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11.~自己紹介と救出作戦~

追加追加で書いて行きますので更新してあっても過度な期待は抱かずよんでもらえると幸いです

(ラブ)オン通信の名前に戸惑いつつも、中々にグループと役割が分かれて行動出来ている事に感心していると、lane(レーン)のバイブ音が連続して鳴った。



山田寿明(やまだとしあき)

よろすく?、俺はゲーセンの従業員室に居るよ?、瀬戸内さん達の居る部屋の北側からつながってるから来る時言って^o^


山本隆司(やまもとりゅうじ)

ども新しい人ね、今探索中なんだけど、ゾンビに気付かれて服屋のAReに立てこもってる所だよ?(^。^)

つーか出れねー、やべえ(^^;;


木元涼子(きもとりょうこ)

私はお香屋さんの従業員室でいてるよー、宜しくね?、こっちは一階南側の従業員用通路から来れるので空き部屋が無かったら来てね^ ^


沢渡浩平(さわたりこうへい)

とりあえず新しく入った仲間は俺の友達なので食料班の皆はまた集合が掛かったら直で自己紹介しましょ?(^◇^)

てか山本君大丈夫?直ぐに行くからシャッターとバリケード宜しくね!

あと連絡は各々バイブを切って時計で確認、奴らにバレないよう注意しながら内部探索してください(^。^)


放送室の西本さんは直ぐに愛オンBGMを流してください!


メールを確認して直ぐに愛オンの宣伝用BGMが鳴り始め皆がめまぐるしく動き出し、瀬戸内が言う。


「山本君を助け出すぞ!小此木君来て早々悪いんだけど救出に加わってくれるかい!?」


来て早々だったが、従う他選択肢はなく返事は肯定の一言だった。


「俺で出来る事なら手伝わせてください!早く助けにいきましょう」


延々と大音量で流れるBGMを聞きながら瀬戸内は言う。


「カメラでゾンビの少ない場所を守衛室から教えてもらうんだ。そして音に紛れて行動する。多少音がしても周りがうるさいから気付かれにくくなるんだ。」


各々が瀬戸内の支持に従いながら武器を手に移動を開始する。


陽動班は


俺、浩平、山田の3人


まぁ、要するに戦うって事で1番危ない役割だ。


最初に浩平が指名されて、俺は内部の構造に疎いのでバックアップという事で話が進んだが、何とかゴリ押しで陽動班に入る事が出来た。


山田は陽動に参加しながら避難経路の確保を図るらしい。


案内と救出班を担うのが


瀬戸内と取り巻きの2人


後の者は何かあった時のバックアップ班に分かれて行動する事になった。


通路を早歩きで進みながら瀬戸内は家電量販店などで見かけるインカムを取り出す。


「仲間内で室内やフロア探索をする時に使うようにしてるんだ。ショッピングモールだから電気屋もあるしバッテリーの心配はあまりしなくていい。」


先ほど取り出したインカムを渡してきた。


「そっちの班はコレを使って、コレで浩平君と連絡を取るようにするから支持に従いながら行動して欲しい」


浩平に渡すよう言われポケットにしまい込む。


せかせかと歩く瀬戸内は立ち止まると案内板を見ながら言う


「山本くんが居るAReはこの館の二階の中心付近に位置するんだ。従業員用の階段から上がって客側のフロアに出るとエスカレーターがあって、そこから正面向かうと店はある。あいにくと真ん中にある店舗には小さな従業員用の休憩部屋があるだけでこちらの通路には繋がっていない。部屋を隔てているのは一枚のドアだけだ。」


なるほど、山本が居る部屋までは一緒に行くようだが、その先はゾンビをおびき寄せる役と部屋から山本を救い出す人員で分けられるようだった。


問題はその方法だ。


「おびき寄せるのは良いんですが、どうやって?」


こちらの意図を理解したのか目線は案内板に向けたまま瀬戸内は話した。


「部屋に近寄るまではBGMを流し続ける。


二階だということが幸いしているみたいだ。ゾンビは階段が苦手なのかあまり上がっては来ないんだ。だから二階のフロアに居るのは元々居た人数だけだ。と言っても数は多いんで警備室と放送室とで連携をとり、ゾンビの少ない出入り口を案内してもらう。少しずつだがこうやってフロアを移動しながらゾンビの数を減らしながら進むしかないと思うよ」


大まかな流れを説明し終えた瀬戸内は放送室と警備室に連絡をし始めていた。


さて、ここからが腕の見せ所かな?


瀬戸内と今後について軽く作戦の概要を話終えたので従業員用通路から階段を昇り、集合場所の二階③番出口へと向かった。


③番出口から少し離れた場所には浩平ともう1人の姿が確認できた。


もう1人は山田とか言ってたな。


2人の近くまで来たので、小声で挨拶をしておく。


「はじめまして小此木優(おこのぎすぐる)です。浩平とは大学の友達です。宜しくお願いします」


挨拶した男は斧を腰にさし、ボウガンを片手に持っていた。


「山田寿明です。君が小此木くんか、宜しく、注意していこう」


挨拶も済ませたので瀬戸内から預かっていたインカムを浩平に渡す。


俺にはあまりわからないが浩平がインカムの周波数などのチェックをしていた。


浩平は学校の近所のパチンコ屋でバイトしているのでインカムの扱いには長けていた。

少しメーカーの違いに手間取っていたが直ぐにわかったようだった。


「よし、これで瀬戸内さんから指示が聞こえるようになった。とりあえず店内のBGMで、いくらかは気付かれにくくなるようだが、逆に人間同士の声が聞こえにくくなるので、簡単にハンドサインでも決めておきませんか?」


ハンドサイン?何か面白そうだな。不謹慎にもこの場を愉しんでしまう自分がいた。


「SWATなんかの特殊部隊が使ってるアレか?」


少し興奮気味に浩平は言う


「そうそう、それだよ。こういうシチュエーションじゃないと使わないだろ?」


いつも冷静なのに何でだろう、環境って怖いわ(笑)

とりあえず抑えるよう注意する。


「わからないでも無いけど少し声を抑えろよ、気付かれたらおしまいなんだからさ。でもなんでだろうな男心をくすぐるシチュエーションでもあるのは確かなんだよなぁ、山田さんはどうですか?今正直どんな気分です?」


山田は少し考えてる様だったが照れ笑いを浮かべながら話し出した。


「いや、俺も正直に言うと少しワクワクというか、そんな感じだよ。こんな時に不謹慎なんだろうけどね。仕事ばかりで溜まってたのかなぁ」


少しうつむき加減でやれやれというジェスチャーをしていたが、何かに気が付いたのか浩平に質問をした。


「ま、とにかくだ。ハンドサイン?良いとおもうよ?ただね、ああいう特殊部隊で使用されてるものは数も種類も多く全部覚えてもその都度変化を加えたりしながら使用するものが多いんだよ。だからなんだけど素人の俺らが使ったとしても覚えきれないし手に余ると思うんだよね。それに今からだと急造過ぎる気もするし、動きもぎこちなくなってしまう、普通にジェスチャーでも良いんじゃないかな」


なかなか良い意見がきけたな。

友達同士だとどうしても同意からはじまることが多いし、なぁなぁになってしまいガチではあるが、こういう時外からの意見は正直ありがたい。


その場で使える必要な事柄を抜き取り行動するのが大人ってもんだ。モールの連中がこういう奴らばかりなら居心地も悪くないよな。


「ま、そういうことだし、今は使えないけどまた後で考えようぜ」


「そうだなコレから先、必要な場面は出てくるかもしれないし、この場で考えるには時間もあんまり残されてないか」


「とりあえず突入のタイミングは瀬戸内さんからの指示があり次第ってことで良いんだよな?何時頃連絡があるって言ってた?」

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