に対してその者の素性が分かった上での否定をしてたよね?」
「う……」
ほら、ばれちゃった。
「ソルフェリノとしても、僕にその者を紹介するのはやぶさかじゃないんじゃないかな?確かに、こんな場所でっていうのはちょっとどうかとも思うのも分かるつもりだけど、今やっておいた方が楽だよね」
「そ、その通りでございます、セシル様。では、その者を連れてまいりますが、その者はこの森の中で拾いし幼子ですので、格好のほどはご容赦願いたいと存じます」
「分かったよ。そういうのは仕方ないから」
「では、今しばらくお待ちください」
そっか、お姉ちゃん、そもそもぼくのこと隠す気なかったんだね。
ある意味納得しましたです。
つまり、どう切り出すかの問題だけだったんですね。
だから、わざと誘導尋問チックな話に誘い受けしちゃったんですよね。
にしてもですよ。
この王子様、こういうちょっとお仕事チックな会話の時は6歳児のあどけなさが完全にどっかふっとんじゃってますよね。
完全な宮廷言葉じゃないけど、おおよそ6歳児が使うような言葉遣いじゃないと思うのですけど。
これが王族と言う世界なのか……
ぼくにはこういう世界はなじめないよねー。
たぶん、舌を噛みすぎて、最後には舌を噛み切って死んでしまいそうな気がする。
<マスターは原則として不老不死となっておりますので、舌を噛み切って死ぬという事象は発生いたしません>
なんでこういうところでヘルプさんが仕事しますかね?
興ざめなんですけど。
<それが仕事ですので>
それが仕事って、間違っている気がしてならないんですけど。
で、僕のもとにソルお姉ちゃんがやってきました。
「にゃー!にゃー!にゃー!にゃにゃにゃ、ぎにゃーーーーー、はあはあ」
「お、お疲れなご様子でございますね」
「疲れるも何も、しゃべりづらくて仕方にゃいにゃ!だから、ああいう手合いは苦手にゃんにゃよ!」
さすがに、王子様に聞こえてしまうとまずいからか、お姉ちゃんの魂の叫びも小声なんです。
確かに、少し前に出会ったルミフェナさんの時は、いわゆるお仲間だったので途中からいつもの口調に戻ったのでストレスを感じていなかったように見えるけど、今回は王子様だからなあ……最後まで猫外しのまま完走しなくちゃいけないんだよね。なかなかにきついんじゃないかな……
「せしるきゅんがめんどくさすぎな件!」
「お姉ちゃん?なんかぼくの世界のラノベタイトルみたいに言っても無駄ですから。だってしょうがないんです。無理なものは無理なんです」
「ぎにゃー、どうにかしてせしるきゅんもこちらに引っ張り込めにゃいにょか?」
お姉ちゃん、あまりのストレスであろうことか、王子サマをきゅん呼びしちゃってますけどいいんですか?
本人の前で言ってないからセーフだって?
なんだかなあ。
「一国の王子サマですよ?引っ張り込むといっても何をどうしようっていうんですか?」
「そんなの、やってみないことには分からにゃいにゃよ」
「…………」
のーぷらんでそんなこと言ってほしくないんですよ……
こんな時に限ってとんでもない展開になっちゃうんですよ?
やってられないのです。
「そのセリフはそるが言うべきセリフにゃ!あんりきゅんの世話するの誰だと思っているのかにゃ!」
「す、すみません。……ぼく、言葉に出して言ってました?」
「そんなの、ばれるにきまってるにゃよ」
あー、ぼくも学習しないよねー。
地の文で愚痴ったらお姉ちゃんに筒抜けだって、何度もやられているじゃないかよう。
うん、それでも愚痴っちゃいたいんだもの、仕方ない仕方ない。
だって、ここでも愚痴れなかったらぼくのストレスどうやって発散すればいいの?
(お兄ちゃんにストレスがたまるなんて、理奈、初めて知ったのれふよ)
あのー、原因の一つが何を言うのでしょーか?
そもそも、この展開って理奈が容赦なくせしるきゅんを追い込んだ結果じゃなかったっけ?
(理奈はふつーに男の子と話をしただけなのれふ。ど-して責められなきゃいけないのか全く分からないのれふよ)
た、確かに、何も知らない状況でふつーの他人……いきなり出会った他人様にあそこまで言うかどうかもちと微妙なんだけど、……と話をしてっていう展開の範疇だって言い張ることはできるかもしれないけど、どう考えてもラブコメチックな導入以外の何物でもなかったって言っても許されると思うんだ?
(だーかーらー、理奈はお兄ちゃんの耳があればそれでいいのれふ。せしるきゅんにときめくものはないのれふよ?まあ、話をしたいなーって気にはさせられたのれふが)
ん?させられた?
何らかの外部からの強制力があったってことなの?
これはもしかして、何らかの打開策への糸口なんじゃないかな?
「えっと、理奈がですね、せしるきゅんから何らかの強制力を感じたとの供述を始めているのですが、ソルお姉ちゃんは何か心当たりはありますでしょうか?」
「何だね、藪から棒にせしるきゅんとな……むう……と言うことは、そういうこともあり得ると言うのか……」
ソルお姉ちゃんからせしるきゅんと振っておいて、どうしてぼくがそう言うと今初めて聞きました的な反応になっているのか?
やっぱりだめなの?せしるにきゅんはだめなの?
でも、それ以上に、その口調に違和感ががが。
「えっと、お姉ちゃん?いきなり探偵風味の口調になってますけど、大丈夫なんですか?」
「人が気分に浸っているときに何興ざめなこと言うのかね、あんりきゅんよ」
「そ、そこは助手なのでは……」
「うにゃ!な、慣れないことはやっぱりやっちゃダメってことにゃね」
一瞬でした。
そしてここから始まるメタ展開。
作者学習してないよ。
こういうの、誰も求めてないと思うんだけど。
「そうですよ、旅先で執筆活動なんてどっかの作家様のようなことをやっちゃダメなんです!」
「にゃ?もしかして、今この原稿ってどっかのホテルで書いているのかにゃ?」
「そうみたいですよ?とある○○○○で書いてるらしいです。なんだか、チェックイン時にいきなり入会金○○00円もする会員カードの勧誘から始まってテンションダダ下がりになったという、○○○○で書いてるみたいですね」
「なんだかそれはひどいにゃね」
「名前告げたら、いきなり会員カードお持ちですかから始まって、持ってないって言ったら1から10まで会員特典の説明して、じゃあ結構ですって断ったら、あからさまに向こうのテンション下がってやっつけにチェックインの作業されたらしいですよ?」
「異世界ながらに、世知辛いにゃね」
「囲い込み戦略があからさま過ぎて、作者、とにかく引いたらしいです」
「この作者って、いろいろあってとかく個人情報を出したくないってスタンスにゃから、……まあ、今後は○○○○なんて使わなきゃいいだけにゃよ」
★★★★★★
誰も求めてないらお?
……作者が求めてるのら!
で、この物語のタグには悪ノリ多数と入れておりますお。
なので、めためたな会話もどんどん入るのれふお。
恰好のネタなんて、入れるに決まってるのら。
でも、怖いので全部伏字にするのらお。
追記:後に作者が家族に愚痴った所、そういう話を最後まで聞く方
が悪いとぶった切られました。
★★★★★★
「えっと、何故か異世界のビジネスホテルの話でヒートアップしちゃいましたけど、何の話でしたっけ?」
「えっとにゃ……ホテルで缶詰されるとなぜか原稿が捗るという話かにゃ?」
「確か、モードが切り替わるとかなんとかって話ですよね?何もないから進むって話と、環境が変わるので進むって話と、そこまで追い詰められてるってのが現実に可視化されてるので火事場の何とかと言うのが出るって話」
「眉唾にゃかと思ってたにゃが、こうして物語が進んでいるところを見るにどれかは当たってるのかもしれにゃいにゃね」
★★★★★★
たぶん、正解は逃げ道がないからだと思ふ。
旅行等で持ち運びするノートパソコンが、もうしばらくセキュリ
ティーアップデートをかけていない8.1のパソコンなので、怖すぎ
てネットに接続できませぬ。
セキュリティホールもそうだけど、それ以上にアップデートギガ死
するのだよ。
通信容量にそんな余裕があるわけがない。
なので、ホテルの部屋でやることが本当に限られるのね。
ネットサーフィンしなければ、自然と執筆に……今回は向かってく
れました。
★★★★★★
「まあ、物語が進んでいるのはいいんですけど、今後、こういうような環境に追い込まれないと執筆できない~なんてなったら、どーするんでしょーか?僕が聞き及んでいる範疇では、作者、金欠なんでそう簡単にホテルに泊まるなんてできないみたいですよ?」
「にゃー、にゃらば、お金持ってる誰かが作者をホテルに連れ込むのにゃ!そして、がんがんソルたちの物語を書かせるのにゃ」
「素人なのに?」
「作者は心の底では書きたがっているにゃ!だから、その願望をかなえるにゃよ!」
「それ、意味が分からないです」
「にゃにー?」
「元々の話題はそれでもないですから」
★★★★★★
ワナビにすら成れていないって自覚はあるのでふ。
……ってお?
わなびってなんなのらお?
単なる趣味、と言うか、あまりにも何もしていないとちょっと生き
ていけるかどうか分からなくなってしまったので始めてみたのらお。
ある意味生活が懸かってはいるけれども、これで成功しなければな
らないということではないのら。
でも、更新かけても誰からもアクセスされなかったら、作者のテン
ションダダ下がりなのら。
……よくある物語、どうするよ?
この前更新したら当日の最新話はほぼノーアクセスだったさ。
★★★★★★
「作者がなんだかひどいテンションになってますけど、元々の話は『慣れないことしちゃだめ』ってことだったんですけど」
「にゃー、そうだったにゃ。探偵の真似事なんて慣れないことしちゃだめにゃね」
「で、理奈がせしるきゅんから何らかの強制力を感じたという供述を始めたんですけど……」
「だからにゃ、あんりきゅんがそう言う物言いするのが間違いにゃのにゃ!うずうずするにゃ!」
「ご、ゴメンナサイ。って、なんだかぼく、謝ってばっかり……」
「悪ノリするから悪いのにゃ!」
「悪ノリしないとこの物語が成立しないんですけど……」
「構造的欠陥にゃ!」
めためたな会話だと地の文が入れられなかった……
そして、地の文が入らないまま、結構な字数まで来てしまったよ。
と言うことで、何も進んでいないけど、本話ここまで!
なんだか、本話は作者の愚痴で終わった感じがするんですけど、これでいいんでしょーか?
……そうですか、趣味だからいいんですか、そんなこと言ってると手痛いしっぺ返しが確実に来るんじゃないかな?
いつぞやの『よくある物語』を書くための気力が消失したあの事件がこっちで起こっても知らないんだからね!
延々書いたつもりなのに、せしるきゅんとあんりきゅんが会話できませんでした……。
なので、本話は.5話ですお!
ここまでお読みくださり、ありがとうございます。
移動中は、とにかく鞄が重かったです。
……移動時の執筆用にもっと軽いの……お金ないって。
次話投稿は、5/12(土)です。
えっと、イリアさんも(ちょっとだけ)出てきます。
ですがその前に、作者のうっぷんが爆破されるみたいです。
ですが、次回は少しは進行するようですので、第32話なのですよ。
追記:第33話で本章が締まります。
な、長かった。次話までは悪ノリが多く、一部お見苦しいかもしれませぬが、第33話は締めの話なので私の中では物語として動いた気がします。で、本話更新後、ブクマが出入りしております。良くも悪くも悪ノリが多いから……
ともかく、ブクマ、評価を頂いた方には感謝の念を。ブクマを解除して去られる方にも感謝の念を。一時でも興味を持っていただけたということですので。……そこ、強がりって言うなああ
※若干、後書きを書き換えました。




