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エルフに転生した俺は今度こそ快適に暮らしたい  作者: 坂巻大樹
セシルにきゅんは、駄目だと思う
30/54

第29話 平和って、よくよく考えたら退屈だ

し、新展開なんですか?

なんか違うような気がするんですが……



 なんだか、強引に話の腰が折られた気がしないでもないけど、ともかくルミフェナさんはお仕事で森の北側に向かってしまった。

 ついさっき、理奈にもえむぴーを吸われた所だし、どなどなを再開されちゃうんだろーなー。

 と思ってたんですけど、何だか大分日が傾いてますね?

 いろいろあったからなあ。


「にゃー、本来にゃら、そろそろクリスタパラストに着いてもよかったにゃが……いろいろあったからにゃ、無理はしない方がいいにゃよ」

「ということは?」

「少し早いにゃけど、今日はここで野営するにゃよ」

「じゃあ、理奈どうします?」

「……軽装モードじゃにゃいと、索敵機能が有効じゃにゃいからにゃー、残念にゃが、このままを維持ということになるにゃよ」


(ふにゃー、ちょっと期待させておきながら、お預けなのれふよー)


「やっぱり、そうなりますよね。やめといた方がいいですよね」


 基本パジャマモードでも大概だと言うのに、簡易戦闘すくみずモードなんてものを見られたら、ヤバいに決まってるよ。

 でも、そしたら夜の見張りはどうするんだろ?

 ぼく、こう言うの分からないままなんですけど……


「でも、夜の見張り当番どうしましょう?ぼく、まだそんなのよく分からないんです」

「にゃねー、仕方にゃいにゃ。一昨日、昨日と連続引き続きで悪いにゃが、イリアっちにお願いするしかにゃいにゃ」

「という訳で、マスターに呼ばれ、参上した……のだが、ああ、分かっている。この面々では私が夜の警戒当番をしなければならないのは当然だからな。だが、マスターに召喚されるのが夜の見張り当番ばかりというのもいかばかりか寂しい」


 え?ち、ちょっと、もしかしてイリアさんの好感度が下がってる?

 精霊の好感度が下がるとやばいんじゃないのか?

 この手のゲームだと隠しステータスで好感度って言うのがあって、規定値を下回るとボーナスとかが失われてしまったり、召喚に応じなくなったりするんじゃないのかな?

 ……たしか、ワールドアナウンスで好感度って言葉聞いた気がするし、……したよね?

 まあいいかな。

 ぼくの場合はきっちりと耳吸われてたら好感度下がらないだろうし。


(ぷんぷん、理奈をそれだけの女のように言わないでほしいのれふ!)


 でも、ぼくの耳、大好物なんでしょ?


(そ、それは否定できないのれふ)


「で、でも、イリアさんが召喚されないといけないような戦闘って、さすがにそうは起こらないと思いますよ。それだけ世界が平和ってことで、許してもらえませんか?」

「許すとか許さないとかというのはよく分からないんだが、……この世界に平和という言葉はないぞ?」

「え?」

「この世界はモンスターが溢れている。それに、野心を持った者も多くいる。平和とは程遠いな……そうでなければ、私の存在意義そのものが無くなる。平和、それは、(戦乙女)が消滅すると言うことだ。そして、私はこうして存在している。それがこの世界の答えだよ」

「イリアっち、若干長台詞じゃないのかにゃ?」

「マスター、すまない。だが、アンリにはそれぐらいは認識してほしかったんだ」

「確かにそうだにゃ。でにゃいと、この世界は面白くなくにゃるからにゃ、この世界が続く限り、平和にはならにゃいにゃよ」



  <検索しました。『ルール改変:平和にする』に必要なボーナスポイントは0ポイントでした>



 あれ?会話の途中でヘルプさんが仕事したよ?

 ルール改変の必要ボーナスポイント検索なんだけど、嘘だろ?

 0ポイントで出来ちゃうの?

 ば、バグ?

 すでに平和だって認識?

 ……それはない。

 平和であれば、イリアさん(ヴァルキリー)は存在しないのだから。



  『ボーナスポイントを0ポイント消費して、平和にしますか? /N』



 メッセージがバグっていた。

 そっか、ボーナスポイントは最低でも1ポイント消費しないといけないから、0ポイントを消費すると言うコードは不成立になるんだね。

 神の干渉能力を数値化してるのだがら、0ポイントだとそもそも干渉していないと言うことになっちゃう。

 あー、びっくりした。

 『――』『いいえ』が並んでいたので、いいえに触れてメッセージを消去しておく。

 なかなか一筋縄じゃいかないね。

 ぼくはただ快適に暮らせればいいんだけど、うん、世界が平和であっても快適に暮らせるかどうかは分からないんだし、逆に、世界が平和で無くたって快適に暮らすことはできるんだろう。

 だって、今この瞬間だって、贅を尽くした生活をしている者は世界のあちこちでいるだろうしね。

 だから、この世界を平和にする必要はない。

 ないけど、……うーん、ちょっとは何かしないといけないかな?

 だって、快適にするための元手がないんだもの。


「そうですよね。この世界に平和を求めちゃいけないんですよね」

「分かってるのであればいいんだ」

「にゃね。物語のエピローグとかにゃら、世界は平和ににゃりましたとか書くにゃろうけどにゃ、世界のエピローグってそもそもなんにゃのか」

「世界の黄昏、ですよね。それって、世界の終わりじゃないですか」

「にゃよ。だからにゃ、この世界に関する物語で安易に平和になりましたとか書いちゃいけないのにゃよ。そう書いた瞬間、その地域はこの世界の地図から消滅するにゃ」

「しょ、消滅ですか……」

「そうにゃ。作者がその地域への干渉をやめる宣言と同じなのにゃ。にゃから、事実上その地域が無くなると同じ意味なのにゃ。……」


 うん、ちょっと危ないこと考えちゃった。

 たしかに、物語って、終わっちゃうよね。

 そして、その世界は閉じちゃうよね。

 が、外伝?

 ……人気が出ればそうなるんだろうけど、人によっちゃ蛇足。


 平和にならなくても、打ち切りで消滅するって?

 …………あはははは……

 それはどこの世界でも一緒。

 素人作家とか、超売れっ子にわか作家とかに多いよね。

 素人作家の場合は、マーケットマターで。

 にわか作家の場合は、本人マター(ネタ切れ・わがまま)で。

 そんでもって、数年後とかにハードカバーとか、出版社とか変えて再販して、それで更にむしり取って期待させた揚句、やっぱり再開しないとか。



  <毒電波を再度受信しました。クリーンアップを試みます>



   ……や、やめろー……

   ……あ、とか……

   ざ、ざざー



  <毒電波を消去いたしました>



 はっ、ぼく、何呟いてたんだろ。

 まあいいや。ろくでもないことだろうし、この作者って結構鬱憤たまってるみたいだからなあ。

 うん、これ以上はやめとこ。

 ……まあ、なろうに投稿してるからいいよね。

 あっちじゃないから。


 つーか、うん、主眼が変わってた。

 この世界の賞味期限的な意味の話だったのに、なに、違う話になったんだろ。


 ということでミッションウィンドウオープンですよ。



  <お勧めミッション:現在はありません>



 うーん、やっぱりこの状況だとなかなかミッションに繋がる話はないのかな?

 ボーナスポイント稼ぎたいと言うのあるんですけど。



  <検索しました。近い将来この地域でミッションが発生する見込みです。まだ発生しておりませんので内容は検索できませんでした>



 おっと、何か起こるってことかな?

 ちょっと楽しみだけど、不安の方が高いよ。

 じゃあ、話を戻してっと。


「じゃあ、この世界で『消えた』地域ってあるんですか?」

「もちろん、あるにゃよ。例えば、一時期ずっとぴぴぴぴぴーーーーーーーーーと言う噂があったにゃが、ある時期を境に亡くなったにゃよ」

「へー」

「それはにゃ、ぴーーーーーーー」

「え?」



  <放送コードに抵触したため、発言内容が取り消されました>



「えっと、ソルお姉ちゃん?その話題、NGなんで」

「にゃーー、言論に自由はにゃいのか!」

「……駄目な物はダメ、だそうです。べつに、ぼくもこれぐらいならいいかなって思ったんですけど、自主規制かけちゃったみたいですね」

「ぎゃくに、その方が読者が勝手にいろんな想像が出来ていいのかもしれないにゃ」


 そっかなあ?

 けっこう限定しちゃってるような気もするんだけど、うーん。

 ……何書いても危険がするような今日この頃、皆さんはどうしますでしょーか?

 打ち切ればいいって?

 この物語をですか?

 またまたぁ~

 悪い冗談デスヨ。


「ぼくたち、何の話をしていたんでしょーか?」

「ああ、すまなかった。発端は私の存在に関する自虐ネタだったか。だか、私のような戦うことしか能のない連中が生きている、生きている必要がある……その中に面白み……ハラハラドキドキ感があるってことを分かっておいてほしかったんだ」

「ソルとしてもイリアっちがいなくなるのは困るにゃから、あんりきゅんにはこの世界の魅力を失わないで、その上でもっときらきらとしたいい世界にしてもらいたいのにゃよ」

「重いです……」

「気にすることはないにゃよ。時間はたっぷりあるにゃからな。……まあ、私が生きている間に達成しなくてもいい。君が死ぬまでに達成さえすればいいからな」


 口調変えないでください。怖いです。

 つーかですね?僕よりも先に死ぬお姉ちゃんというのを全く想像できないんですが。



  <ハーフエルフには寿命があります。アンリに寿命はありませんよ?>



 確かにそうだったよ。何だか最初の方でぼくは永遠のショタエルフだって言い切られちゃったんだよね。

 でも、そうなると……お姉ちゃん、許してくれるのか?

 や、やだ。そんなの、気付かれたらぼく、嫉妬に狂ったお姉ちゃんに殺されちゃう。

 殺される以外に足を洗えないじゃないかあ。



  <検索しましたが、ソルフェリノがそんなに鬼畜であるという記述はありませんでした>


  <その上でですが、そもそもアンリが殺された場合においてもワールドリセットがかかるだけだと推察いたします>



 そ、そうなの?

 じゃあ、ぼく、無間地獄なの?



  <楽しめばいいだけですよ?>



 そうだね……って、楽しめるかどうか不安なんですよ。



  <楽しめるようにするのが、あなたの役目です>



 うがーーー!

 それが堂々巡りなんだよう。


「にゃら、まずは今日の夕食の準備をお願いするにゃね」

「え?」

「だって、ここで野営するにゃからして、あんりきゅんには食事当番をお願いするにゃ!」


 ……作者、さっき、この展開忘れて余計なこと書いたよね?



★★★★★★



   ご、ごめんなさい。

   瞬間的に忘れてしまったんです。

   で、余計なこと書いちゃいましたけど、

   例によって削除しないんで、

   それでお願いするっすよ。



★★★★★★



 はあ、うん、いいよ。ぼく、食事の用意するから。

 昨日と同じようにいんべん……じゃなかった、マジックバッグに収納されている食糧を使って、料理作りますよー。調理道具とかもあるし、スキルもあるからおいしい物作れることは分かってるから。

 ちなみに、すっ飛んでおりましたが、昨日は僕が夕食を作ったりしてたんですよ?

 さすがに、すぐに食べられる消え物ではなく、食料を出してきての調理をしていたんだってば。

 ……料理メインじゃないから、昨日の調理なんてものは折りたたまれてしまったわけだし、こうだってもうこれで記述おしまい。単純においしい男の料理を作りました、まる。で終わっちゃいますですよ。

 で、


「あふん」


 だけ、差し込んでその日の夜は更けていったのです。

 さて、この夜、ぼくは何回あふんと言ったでしょーか?



******



「あの……そのだな、中々にアンリの寝相は面白かったぞ?定期的にびくびくっ!とはねたりくねったりしながら、うあっ……とか、んぁう……とか、いろいろ楽しませてもらった」

「イリアっちだけずるいにゃーーー、ソルも見たかったにゃーー」

「マスターもなかなか……」

「おっとっとにゃ。その話題はブーメランだったにゃか……にゃが、次はソルが不眠番をするにゃで。そしたら、あんりきゅんのあんな痴態やこんな痴態が鑑賞し放題にゃのにゃ!」

「……次があるのか?」

「に゛ゃーーー、6話ほど前に1日棒に振ったにょが、こんな所で効いてくるにゃんてまじでまずったにゃーーー、この作者いけずすぎるのにゃーーー」



  <マップ検索を行いました。クリスタパラストまであと10kmです。今日の夕方には目的地に到着する見込みです>



 お姉ちゃんが絶叫しているけど、まあ、気にしては負けなんで、さっきのイリアさんの話の確認。


「じゃあ、ぼく、寝ている間は『あふん』とは……」

「そうだな、『あふん』ではなかったな」

「じゃあ、1回も言ってなか……んぁ……あふう……」


 で、結果、正解は0回でした。

 で、確認の最中なのに朝っぱらから吸われましたが、あふんじゃなかったです。

 今日はどうも理奈のリクエストは、ねちっこい方向みたいです。

 ……そうなのね、毎日同じだと飽きるから、バリエーション持たせるんですね……

 こんな所で工夫しなくてもいーじゃないかよう。


「うがーー、仕方ないにゃ。ということでにゃ、あんりきゅんと出会って6日目になったにゃね。どう考えても、今日にはクリスタパラストに入城してしまうにゃよ!」


 うん、お姉ちゃんが6日目なんて若干説明くさい台詞を言うなんて……そんなに悔しかったの?

 さすがに、ここからさらに入城が1日遅れるような事件は起こらないよね?


***


 ともかく、森の中の行軍を再開してもうお昼前になりました。


「うにゃー、チャンスだったのを把握できてなかったにゃー」

「えっと、そんなにぼくの痴態を見たいんですか?」

「しょたえるふのもだえる姿、しかも寝ていて無意識の、ハアハア、もち、もうこんなの、女子一同の大好物に決まってるのでござる!!」


 だめだ。お姉ちゃんがオタ語尾になっちゃった。

 女の子がござるはよくないと思うんですけど。

 それでも、1時間に1回のペースで……んあ……とか言ってますよ?


「そろそろ、スキップモードに突入するにゃよ。何もないのに悶えるショタエルフを目撃されるのは絶対に避けにゃいといけにゃい!」

「り、了解です。ここから、おっけー出るまでスキップモードでお願いするけど、大丈夫?」


(理奈、りょ~かいしたのれふよ。にゅふふー、おっけー出た瞬間がものすごく楽しみなのれふ!……で、注意事項なのれふが、スキップは23回までれふよ?丸1日経つと強制的に24時間分の吸精が発動するのれ、気を付けてね!お兄ちゃん!)


 うん、タイミングを忘れないようにしないと悲惨なことになりそうな気がする。


「おっけー出ました。これから最大24時間スキップ出来ます!」

「承知したにゃ。では、王城はもうすぐ見えてくるにゃから、覚悟するにゃよ!」

「わ、分かりました」


 で、この後王宮に辿り着いたのかって?

 その前に、王城の裏庭っぽい感じで少し森が開かれた場所があるんですよ?




ふにゃ。ここまで読んでくれてれふね、ありがとうございまふー

最近の展開が、なんか違うのれふよー

ワールドシステム論的な何かが投げっぱなしじゃーまんなのれふ。

本筋は!理奈の活躍は!どこ行った!!なのれふよー


……えっと、ブクマ、評価ありがとうなのれふ。作者のやる気につながってるのれふね。

これからもよろしくお願いするのれふ―。


次回、王城の見えるところで何かやります。たぶん。

章タイトル付けるのはもう少し待ってね。次話を書いてみないとどういうタイトルにすればいいのか見えないのですよ。


次回は、4/14(土)の予定ではございますが、ネタ切れその他により間に合わないかもしれませぬ。

その場合は許してくだされ……。

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