劇団を始めた理由
犬「なんていうか、いつも刺激に溢れた人生を
送りたいんだよね」
松「あ、それわかります。一応犬飼さんの募集に
応えたのも、直感的にいいなと思ったからっすよ」
エ「私も退屈な日常がイヤで、犬飼さんに
会った時に、パッとなったんですよね」
松「なんで劇団を始めようとしたの?犬っち」
犬「仕事して、それから家に帰るだけの日常に
疑問を感じてたの。
それに、演劇部でイマイチうまくいかなかったことも
あるかな。
あの日できなかったことを、今からでも
やっていきたいなって思って」
エ「そ、その・・・犬飼さんの想い、知れてよかったです」
犬「あのさ、エルちゃんにアドバイスしたいんだけど
動物と触れ合うのも大切かもよ。
駆け引きとか色々めんどうくさい世の中で
動物だけは無邪気に接してくれるからね」
エ「犬飼さんはどこでこのワンちゃんたちと
知り合ったんですか?」
犬「ちょうどカレシに捨てられて、ヤケになってたときに
知り合いから捨て犬の譲渡会を紹介されたのよ。
甘えた瞳で見つめてくる子もいれば、
どうにも人を信用できない子もいて。
でも、どっちの犬にもそれなりな背景があるんだなって想った。
私なりに捨て犬を守ってみたくなったんだ」
松「マジメか!」
犬「あんたに首輪つけたい気分だわ」
松「あらやだ、この天才松井さまを飼い慣らせるとでも?」
犬「高校の時に書いた台本が酷評されて
全てがイヤになって、逃げてたけど
犬の甘える姿に悩んでる自分がバカらしくなったんだ」
エ「だから犬をテーマにした台本なんですね」
犬「犬が好きだから」
松「ふっふふー、このかわいい犬をかわいがってくれる
主人がほしいワン」
犬「んー?何言ったか聞こえないなー」




