表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
綿毛のように遠くまで  作者: かけらあつめ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

10/13

気づいたら



今思うといつからか心は限界で、なんとか取り繕って働いていたんだなって思う。


最初は普通にできていたと思う。

ほんと、働く環境って重要だよね。



始まりはいつからか、なんてものじゃなくてはじめから悪意に晒されていた。


聞こえていないと思っているのか度々悪口を言われているのを耳にした。


入ってきたばかりの人と、何年も勤めている人だったら後者の方ができることが多いのは当たり前だと思うけれどあの人たちはそうではなかったらしい。


でも、当時はできないのは自分が悪いんだって責めていたし、こんな自分だから悪口を言われても仕方がないって思っていた。



心に余裕がなくなって何が正解かわからなくなって、今までできていたことができなくなっていった。


頼ろうにも、味方だよといいながら裏では私のことを蔑んでいて、たまたまそれを聞いてしまった私はどうしたらいいかわからなくなった。



職場に向かう足取りがだんだんと重くなる。


涙が溢れて止まらなくなって、息がうまく吸えなくて、堪えようとするともっと苦しくなった。


明日が来るのがいやで、夜は寝れなくなった。


休日はどこにも行く気力がでなくて、気づいたら夜に、気づいたら朝になっていた。



それでも仕事は嫌いじゃなかったから、頑張れていたけれどなにもしていないのに涙が出てくるのはなんでかなって思って調べた時に初めて病院に行ったほうがいいんだと検索結果に教えられた。



病院に行って、診断をうけた。

その時初めて私は今の私がおかしいことに気づかされた。







結局最後に頼ったのはインターネット。

親でもなく、友人でもなく、パートナーでもなく。

自分の中に誰かに相談するという選択肢がなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ