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第百十一作目「賢者の劣等感」
醜い賢者はほくそ笑んだ。
特大の魔法を唱えてこの国の住民全員の顔を自分のものにすれば劣等感から解放される筈だ。
呪文は成功。
だが予想に反して人々は寸分違わぬ醜い顔を比べ合い己が優れていると争いだした。
賢者はなんだか虚しくなって魔法を解いた。
外見の問題は大抵自己肯定感の問題である。
【一言メモ】
外見を同じにすれば内面を見てもらえると期待したのに結局人は外見に囚われてしまうの憐れだね笑
なんなら皆外見が醜い賢者になってるから一発で犯人バレバレなの実は賢くないなこの賢者!笑(°▽°)




