第27話 みんな違って……違わないからこそみんないい。
いろいろと、眠い中書いていたらこういう話(?)になってしまいました。
うん、話にもなっていませんよね……
こまごまと書きなおしまくりまして、収拾がつかないまま時間切れでございます。
ソルフェリノの時は、ねぶるような犯すような視線と触感とその他もろもろを齎したのだが、
ルミフェナの時は、ひたすらに強烈な吐き気を齎していた。
……『鑑定』というスキルの使用による副作用だ。
ステータスをあぶり出すために、このスキルは体内をスキャンする。
そのため、その感覚に対する拒絶反応が出るのだが、個人差があることが分かった。
……そりゃ、最低でも2人に鑑定を行わないと、反応が違うってことは分からないよね。
『ルミフェナ=ワースソードの鑑定が終了いたしました。ステータス画面を開きます。幻影投射の水晶玉を使用すれば、ステータス画面を可視化できます』
名前:ルミフェナ=ワースソード
種族:エルフ
性別:女
年齢:96
器用:+3
敏捷:+3(行動順序:18)
知性:+3
筋力:+1(装備可能重量:6)
HP:9
MP:18
職業スキル:精霊魔術師3 狩人5 賢者2 戦士1
一般スキル:事務員4
称号:なし
英雄ポイント:36
ソルお姉ちゃんをお姉様と持ち上げている割には、ルミフェナさんの方がほぼ倍ぐらい生きているという不思議。
エルフとハーフエルフの成長速度の違いだとは思うんだけど、こうやってステータス画面で表示されると違和感満載だよね。
って、絶対に口に出して言っちゃいけないデスヨ。
確かにこのステータスなら一発で殺されることはないけど、ヤバいことになるのは目に見えてる。
スキル的にはソルフェリノの方が『お姉様』であって全くおかしくはない。
とまあ、ファーストインプレッションはここまでにしておいてですね、
久しぶりにステータス画面見ました。
で、皆さんだって思ったんじゃないかな?
あれっ?能力値4種類の値がすべて僕とおんなじじゃないかって。
……覚えてないって人も安心して下さい。
この後比較表出てきますんで。……スマホやケータイで表示が崩れるんじゃないかって気もしますが、それはそれ。
つまりは、能力値が能力値してないんじゃないかって?
最初は1桁から始まるけど、レベルアップと共にどんどん増えて行って、英雄クラスになれば数千も当たり前というような形の方が分かりやすいし、その方がキャラクターの育てがいがあるって?
育成ゲームだと確かに醍醐味なんだけど、世界として見たときに行為判定をどう処理したらいいのさ?能力値高ければ必ず成功、低ければ必ず失敗ってなっちゃうんじゃないのかな?だって、桁が変わってくるんだよ?
え?そう言うのはいっそのこと判定しなければいいって?
いやいや、行為判定を行わないって無茶ありすぎでしょ?
じゃあ、差分判定なり何なり工夫しろって?
……あ゛ー、でもそれ、考え方とか、計算式とか、計算方法がものすごく複雑になっていく奴でしょ。
桁が変わっちゃうぐらいだから、ただ単に差分取るぐらいじゃ意味がない。
それこそ、能力値のlog取ってから差分取ってそっから判定に持ち込むとか、それぐらいやらないとまともに判定にならないんじゃないかな?
……それは、複雑になってどう考えても処理落ちの未来しか見えません。手計算でログはとれません。
じゃあ、乱数要素の部分の桁を大きくする?例えば、乱数が100000~999999で生成するのであれば……それじゃあ、能力値の意味がほとんどなくなるよね。
うーん、補正値に基づいて判定結果表をシフトさせるとか?
いろいろやり方はありそうだけど、それってシステムを作ることに喜びを見出す類の輩の自己発電じゃないのかな?
……頭こんがらがってきましたね。
スキルだってもっと細分化させて多い方がいい?
さっぱりしすぎだって?
それに称号だって特定行動に対して付与するようなものの方がいいんじゃないかって?
ゲームとして見るのであれば、もっといろいろあった方がいいってのは分かりマス。
なんだか、最近のトレンドっぽいし、この世界を魅力的にしようとするのであれば有力な選択肢の一つにも見えてきますよ?
ファンタジー世界としても、現状だと拡張性が無いという悲しい未来しかないような気がすることもないのです。
売りとなるような派手派手しい職業になれるような程度のスキル拡張は必要だと言うことには同意なのですよ。
分かる、分かるんだけど、えーっと、作者さん?
ネット小説ばっかり読みすぎじゃないですかね?
しかも、どちらかというとVRMMOとか、最近のありがち系とか。
その方が話題が広がるしいろいろ深耕しやすいけど、管理できないんじゃないのかな?
それに、ステータスで完全丸裸って言うのもどうかなって思っちゃう。
スキル構成や称号でいい人か悪い人かってのが分かるのは、確かに分かりやすいかもしれないけど、管理社会の入口になってしまいそうで、何だか息苦しい感じがしちゃう。
……読む分にはその方が楽しいし面白いんだけどね。実在する世界のあり方としてはどうかなって思うのは、穿ち過ぎなんだろーか。
まとめ:このままじゃ拡張性が無い、でも、スキルや称号にがんじがらめにされれば管理社会になる。
行くも地獄、留まるも地獄って、じゃあどうすればこの世界が魅力ある世界になるのだろう?
それを考えるのがミッションだって?
分かってますよー?
でもですね、まだまだこの世界を見てないから、まずは見てみないことには判断付かないんです。
にしても、何だかここ最近そういう話題が多くないかい?
そろそろ字数稼ぎせずに次の展開すべきじゃないんだろーか。
……いわゆる引っ込みがつかなくなってしまったってやつですね?
そんな気がしてました。うん、先話ぐらいから。
さてさて、話を戻してルミフェナさんのステータスですが、何ともエルフっぽいステータスでございます。
……一般スキルとして事務員というものがあるのが涙を誘います。
職業スキルとしては、エルフのブラッドスキルの精霊魔術師がそれなりに伸びていて、森林管理組合の本領とも言うべき狩人が最も高いですね。賢者や戦士はおまけだけど、ショートソードを扱う場合は戦士スキルが必要になるので、あるとないとじゃ大違い。多分、この辺りのスキルは配属前の基礎訓練あたりでたたき込まれたんだろうなあ。その後は、管理組合でたたき上げといった所なんだろう。
ともかく、この仕事……森の管理者として、十分なスキルを持っていることが分かった所で、
うん、本当にどうするんだろうか?
鑑定が終わったので、どうやらルミフェナさんの不調も回復しているような感じだけど……
「ぅぁぁ……ひ、酷い目に遭いましたー」
「本当にすまなかったにゃ。よもやそう言う方向ににゃるとは思わなかったのにゃよ。ルミっちにはソルを責めてもかまわにゃい。お詫びの印に何か一つ希望を聞くにゃよ。……ちょっち、今すぐというのは勘弁してもらいたいにゃけど」
「それなら、考えておきますよー。忘れないでくださいねー」
「分かってるにゃよ。でだな、あんりきゅんよ、ルミっちのステータスはどうだったのかにゃ?きっちり鑑定できたかにゃ?」
「ええ、きっちり鑑定は出来ましたよ?でも、どうして……」
「じゃあ、ルミっちにも分かるように、ステータスを映し出してほしいにゃよ」
「え、ええ……って???分かりましたけど、意味が分からないんじゃないですか?」
「それは、ソルが説明するにゃからして、そうしないとルミっちを鑑定した意味がにゃいにゃよ?」
「たしかに、そうですけど、じゃあ、出しますよ」
この世界の住人にステータスを出した所で、今まで無縁だったのに理解できるとは思えないんだけど、そこんところはどうなんだろうか?
疑念は尽きないけど、やってみないとお姉ちゃんに怒られちゃう。
それに、誰にだって、初めてはある。
それに、世界にとってもどこかで初めてというのはあるんだから、先陣をどこかで切らないといけない……
……じゃないよね?
本当は、ルール改変でそう言う概念を導入するんだから、こう言うことをする必要はないんだよ。
ルール改変時のお約束は、ある日、突然世界の法則が変わっていること。
そして、それがあたかも最初から存在していたかのようなふるまいをすること。
ならば、ルール改変前にそう言う概念を導入する意味はないんじゃなかろーか。
でも、必要ポイント数を考えると、それが何十年先になるか分からないのだから、今この場では必要だっていうのも、分からないことはないよ?
ということで、d…………
「ルミっちのステータスだけじゃ意味にゃいから、ソルとアンリきゅんのステータスも同時に出しちゃってなのなにょ」
「う、嘘だ……そんなことしたらひどいことになりませんか?」
「ルミっちなら問題にゃーよ。これでも、ソルとルミっちの付き合いにゃがいから、ソルがとんでもないことぐらい彼女把握してるにゃからして」
「ま、まあ、ソルお姉様がすごいのは分かってますからー。あんりきゅんさんはお姉様に言われた通りしておいてくださいねー」
あ、あんりきゅんさんって、ねえ?
じゃあ、だすよ?
これ、ケータイ表示とかじゃまともに表示されないんじゃないかな?
名前: ルミフェナ ソルフェリノ アンリ
種族: エルフ ハーフエルフ エルフ
性別: 女 女 男
年齢: ※※ ※※ 22
器用: +3 +4 +3
敏捷: +3 +4 +3
※行動順序: 18 24 20
知性: +3 +4 +3
筋力: +1 +3 +1
※装備可能重量: 6 18 8
ヒットポイント: 9 18 12
マジックポイント:18 22 32
職業スキル:
戦士 1 5 1
職業盗賊 - 6 -
狩人 5 2 1
真言魔術師 - 10 3
精霊魔術師 3 8 3
信仰魔術師 - 8 -
呪術詩人 - 9 -
賢者 2 (10) 5
一般スキル:
事務員4 いろいろ5 料理、解体3
注:表示ズレ対策のため、HPはヒットポイント、MPはマジックポイントと記載しております。ぺこり。
ぼく以外、年齢は非公開とさせていただきました。
さすがに、そういうデリケートな部分は伏せないと血の雨が降るのですよ。
「えっと、これがここにいる3人のステータスになりますけど、ルミフェナさん、意味、分からないですよね?」
「その前に、これどーやって私たちの目の前に映されているのですかー?なかなかに興味深いですねー。真言魔法の幻術ですかー?」
「ぼく、レベル足りてないのでイリュージョンは使えないですよ。マジックアイテムの効果です」
「へー、便利なマジックアイテム持ってるんだねー。……迷子なのに」
「(あわあわ)」
「にゃー、それはにゃー、ソルの所持品をあんりきゅんに貸しているだけにゃからして」
「お姉様が貸しているのですかー?」
「ちょーっちあんりきゅん特殊なスキル持ってるにゃので、ちょうどこのアイテムと相性が良かったにゃ。ともかく、見てみるにゃよ」
つい正直に答えてしまったけど、よく考えたら地雷だった。危険があぶないよ……
案の定、すこーし、ルミフェナさんに疑われてしまったけど、どうにかソルお姉ちゃんがごまかしてくれた。
……でも、このアイテム、そう言う出自じゃないからね?
しかも、いつの間にかステータス投射ができるようになってたけど、本来は立体姿見以外には使わせねーよなどと説明書きがあった気がするんですけど。
<ステータス情報はいわばキャラクターデータそのものですので、ステータス情報=本人ということでいいのではないかとの検索結果でした。明らかに苦しい言い訳となっておりますが、『おまけ』での実績をそのまま持ち込んだ結果となっております。……おまけは本編じゃなかったのでは?>
ヘルプさんも疑問を呈してるんですけど、それ以上突っ込んでも何も出ないので続き。
うん、この水晶玉はぼくのコスプレチェックの必需品なんだから、絶対に渡さないよ。
(別にこんなアイテムいらにゃいにゃ。安心するにゃ!)
失礼しました。
「なんだか数字がたくさん並んでますねー。なんです?これ」
「これがにゃ、ソルたちの強さを表しているにゃよ」
「たったこれだけで分かるんですかー?」
「そうらしいにゃ。特にいわゆる戦闘系のデータはこれで丸裸にゃよ」
あ、補足しとくとですね、このステータスは所持アイテムや装備品の補正は含んでないのですよ。
戦闘時は、このベースステータスに装備品の補正と乱数要素が入るので気が抜けないのです。
さすがに装備品による補正が無いと言うのは、致命的過ぎるからねっ
「へー……で、さすがお姉様です。私たちと全く値が違いますー」
「にゃはは。それほどでもあるにゃよ」
「でも、お姉様の傍にいる迷子と私の能力値が一緒って言うのはどういうことなのでしょーか?私、やっぱり弱いんですか?この仕事向いてないんですかねー」
「ち、ち、ちがうにゃ!それはまったくちがうにゃから、絶対にそんなこと思っちゃだめにゃのよ!」
「お、おおう?」
「そうなんですよ。能力値というのは、各人の素質を大雑把に数値化してるんです。生まれた瞬間に固定化されるので、ぼくとルミフェナさんが一緒というのは気にしなくてもいいですから」
「そーなのですかー」
「ちなみに、能力値は+2が人並なので、種族特性的に筋力が無い以外は、全部人並より優れているんです」
「えへへー」
<ルミフェナの能力値は、エルフとしての種族平均値となっております>
ヘルプさん、余計なこと言うんじゃないよ。
うん。ぼくの口から出てないからセーフだねっと。
<補足いたしますと、未成熟及び老化ペナルティーというものも存在いたしますが、現在登場しておりますキャラクターにおいて当該ペナルティーを受ける者はおりません>
そう言うのもあるんですね?
そりゃ、赤ちゃんやよぼよぼのおじいさんなら、一部の能力値は補正が掛かってないとおかしい。
って、ぼく、ペナルティーないんだ。
<本来、エルフは幼少期の成長速度も通常の人の5分の1程度となりますが、さすがに人間として4歳というのはあんまりでしたので、エルフとしては60歳程度の外見に調整しております。そのため、ペナルティーもぎりぎり回避となりました>
それはそれはすみませんでした。
って、じゃあ年齢欄60にしとけばよかったんじゃ?
……うん、それはぼく自身がショックを受けてたと思うから、これでよかったと思っとくのです。
「それで、私、ソルお姉様よりも狩人だけはレベルが高いですー。やったー」
「そうなのにゃ。森の管理者と言えば狩人なのにゃ。そして、ルミっちはその狩人スキルが高いのにゃ。つまり、ルミっちは一所懸命仕事して、十分にこの森の管理を出来るだけのスキルを身につけたのにゃ。だから自信を持ってもいいのにゃよ」
「私のレベルって、自慢してもいいレベルなんでしょーか」
「5レベルあれば十分に玄人はだしなので、文句を言われるような筋合いはないと思います。……隣にいる人がぶっ飛んでいるだけですんで」
「にゃにーー」
「10レベルがヒト型種族最強なので。魔術系スキルが軒並みあり得ないレベルなんで」
「そう言えば、ソルお姉様、いろんなところからオファー受けてますもんねー。けっこう蹴ってらっしゃいますけどー」
「にゃー、そんなことどうでもいいにゃー!!!」
ここまでお読みくださり、……本当にすみません。
次の展開も考えてはあるんですけど、今度こそ進むのかなぁ……でも、本話の最後がああなっちゃってますので、まだなんか続きそうな感じもするしどうなるんでしょう?
次話投稿は、3/31(土)を予定しています。
自転車操業のため、書けなかったらごめんなさい。
3/31修正:ヘルプさんに使用するかっこを間違っていたため修正




