第14話 念願のマジックポーチをプレゼント!って、そんな反応なの……
すかすのか、すかさないのか、そこが問題だ。
それ以上に、作者のびょうしゃりょくの無さから来る、展開のごまかしの方がより問題だ。
で、皆さん思ってたんじゃいかな?
MP吸われてぱたりこ。
夜の見張りはイリアさん。
絶対イベントあるよねって。
イリアさんにたたき起こされて、ヘロヘロなのにって、なんか変なことになるって。
そんなこと、起こりませんでしたよ?
そんなにイベントばっかり起きてたら、人間疲れ死んじゃうじゃない。
ぼくだって身が持たないよ。
なので、翌朝になりました。
「はむはむ~っと。今日は少な目でいいでふよー」
「あふん。あー、ひ・か・え・め」
「あー、今日はなんもなかったにゃー、あ、イリアっちご苦労様ですにゃ。戻っていいっすよん」
「承知した、マスター。また、いつでもお呼びください」
「えっとね、ふるちゃーじになっちゃったから、維持管理コスト分だけでいいのですよー。今なら、いつ変身してもいいでふよー」
イリアさんは、お姉ちゃんの指示で還っていった。かっこいいんだけど精霊なんだよなあ。お姉ちゃんはなんだか不本意そうな表情をしている。あー、これ、何も起こらなかったからだな。
で、今朝も吸われましたでふ。
さすがに上限30点だから、吸いまくってたら貯まっちゃうわな。って、あれ?吸い過ぎてない?
<MPチャージについて>
自然消費分が発生します。フルチャージを維持するためには、毎日
2ポイントを提供する必要があります。維持分のチャージがない場
合、1日当たり最大値の1%(端数切捨て、ただし最低でも2ポイ
ントは蒸発)が蒸発します。なお、フルチャージでない場合にも、
補給が1ポイントもない場合は、自然蒸発分として1%(最低2点)
減少します。
と言うことで、とりあえず毎日吸われていただきたいという意向で
ございます。
確かに、言ってることは分かるけどね。苦しくなったらとりあえずそういうシーンで間を持たせようとする魂胆。
文字数だって稼げるわな。
……って、話し進めないと、掲載する意味ないよ。
今日こそは、次の目的を達成しないとね。
「なら、出発しましょうよ、お姉ちゃん。きっと、お姉ちゃんのほしいものが北の遺跡にありますって」
「そうだにゃー、あったらいいにゃー。そしたら、あんりきゅんの面倒を見てもいいにゃー」
「え?まだ、僕のこと面倒見るって決まってなかった?」
「当たり前にゃ!世の中、ギブアンドテイクなのにゃ!働かざるもの食うべからずなのにゃ!」
「なんか違う気がするんですけど……」
「こまけーことは関係ないにゃよ。ソルにもうまみがなきゃだめなんにゃよ」
そりゃそっか。
一方的に求めたところで、それは無理がある。
僕がお姉ちゃんに提供できるものがないと、向こうだって引き受けてはくれんわな。
ん?
お姉ちゃんって呼ぶことの対価でいいんじゃないかって?
ショタエルフの破壊力なめんなって?
……ショタエルフが破壊できるのは現代知識を持った腐女子の方々に限るような気がするんですけど。さすがに、この世界にそんなすれまくった人がいるとは思えないのです。
<この世界の腐女子について>
いますよ?主に、英雄萌え~と言っている方々がいます。独自のネッ
トワークを築いているらしいですよ?カップリングでもめることも
あるとか。
はい?
<この世界の映像、肖像関係について>
現代世界における、写真、映像と言った類のものは開発されていま
せんが、その代わり、絵画の分野がものすごく発展しています。一
般スキルに絵画が存在します。職業作家としてのレベルが上がると、
結構写実的な絵を描けてしまいます。ので、英雄や有名人について
は一定数の絵姿が出回っています。なお、版技術もこの世界には導
入されておりませんので、模写職人もたくさんいますし、写本屋も
たくさんいます。魔術書の類については、手書きもしくは、特殊魔
法により魔術的に筆記したものとなります。マジックアイテムとし
て、自動筆記のペンとかもありますよ?
と言うとだね、ポイント使えばいろいろ変えられちゃうわけですか。
<ルール改変リストは以下の通りです>
・写真、映像技術に関する発展:発展の手法により、ポイントが異
なります。
※古代魔法帝国期にいろいろ発明されていますので、その時代の発
明品の強制発掘等であれば、結構お安く提供できます。1ポイント~
・版、印刷に関する発展:紙の開発から必要となりますので、ポイ
ントは多めです。
・すでにあるマジックアイテムの入手:1ポイント~
あー、具体的に考えてないパターンだ。
確かに、こういうのは一気に世界が変わっちゃうから慎重にしたいよね。
でも、遠見の水晶球とかそういったマジックアイテムはあるんだから、ちょっとした機能拡張だし、たぶん、古代魔法帝国時代にはあったんだよね?だから、真言魔法系統の中では、すでに存在はしているわけだ。
多分、コスト面での改良が必要なんだろうけどね。
って、ちがうよ。
今の目的って、北の遺跡行って、お姉ちゃんにマジックバッグをプレゼントするってことだよね?
さっさと行って、次の展開に進まないと。
<作者曰く、この後の展開が思いついていないので時間稼ぎしたいと宣っているのですが、いかがするのが正解でしょうか?>
ヘルプさんがぼくに聞いてくるんじゃないよ。
「そんなの、作者を極刑に!!!」
「だから、作者を消したらこの物語自体なくなっちゃうんだけど」
「がっでむ!!」
「ふあー、とりあえず書かせるだけ書かせてでふねー、そのあとまた話し合えばいいと思うのでふお」
相変わらず、理奈は眠そうにしか答えないよね。
だからと言って、待機モードへの昇格すら危険だと何かが叫んでいるんだ。
そもそも基底一重項と基底三重項の関係のように、一度遷移状態を経由しないといけないんだよ。
それって、あのかっこかわいい白スク水メカ少女になるってことだよね。で、待機モードはそこから重装部分を取り除いた格好……白スクインナースーツ少女……うん、この世界に居ちゃダメ。
まだ、今のパジャマモードの方がまし。
実体化してない精霊だから、どうにでもなる。
でも、白スク状態って、実体化してるから誰にでも実体として見えちゃうんだよ。どうすんだよ。言い訳できないよ?
<そもそも、言い訳する必要性が感じられません>
何だと?
<下手に言い訳する方が不審がられるのではないかと考えます>
…………
ま、何だ、見られなきゃいいんだよ。だから、許可しないので。
ぼく、失敗しないので。
<…………>
ご、ごめんなさい。
時折出てくるゴブリンとかを、エネルギーボルトでぺしぺしやりながら北へと進むと、突如開けた場所に出ていた。
明らかに森を切り開いたような場所だね。
いかにも、遺跡です!!!と言った感じで崩れ朽ちている建物だったものがある。
マップ情報でも、ここが北の遺跡と表示されている。
「おおー、ついにやってきたにゃー!約束の地にゃー!……なんだか、やけに時間がかかったにゃが、どうしてなのにゃ?」
「ええーっと、そこんとこ、どうなの?」
<どうやら、作者がよくある物語の執筆を再開した模様です。プロットを持って帰らないというミスを犯していた作者ですが、結局、現在の執筆部分がまだプロットのある部分まで到達していないことに気づいた模様。なので、こちらの執筆が後回しになり始めたようです>
ウソダロー
何で気づいてんだよ!
正月はずっとぼくたちの物語を執筆して、ともかくマジックバックを手に入れる編は終わらすんじゃなかったのかい?
★★★★★★
すまんねー、気づいちゃったものはしょうがないよ。
所詮、君たちの物語は気分転換だからね。
やっぱり、本編を書けるなら、そっちの方を優先したいんだよ。
★★★★★★
裏切られたよ。
ぬか喜びした僕たちがばかだったよ。
これで、次の行でマジックバッグをソルお姉ちゃんが手に入れて喜んでる描写が入っちゃったりするんだよ。
………………
………………
…………さすがに、その一線を越えることはなかったか、ここの作者。
と言うことで、詳細検索モードでこの北の遺跡のマップとか表示できちゃうのかな?
<検索しました。マップに表示します>
おお、やっぱできたね。
じゃあ、拝見拝見っと。
……
…………
あー、これ遺跡だわ。
「ソルお姉ちゃん、ちょっといいかな?」
「何だね、あんりきゅん殿」
「実はですね、見ての通り、このほとんど崩れているのが北の遺跡なのですが」
「確かに、見たらわかるにゃ。原型がほとんどないにゃ」
「どうも宝箱があるみたいなんです……」
「にゃー!やったのかにゃ!やったんだにゃ!」
「……けど、埋もれちゃってるんで……」
「そんなの、爆破すれば一発にゃ!」
「そんなことするとー、ぜーんぶ、消し炭になってしまうでふー」
宝箱の反応は、がれきの下にある。
僕の力じゃ無理……と言うつもりが、爆破の方向になりそうな感じ。
爆破なんて、宝箱吹っ飛ばないの?
<超自然的に発生する宝箱は、原則として開けるまでは消失しません。ただし、その宝箱そのものを対象として何らかの破壊、消去系の行為を行った場合は、その成功度により、何らかの効果が及ばされる場合があります。今回の場合は、宝箱そのものを範囲指定に含めなければ100%大丈夫です。なお、ソルフェリノの魔力値は高いため、爆破の範囲に含まれた場合、宝箱及びその中身についての保証は致しかねます>
つまり、何の気なしにぶっ放すと、宝箱まで吹っ飛ぶ可能性があるってことかな。
「じゃあ、このあたりのがれきをぶっ飛ばすにゃ!いっくよー!えくすぷ……」
「ちょーーーっと、待ったぁーーー!」
「なんにゃ、人が思いっきりぶっぱしようとしてたのに、止めるなんてひどいにゃよ」
「お姉ちゃん!宝箱まで吹っ飛ぶかもしれないんだってば!」
「そんなわけないにゃ。そるの魔法で爆散するほどこの世界の宝箱はやわじゃにゃいからして、爆破にゃ」
どっかーーーん
あ
「あ」
「あ……ふにゃ」
「あ……に゛ゃ」
どっこーーーん
お察しの通り、爆破された、その爆心地にはクレーターが空いておりました。
何もないっすよ。
宝箱、影も形もないっすね。
「ぎに゛ゃーーーーー、や゛っぢま゛っだだあーーーー」
「うーーー、すごいうるさいでふー、みみがきーんとなったでふおー」
「あ゛あ゛あ゛、だから言ったのに……」
横頬をひくひくさせながら、お姉ちゃんの方を見る。
絶望の表情だった。
目の前にあったお宝を自ら消し飛ばしたんだから、そりゃ当然。
当然なんだけど、ね。
<ソルフェリノは、ぱんぱかミミックを倒した!>
<アンリは、経験点を0.005点獲得した!>
とまあ、そういうことでした。
ん?ぱんぱかミミック?なんじゃそりゃ。
っと、気を取り直して、本命は違う。
マップ検索で生命反応をサーチする。
<サーチしました。指定範囲(北の遺跡)において、生命反応は2体でした>
僕とソルお姉ちゃんの二人だけしかいない。
理奈は、実体化していないから生命反応には引っかからないということで、念願のあれ、行っちゃってもいいよね。
『ボーナスポイントを5ポイントを消費して、北の遺跡の宝箱からドロップするアイテムをマジックバッグ・中(ポーチ型・生物不可・能力:中の上(家1軒分ぐらいの収納能力あり)・セキュリティーなし)に固定しますか?Y/N』
『はい』を選択する。
『5ポイント消費して、出現アイテムの固定を行いました』
よし、よし、よーーし!
これで、かつる。
「お、お姉ちゃん?」
「なんにゃ、ソルになんか用かにゃ?笑いたいのかにゃ?」
「ち、ちがうよ。えっとね、ここのがれきの下を確認してほしいんだけど、お、お願いできるか、な?」
“ため”をかけつつ、上目遣いでうるうるさせる。
ここで、冷静になってもらって、ミッションを果たしてもらうのだ!
「じゃあ、やるっすよ。穴掘り」
ローテンションのまま、お姉ちゃんが穴掘りの魔法でがれきに穴をあけていく。
がれきではあるが、まあ地面のような感じだったのでこの魔法が発動したのだろう。
しばらくすると穴の底に銀色の宝箱が見えた。
「お、お姉ちゃん!ありましたよ!宝箱ですよ!」
「お、おお、おおお!あるんじゃないかにゃー、もう、お姉ちゃんをだますなんて、あんりきゅんは悪い弟にゃ!」
口では僕のことを非難してるけど、その口調や表情からは喜びを隠せないでいる。
すたっと飛び降りて、ウキウキしながら宝箱を開け、その中に納められていたベルトポーチを手にした。
これで、ミッションコンプリートだぜ!
「これが、あんりきゅんからのプレゼントってことかにゃ?」
「ええ!いいものですよ!」
「……なんだか、想像していたものと違うにゃ。地味にゃ」
「目立たない方が狙われにくくていいと思いますよ!」
「そっかにゃー」
「そうですよ。見た目は普通のベルトポーチですけど、結構な量の入るマジックバッグ(ポーチ型)ですから、鑑定してみてください!」
「じゃあ、鑑定するにゃ。……うーん、便利さがよく分からないにゃね。確かに鑑定結果はマジックポーチになってるにゃよ。……使い勝手は、帰ってから検証するにゃ」
「か、帰って……」
「そりゃ、帰るに決まってるにゃよ。もちろん、あんりきゅんもついてきてもらうにきまってるにゃよ!」
ボーナスポイント:40→30
え?本話で10ポイントも消費したの?
<宝箱出現アイテム固定に加え、フィルター機能付きリアルタイムモンスター検索エンジンを追加したため、合計10ポイントの消費となっております>
し、しまった。つい、あの生体反応検索は実装されていなかったのを完全に忘れてた。自然な流れを優先して、勝手にインストールされてたよ!サイレントインストールはんたーい!●●●●●●●よ、いい加減にしろよ!!!
<ソルフェリノの好感度が上昇……しませんでした>
<報酬は発生しませんでした>
が、がくりこ。
そして、ドナドナされる、ぼくの明日はどっちだ?
ここまでお読みくださり、ありがとうございます。
活動報告にも書かせていただきましたが、レビューを頂いてしまいました。
本当にありがとうございます。
そして、ブックマークも少しずつ増えてきました。ブクマしていただいた方にも感謝の心を。
こんな勢いだけで書いている作品ですが、楽しんでいただければ幸いです。
で、勢いだけで書いている作品ですので、次話投稿は、書けたらと言うことでお願いします。
次回ですか?マジックバッグを手に入れたので、次の展開を考えないといけないのですよ。
新たな目的地に向かってごーなのです。
いつ出すかって?……お休み中にもう1話ぐらい出来たらいいなと。更新がなかった場合は、ネタが浮かばなかったということで。




