腐敗の世界編……再開って連行されるものなのですか!? 福の神・ミヒロさんとスコーピオンキング・極丸さん!
こんばんわ、楽しんでいただけましたら幸せます。
「逃げていったって、どうして誰もついてきてくれへんのやぁぁぁーっ!」
僕は壁に背を預けると絶望に打ちひしがれたように小さなため息吐く。
今の僕の戦力値を鑑みると……リリンの力はない。
現状の装備品といえば先ほど支給された胸元に『たんぽぽ荘』と刺繍された薄っぺらい白黒のジャージ。
巣立ったリリンが僕のことを心配して残してくれた伝説級の武器『キスキスチュッチューったこたこ吸い付き離さないわよ棒』と言う銀色の棒。
後は土偶神アラハ先輩の意味不明なプロマイド写真数枚……ってどうすればいいんだーっ!?
「麻呂が再びこうして邂逅できたのは運命の女神様の『ほらひっつけ! ほら結婚せい!
どうせなら後ろから合体せい!』と言うお導きがあったに違いないでおじゃる」
僕は入口付近から聞こえた綺麗な声の主を見る、すると『おおっ! この人って芸能人ではないですかーっ!?』と思える程の圧倒的な美人、眉目秀麗な女性が恍惚した面持ちでこちらを瞠目している。
今、その女性が醸し出す雰囲気や機嫌からすればとっても友好的な人には違いないが……うーむ、どこかで見たことあるような気がする。
「リン殿はあの頃と変わらずとてもキュートで魅力的で今すぐにでも食べたくなるでおじゃるよ!……無論、性的な意味で(ぼそっと小声)」
「あらあら、抜けがけは駄目です、リンちゃんは私の所有物です」
お、入口にもう一人……ふと目の眉毛に大きな眼が特徴的な美人、全体的におっとりとした雰囲気をまとった女性って、あれれ、もしかしてミヒロさんじゃないですか。
「もしかしてミヒロさんですか?」
「むふふ、当・た・り! 景品として貧乏慣れしすぎた福の神ミヒロをプレゼントしまーす! もし、景品を断ったときは殺戮の狂喜の異名をその身体で体験してもらうけどね、ウフ」
「即効で断るでおじゃる! リン殿は麻呂がスコーピオンキングの麻呂が懇切丁寧に頭の先から足の先、そしてピーピーの先まで変態福の神から守ってあげるのでおじゃる」
「スコーピオンキング……ああっ、も、もしかして、キミは極丸さん!?」
「麻呂は極丸以外の名はないでおじゃる……も、もしかして地獄で置いてきぼりにした麻呂のことなんて忘れていたでおじゃるか(ギロ!)」
極丸さーん! 姿形が変わりすぎですよーっ。
ギロリっと鋭い視線をぶつけてくる極丸に僕はわざと無邪気な笑みを浮かべて『初めからしっていましたよーっ!』ぽい雰囲気を作り出してみる。
だって、怖いやん! 極丸さんの戦闘能力は半端じゃないから!
「まぁ、まぁ、極丸ちゃん落ち着いて。 リンちゃんとも逢えたことだし……どちらが初夜を取るかは本人がいないところで実力行使で話し合いましょうね」
「それは麻呂も賛成でおじゃる、今度こそ完膚なきまでにミヒロ殿を叩きのめすでおじゃるが……リン殿がこちらに居ることがシルクにばれるとあとが怖いでおじゃる」
「それは同感かなぁ、赤貧の神・シルクちゃんってばリンちゃんのことになるとド変態じみてるものね」
「変態すぎるミヒロ殿が変態呼ばわりするからには相当なレベルでおじゃるな」
「そりゃ、深夜、シルクちゃんの部屋の前を通って少しだけ覗いてみると、毎日リンちゃん人形を抱きしめながら一人でピーピーして『あはんうふん』の嬌声を響かせた挙句に妄想妊娠して子供をつくった強者ですよ」
「もしかして毎日覗いていたとかでおじゃるか?」
「むふふ、察しが良いわねぇ、そういう行為を見ながらわたしも一人ピーピーするのが美の秘訣・マイスケジュールなのよ」
「やはりミヒロ殿も十分に変態でおじゃるよ」
「「……と言う訳で」」
「うあぁぁぁぁーっ、何をするつもりですかぁぁぁーっ!?」
「むふふ、安心するでおじゃるよ」
「そうそう、とって食うわけじゃないのですよ!……性的な意味以外はね(ぼそっと小声)」
その後、、極丸さんとミヒロさんに両腕を締め上げられながら強制連行された。
鼻歌歌いながらの連行って……無論、建設的なお話をするためですよね。
いかがでしたか?
ミヒロさんと極丸さんの再登場! そして、極丸さんの成長!
次回、このドタバタ劇がどう展開していくのか!?
乞うご期待!
今後とも、かきくけ虎龍作品をよろしくお願いします。




