51.路地裏で
隣の事など気にしない。お家事情駄々洩れな建物が立ち並ぶ。
中央の広場がかろうじて見える場所から密かに中央広場に立つ怪しい人を観察する2人組.
建物と建物の間にある細い路地は薄暗く、風通しが悪いため、よどんだ空気が立ち込めているように感じる。
「ねえねえ君たち何してるの~°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°??」
「うるさい!静かにしてろ!!」
「わ・・・私は喋ってな・・・いよ。」
「あ!!一番怪しい奴1人どっか行ってんじゃねえか!!お前がしゃべるせいで!!見失っちまったぞ!」
「わ・・・私じゃない・・・。」
「そうだそうだ~!!静かにしないと見つかっちゃうぞ~(*‘∀‘)/」
「だーかーらー。静かにしろって言ってんだろ!!」
「わ・・・私じゃないの!!」
「ぼくちんだよ~(^o^)丿」
「あーもうわかったわかった。ぼくちんな。ぼくちんか・・・ぼ・・くち・・・??」
自分の妹が普段使わないような一人称に首をかしげる兄。
そう言えば聞きなれない声だったような・・・
「あ!!さっきの人だ!!」
縦に顔2つ。角から覗いていた2人の更に上から声が聞こえた。
視線を向けると目・・・??布・・??が上から楽しそうな光をともしてこちらを見つめる。人。
ロロはこちらを振り返った2人に、顔の横で手を振る。
やほ~と呑気そうな声色と帽子。・・・帽子?
2人は「ひい!」と叫び声をあげ、反対側の建物の壁まで、尻をすらせながら逃げる。
「ええ~ひどい~(´;ω;`)ノシ。まだ何もしてないじゃないかあ~!!」
文面では悲しそうに思えるが、語尾が上がっているため怪しい奴はこの状況を楽しんでいることがすぐにわかった。
わざとゆっくりとした動きで、下がった二人に近づくロロ。
2人は、近づく目の前の存在を瞬きもせずに見つめていた。
「(きっとくる~きっとくる~♪)フフフッ」
「「ひいい!!」」
妹の悲鳴に、今ここにいるのが自分だけではないことを思い出した兄。
気丈にも兄は妹を自分の体に隠すようにしてロロと対峙した。
「お・・・お前!!ここに何しに来た!!」
おおお。いいねえ~(*^。^*)。さっきまでとはえらい違いだあ~。
ぼくちん、こういう子好きだよ~。
誰かを守るためにギラギラしてるしさ~。
いい色してるさ~ヾ(*′▽`*)ノ オヒサァ♪
なぜこのような行動をとるのか。愉快犯に理由はない。
「フフフ(o-`д-)・・・・それを知りたいのかい~??」
「な・・・なんだよ・・何しに来たんだよ!!」
「知ることでもう戻れなくなってしまうかもしれないけれど??」
「ど・・・どうゆうことだ・・・」
「引き返せなくなるけどいいんだね?って言ったんだよ?」
「・・・やめろ・・・来るな!!」
ロロの巧みな演技により少年はさらに怯え始める。
「・・・・・君が聞きたいって言ったんだからね??」
感情のこもらない声。
そこに慈悲はなかった。
スウッと息を吸い込み口の形を変える。
目の前の存在を見つめる少年とその妹は、お互いの手を握りその時が来るのを待っていた。
そしてぼんやりと、走馬灯のように頭でこの状況を考え理解する。
消えてったあいつらは・・・此奴にやられたんだと。
そして自分たちもあいつらと同じように人知れず消されるのだと。
日の当たらぬ生活を送る自分たちの事は誰も助けてはくれないのだ。
「やめろ!!!」
「実はねえ~。ここにはねえ~。うんこからバイオテクノロジーにより人工肉を作り出す最新技術の実験のために来たのだよ~??」
聞こえてきたのはよくわからない話。
「それでねえ~・・・」
ポカーンとする兄と妹。
「というわけで、とても重要なミッション。うんこの選別にだねえ来たn「何ホラふいてんよ!!」・・・oh・・・Jerry・・」
大通り。つまり先ほどまで自分たちが覗いていた側の方から近づいて来ていた影が、目の前の怪しい奴を殴った。
それも結構強めに。
スパーンと良い音が鳴っていた気がする。
「ごめんなさいねえ。ぼくちゃんとお嬢ちゃん??このバカがバカしちゃって申し訳ないわ。・・・ったく気づいたらいなくなってんだから・・・。」
先ほどまでの重たい空気はどこかへと行っていた。
「それにロロ!!何在りそうで無さそうで、在ったら嫌な実験を私たちにやらせようとしてんのよ。あんた倫理観が糞以下なんじゃないの!?・・・・・・うんこだけに。フフフ」
******
ロロは中央広場にやって来た時から視線を感じていた。
隠れるようにひっそりとこちらをうかがう視線。
すぐにあぶれた子供だと分かった。
・・・彼らなら何か知ってるかも~??
現地の事は現地の人に聞く。これ鉄板ね。
ちょろっと彼らのいる方向に顔を動かすと、ビクッと慄く。
ジェリーたち皆のほうを見る。
後ろの色は安心したように変化した。
ちょろっと彼らのいる方に顔を動かす。
慄く。
ロロはそれを2回繰り返したころには、彼らに話を聞くと決めていた。
ジェリーたちは、春が今何をしているのか。普段の生活態度の悪さがどうだとか。
さらには最近みた夢の話で盛り上がっている。
そこでひらめいたロロは普通の登場では面白くないと考え、勝手に人の家を通り抜け、裏口から突撃をかます。
そして今に至るというわけだ。
「ふんふん。昨日今日の話ではなく、君たちのお友達がいなくなっていってたんすね?」
「・・・そう。」
「何人くらいいなくなったの~(・_・?」
「俺の知っているやつで2人。」
「・・私の・・友達もいなくなってたの・・・・。」
「ああ。そうだったな・・・あのこをいれたら3人か。」
その後もその路地で会話を続けた。
出来次第投稿します~
分身しないかなー己の肉体。
睡眠用とネットサーフィン用が欲しいわあ。




