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エルフに転生した俺は今度こそ快適に暮らしたい  作者: 坂巻大樹
さすがにふよふよしてるのってまずくね?
22/54

第21話 理奈との絆を繋ぐもの……呪われアイテムで装備解除できないだと?

よもやそういう方向になるとは、作者も書いてみるまで分からなかったっす。



 案その3

 携帯電……


「没なのれふ」

「没だな」

「没だにゃ!」


 それだけで駄目ですか、そうですか。


「訳が分からないにゃ!時代遅れにゃよ」

「だな。神様のオーダーにもそぐわない」


 じ、じゃあ、スマホとかは……



  <スマホは作者がその使用方法を全く分かっていないので端から案に含まれません>



 うわあ、ひどい、酷いよ。

 まあ、スマホを絡ませた異世界転移物ってたくさんあるし、有名どころがあるからやっても意味ないんだけどね。

 そもそも、ウィンドウシステム関連、マップ機能に検索、ピン止めなどなど、まあ、なんだ、スマホじゃね?っと言った感のシステムが出来上がっちゃってるし、インパクトに欠けるよね。

 で何ですけど、なんだか、ものすごく後戻りしたような気がしたんですが、気のせいでしょーか?



  <気のせいではありません。ケータイ絡みの派生部分が全没となっています。一気に一〇〇〇字程度は後戻りしました>



 あー、やっぱりか。

 何が、載せるだよ?

 やっぱり自分自身の恥部をさらすのはやめたな?へたれめ。



★★★★★★



   へたれでけっこうでございます。

   危ない橋は渡りたくありませぬでございますれば。



★★★★★★



 困ったなあ。

 理奈を隔離するための方策が見当たらない。


「かくりなんて不穏当なのれふ!!!」

「でも、結局の所はそうだろう?必要な時以外は出てこないのが精霊と言うものだ。あきらめろ」

「いやーなのれふよ。理奈、お兄ちゃんとずーっと一緒にいるのれふ!」

「こまったにゃー。作者が妙案を思いついていないのがより困った事態にゃー」

「でも、ぼく、夢に見た未来では、理奈を隔離空間から呼んでましたよね?」

「何の話かにゃ?」

「……夢に見たのはアンリだけだろう?私たちもさも同じ夢を見たかのように会話されても困るのだが」

「す、すみません」


 もう、何が何だか分からなくなってきた。

 うん、作者が混乱してきたような感じがひしひしと伝わってくるよ。

 もう一つの方ばっかりにかまけているから、こっちの展開どうするか忘れちゃうんじゃね?

 でも、確かに、未来ではきっちりと理奈を向こう側から呼びだしてブレイブシューターになってたんだよなー。

 うん、イリアさんもそのことには注目してくれたようだ。


「だが、アンリが夢で見たという未来では理奈を隔離することに成功していたのだろう?」

「だ・か・ら・か・く・り・な・ん・て、言っちゃやーなのれふよ!!!」

「……理奈はアンリの言葉はスルーするんだな?」

「なんのことれふかー」

「まあ、いいさ。……で、急に思いついたのだが、アンリよ?少し痛いのを我慢できるか?」

「え?」

「なんなのれふか?」

「にゃー、イリア、何を企む気なのかにゃ?」

「呪われたアイテムを装備してみる、と言うのはどうだ?」

「な、何言ってるんですか!イリアさん!ぼく、痛いの嫌ですし、の、呪われたアイテムなんて……」

「にゃにゃー、そっか、うーん、イリアもいいこと思いつくもんだにゃ」


 イリアさんがにやりと笑っている。

 くーるびゅーてーな戦乙女がそんな表情をするとなんだかものすごく怖いです。

 その表情に何か感じ取ったのか、ソルお姉ちゃんまでにやにやしてきた。

 やだ。この感じ、ぼく、追いつめられてる。

 呪いのアイテムなんて、ぼく、快適に暮らしたいのに、正反対すぎる。


耳に装備(・・・・)する、吸精の(・・・)ピアスとかがお勧めなんだが」

「おおー!常にはむはむしてもいいのれふね!」

「なるほどにゃ。確かに、デメリットしかないマジックアイテムにゃね。呪われたアイテムにゃよ」

「吸精される量を最低限にしておけば、アンリが行動不能に陥ることもないだろう?そして、その分に関わることなら少しぐらいは見逃してもいい……のではないか?マスターよ」

「にゃーね。あんりきゅんにデメリットしかないアイテムを装備してもらうのにゃから、その分、あんりきゅんがちょっとばかしこの世界のルールを逸脱しても目をつぶるにゃよ?」

「あー、つまり、MPブーストは少しだけ認めてくれるってことでいいの?」

「何のことかは分からにゃいが、お目こぼしできる範囲なら問題にゃいにゃよ?」


 うーん、悩みどころ。

 じゃないよね。

 悩まず行けよ、行けば分かるさ、バカヤロー。

 って感じだよね。


「えっと、その、吸精されちゃうピアスって、もうあるんですか?」

「……そんなもの、あるわけないだろう?でも、そこに理奈がいるな?」

「ふえ?ふにゅ?ふにー。これでいいれふか?」


 どう聞いても掛け声には聞こえない声を出して、理奈が一対のピアスを実体化させた。

 デザインはそのまんまだ。

 白を基調にメタリックブルーの象徴の紋章トライアングルドライブがマーキングされた、うん、けっこう大きな……ピアスじゃないね、イヤーガードだな。ただ、尖っていないので、えるふ耳の根元部分がガードされる感じ。



  <勇気の源の(はむはむされる)耳あて>

  ・アンリ専用の呪われたマジックアイテム

  ・一時間毎にMPを1点必ず(・・)吸い取られます(吸収されたMPは、エク

   セリナのストックMPに変換されます。レートは1:1です。なお、

   超過分はエクセリナのパワーアップに使用されます)

  ・なお、1時間毎の吸精をスキップして12時間毎に12点、24

   時間毎に24点の吸収にすることも可能ですが、その分、はむはむ

   むにむに強度が上昇します(スキップの上限は24時間です。なお、

   吸精時にMPが不足していた場合は、ボーナスポイントの使用による

   強制MP回復の上で規定量の吸精を行います)

  ・理奈が実体化もしくは通常モードでふよふよしている間は吸精機能

   の停止及び非実体化を実行可能ですが、自然蒸発分のケア等は別途

   必要になります。エクセリナ退避モード時は吸精機能が常時稼働し、

   耳あての非実体化もできません。(装備解除、譲渡、破棄不可)

  ・装備時の特典として、装備中はえるふ耳から水が入らなくなります。

   これで、潜水時の防水対策もバッチリ!もちろん、えるふ耳の集音

   機能やセンサ機能は阻害しません!



 きらきらした目でぼくのことを見つめる妹。

 そ、そんなに、これ、自信作なのかな?


「四の五の言わずに、まずは装備してみるにゃよ!」

「や、やめてぇ……ら、らんぼうはらめぇ……」

「むう。若干違和感があるが、まだ、ましなのか?」

「そんなにエキセントリックな感じじゃにゃいにゃよ。にゃ。まじかるあーむず(魔法戦姫)とか、超戦乙女風に比べたら、おーるおっけーなのにゃよ」

「やったのれふよ。これで、いつでもはむはむできるのれふよ。そーれ、むにむに」

「あ……あふっ……これ、す、すごい……た、たしかに、ら、らめられれふ……ら、らめぇぇ……」


 この感覚、おなじみ。

 ものの数秒で、もう膝立ちになっちゃってる。

 すごい。

 ずっと、理奈を感じている。

 ちからが、抜けてく……。



『ボーナスポイントを2点消費して、MPを+12しますか?Y/N』



 さて、このイヤーガード、1日で24点吸ってしまう仕様となっている。

 今のぼくの最大MPは20点しかない。

 15分で1点回復するので問題ないっちゃないんだけど、吸精スキップ24時間の場合、一気に24点も吸われてしまうのだ。うん、完全に足りてない。

 なので、ソルお姉ちゃん辺りからもこの吸精に対しての予防線を張るのは問題ないとの許可もらったし、エルフの種族範囲からは外れてしまうけど、MPブーストだけはしておくべきだろう。

 と言うか、この状態は確実にまずい。

 1時間に1回、かるーくあふ~んしちゃうのって、時には致命的になりかねない場面もあるだろう。

 そんな時は絶対に吸精スキップをしちゃうのだ。

 で、一気に吸われちゃうのだ。

 た、楽しみとかそんなんじゃないんだからね!

 ぼくのからだ、どうなっちゃうの?どきどき、なんて、これっぽっちもかんがえてないんだからねっ!


 そんな楽しみのためにも、きっちりとしないとだめなのです。


 『はい』を選択した。



『ボーナスポイントを2点消費して、MP最大値を+12し、32としました。同時に、MPを全回復しました。2回分の全回復のうち、1回分をインターセプトされました』



 はいい?



  <エクセリナのストックMPはフルチャージされています>

  <余剰MPがBPに変換されました>

  <エクセリナはBPを10ポイント獲得しました>

  <エクセリナの戦士スキルが4レベルに上昇しました>

  <エクセリナの精霊魔術師スキルが5レベルに上昇しました>

  <エクセリナのユニットレベルが4レベルに上昇しました>

  <エクセリナのBPは0になりました>



「ふにゃ!理奈、ぱわーあっぷ、だよ!お兄ちゃん!ありがとーー」


 ちなみに、一瞬のことだったので何か(・・)を感じる暇はなかった。

 うん、一瞬、どこか遠くに行っちゃった気もしないでもないんだけど、それはそれ。

 今まではむにむにとえるふ耳の先っちょを舐められるだけだったのが、どうやら、ぬちゃっと、えるふ耳のより内っ側に入り込んで来るような気がしたのも一瞬。

 より、体の芯に近い所を蹂躙される。

 ぞくぞくぞくっとしたのは幻覚だったのか?


「うーん、理奈っちがやばいことになりそうだにゃ」

「……同感だ」

「す、すぐに限界突破、しちゃうの?」

「ふえ?」

「この成長速度は反則にゃよ。ソルの存在意義が、ヤヴァイ!にゃ……」



  <ストックMP→BP変換ルール>

  ・過剰吸収は、勇気の源の耳あて経由の吸精に限り発生します。

  ・今回のようなMP多重強制回復時以外はインターセプトは発生し

   ません。

  ・過剰MPは、ユニットレベルと同じだけ蓄積されると1BPに変換さ

   れます。



 ん?これって、実はそんなに気にしなくてもいいんじゃなかろうか。

 だって、ユニットレベルが上がれば上がるほど、BPへの変換効率は落ちるよね?

 それに、今までのエクセリナのBP消費パターンからアルゴリズムを推測すると、BPは取得したらストックせずに必ず消費する、となるよね。

 だから、ほとんどの場合はずっと1BPのユニットレベルの上昇に回る。

 職業スキルの上昇はまとまって入手した時だけになるだろう。

 ユニットレベルでは、HPとMPとストックMPの最大値が上昇するだけっぽいので、表面上は強くならない。

 ……で、あってるよね?


「ま、まあ、それなら、いちようソルも安心にゃよ」

「そうだな。アンリの負担が増すだけだから、問題はないな」

「理奈、どんどん吸えるのでふよー?」

「ふえっ、そ、それ、ぼく、常に……なの?」

「おいおい分かるにゃ」

「だな。やってみなければわからないからな」

「そ、そんなあ」


 居てもいい間は、積極的にふよふよさせておかないと、ぼく、中毒になっちゃう。

 そんなの、考えたくない。

 むにむに依存症?そんなバカな!

 でも、この耳あて、大きいよね。


「にしても、それでも目立つにゃよ」

「ああ、横に理奈が浮いているのに比べれば雲泥の差ではあるんだが、デザインがっぽくないからな。不自然さは残っている」

「……兜とか被って隠します?」

「兜被ったままお偉いさんの前に出るのはマナー違反だにゃ。必ず、脱げと命令されるにゃ。で、脱いだらついてましたってのは、余計に印象が悪くなるにゃよ」

「こ、困った」

「ふえ?ちっちゃくできるのれふよ」

「「「あー?」」」

「基本デフォルトれふけど、チャージ量に応じてちっちゃくもできるれふ。こんな感じなのれふよ?」


 理奈のセリフに合わせて、イヤーマフのような大きさだったイヤーガードが、補聴器並の大きさにまで小さくなった。これなら、勇気の源の耳あてじゃなくて、勇気のピアスと言ってもいいぐらいだね。

 うん、これならワンポイントって感じで、目立たない。

 でも、ストックMPが無いと小さくならないなんて、作為的なものを感じるよ。


「えっと、これって、どういう基準?」

「ストック満タンなら、普通のピアスぐらいにまで小さくできるのれふよ。逆に、ストックが無い場合は、さっきの握りこぶし大のデフォルトの大きさから変更はできないれふ。ちなみに、ある程度大きくないと耳栓の役割は果たさないのれふよ?」


 耳栓の話はいいから。

 でも、これ、縮小率に関しては高次関数的な補正と言うオチじゃなかろうか?

 中途半端なストック状態だとほとんどちっちゃくできないという。


「これぐらいの大きさなら、アクセサリーで問題ないにゃね」

「ああ、ところで理奈は今の状態なら退避モードを選択できるのだろう?どういう感じになるのだ?」

「退避モードれふか?じゃあ、理奈、お部屋に戻ってるねー」


 かちゃりと、

 何もないのに、ドアノブを回して自分の部屋へと帰って行ったよ。

 うん、何か向こう側にパステルピンクを基調とした部屋が一瞬見えた。

 あ、テレビとか見えちゃったぞ?

 うん、愛用の枕も持って行ったね。

 で、確かに、理奈、いなくなったけど。

 どうしてだろう?もやもやする。


(理奈に話しかけようと指向性を持って考えてくれたら、通じるのれふよ。ちなみに、話しかけ方に応じて再起動時のモードが変わるのれふよ)


 おっとっと。理奈、解説ありがとう。

 じゃあ、理奈、戻って来てちょ?


「ふにゃ。お兄ちゃんに呼ばれて出勤なのれふ」

「き、勤務……」

「待機モード中は、パジャマ姿が制服なのれふよ!」

「……そる、ついて行かなくてもいいにゃよにゃ」

「ああ、とりあえず放置だ。あれは、精霊の棲みかなんだから、我々の理解の及ばないものであっても許される」

「えーっと、もしもし?ソルお姉ちゃんにイリアさん、理奈のことについてはこれで解決したということでいーんでしょーか?」

「あんりきゅんェ……た、確かに解決したにゃけどにゃ、にゃんだけどにゃ」

「ああ、これで、いいのか?」

「ふみゅ。これでいいのれふよー」




 キャラクターステータス……


   アンリ=クロスティカ


   ボーナスポイント:29→27

   装備品:勇気の源の耳あて(解除不可) new



  ◆黒アンリの独り言◆

   ぐ、ぐぅ……そろそろ底が見えてきやがったか……

   どうにかしてボーナスポイントを稼がないとそろそろやばいんじゃ

  ねーか?

   でも、このメンツでまともなことができるのかよ……

   なんかミッションこなさないといけねーけど、いいものあんのか?



  <検索しました。『いいもの』はヒットしませんでした>



   名前:エクセリナ=エレメンティア(理奈)

   職業スキル:戦士3→4 精霊魔術師4→5 賢者1

   ユニットレベル:3→4

   MPストック上限が40に増加しました。



「ユニットレベルは10上がらないとただ単に稼働可能時間が増える以外のメリットはないのれふ」

ここまでお読みくださり、ありがとうご……って、投稿するの早すぎるんじゃね?


いちよう、日付は土曜なのでセーフかと。

いえね、土曜日は出かけようと思っているので、朝の投稿がって思いまして、

フライング気味に。


次話投稿は、2/17(土)あたりだと思われ。

ウルトラCがあるとすれば2/12(月)なんですけど、うん、全然次は書けていないのでまず無理だと思ってて。


理奈の件は本話でどうにかなったので、次はあんりきゅんの問題だよ

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