腐敗の世界編……男色? 噂だけが飛び火? それは真実ではないですよーっ!?
こんばんわ、楽しんでいただけましたら幸せます。
ここはたんぽぽ荘の会議室。
大きめの空間に昔懐かしいパイプ椅子や長テーブルが並び昭和の雰囲気を感じさせる。
そんな会議室に僕と三体の妖怪が奇妙な雰囲気の中で対面していた。
アラハ先輩に連れてこられた会議室、いつの間にか強靭な力と特殊な能力を持つ妖怪が目の前に立っているので困惑している、こんばんは僕です。
そして、彼らの言葉を聞くと更に困惑してしまいます。
さて、目の前の声に耳を傾けてみましょう。
「ひーっ、俺の乳首をガン見! 童貞エロチンコ魔人様ぁぁぁ、ち、乳首だけはお許し下さいませぇぇ」
「違う、あれは俺の菊門を狙っているんだ、や、やめてくれ、家宝の如く68年間も嫁から菊門を守ってきたんだ」
「土偶神さまのお話ではポークビッツクラスのミニマル棒の両刀使い……や、やめてくだされーっ! 俺を連れて行くのはおやめください! ひとかけらも男色の化はないのです!」
どうですか? この罵詈雑言ぽい言葉なのにまったく腹が立たない言葉……なのではっきりと言わせていただきます!
「僕はノーマルです!」
「「「うそだぁぅぁぁーっ! あの筋肉ムキムキのマッチョメンだった106号室の田中さんのお尻をピーピーして殺したって噂がたんぽぽ荘で持ちきりなのに!」」」
事実無根の悲痛な叫びに肩を落とした僕。
ドドドーッと壁際まで逃げていく三体(妖怪)を呆然と見つめてしまう。
棒怪しいマシーンほどにブルブルと震える妖怪。
ちなみに乳首発言=妖怪・塗り壁さん 菊門発言=妖怪・鴛鴦フンフンさん 最後の失礼すぎることを言った妖怪は一反木綿さん……って、それって布やん! 布にオスやメスあるのかいーっ!
駄目だ、ここで怒ってはいけない! 僕はやり遂げなきゃ、土偶神アラハ先輩が示してくれたチャンス……そう、ラストチャンスをやり遂げなきゃ!
僕は胸に手を当てて大きく息を吸う、そして、とびっきりの笑顔で『ほーら、全然怖くないよ』とアピールしながら話しかけた。
「僕と一緒に腐敗の世界を旅しましょう、大切な仲間として……」
「「「仲間だなんてめっそうもない(性癖的に)! 俺(私)たちの力量(性的な意味) では土偶神様の命令でも生ける変態伝説をひた歩く童貞エロチンコ魔人様をご満足させるお供(夜の)はできません」」」
「腐敗の世界……僕と一緒では旅をできないというの?」
「「「出来ないというか、むしろイケないです! 腐敗どころかヤオイ系戦闘(夜の)は未経験なのです」」」
「み、未経験? それを言うなら僕は皆さんより未経験ですよ」
「「「すみません! 未開発というか、はい、そう、全くの素人(変態ワールドでは)です」」」
か弱い子羊の如く怯え震える妖怪たちにかける言葉がなくなってくる。
一反木綿さんなんて何をされるかわからない恐怖のあまり絞り雑巾ほどに身体(木綿)をよじって全力の拒否反応!
「「「童貞エロ魔人様の童貞エロの意味は『男色のドすこい棒をウけみのテくにっくでイじりまくる、エくすたしーロじっくの立案者(変態)』と聞き及んでいます、と、とても俺たちでは役不足(夜の相手)です!」」」
「なんやねんそれーっ!?」
「「「アツアツコーンポタージュお尻かけプレイが大好きっと聞きました!」」」
「どんなプレイやねん! と言うか誰がそんな嘘を吹き込んだ!」
「「「土偶神アラハ様です」」」
両膝から崩れ落ちたね……僕は懇親の脱力感に見舞われながらも何とか説得しようと試みるが……
「「「どうかご勘弁をォォォォーっ!」」」
と言う言葉を発しながら会議室のドアを蹴破って一目散に逃げていった。
いかがでしたか?
次回、あの懐かしのキャラが再び(☆∀☆)
そして、リン君に与えられた使命とは!?
奴隷少女編は所々で挟んでいきますのでよろしくお願いします。
今後ともかきくけ虎龍作品をよろしくお願いします。




