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ラクガガク  作者: 徳丸
第2章 宗教
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34.不可解と不可解

「ちょっといいですか・・・??」


パルルンに呼ばれたロロは彼に誘導され、先ほどのパソコンの前に座らされた。


「どうしたの~??なんかあった~ヽ( ゜ 3 ゜ )ノ???」


先ほどあんなにも素晴らしい名推理を披露したというのに、パルルンの顔はどうも晴れない。


「いえ・・・。何か引っかかるなあと思っていたのです・・・。今日説明しながら、その理由が何となくですがわかったような気がして。」

「え?何々(゜∀゜,,☆)!?!?」


パルルンが悩むだなんて!?布団についてしか悩まないと思ってたよ!!


「昨日ロロは、友達とか、家族とかが入信してるっぽいと言ってましたよね・・・。」

「そうだね?調べたら、そうらしいって考察してる人いたから。」


ああ、昨日好きな人がどうのこうので盛り上がったときにぼくちんが言った内容かあ。

よく覚えてたな・・・。

でもそんなに不自然なこと言ったっけか(。´・ω・)?。


「・・・なるほど・・・やはり。少しそのサイト見せてもらってもいいですか?」


パソコンの正面に座るロロにあごでやれ!と指示を送るパルルン。

雑な扱いになれているロロは気にすることなく、言われたとおりに昨日見つけた掲示板の考察を開く。


「これですか・・・。」


パルルンはそういって画面に顔を近づける。

読み進めるうちに、どんどん眉間のしわが深くなっていった。


「ねえ。大丈夫~((lll・Д・)ノ??顔すごいことになってるけど~???」

「ええ。私は大丈夫です。」


どう見ても大丈夫そうな顔には見えないけど??


「ほんとに~((ノ)゜Д゜(ヽ))???」

「私は、ですけどね。」


「私は」を強調していったパルルンはそのあとに言葉を続ける。


「おそらく、あの宗教団体、インターネットにも進出してますね・・・・。ロロあなた、これ、この掲示板の書き込み主はあちら側の人間だと思われます。」

「えええええええええええ!?!?」


えええ。そうなの!?普通にめっちゃ考察してるし、真剣な文章だったから、普通に気づけなかったよ!!


「で・・・でも別の掲示板の、切り抜きとか貼ってあるし・・・(゜v゜;ノ)ノ。」


「その掲示板が今どこにあるかは知りませんけど、それもフェイクな可能性はありますね・・・。本命はインターネット上での活動で・・・・なんてこともありえます。」

「とはいってもさ、なんでそうだって言いきれるの!?!?」


いくらなんでも、掲示板の主まであちら側だなんて。それをぼくちんが見つけるとは、できすぎな話じゃないかな!?!?


「まだ、確認は取れていないんですけど、某日、あのニュースが流れてからというもの、入信した、どうにかして欲しいという案件がとても増えています。それは家族であったり彼氏、彼女であったりと、様々ですが、広がり具合が尋常ではありません。これは人が直接会って広がる広がり方ではないと思えるのです。」



1人が1日に会える人数は限られている。被害の相談の件数も実態とはかけ離れた数字だろう。

それでも、家族間で入信したというケースが無いわけではないのだそうが。


「た・・・・確かに・・・。勝手に知り合い同士だとか、家族同士だとか勘違いしていたよ・・・((;゜Д゜))。安心してしまったあ・・・。これが狙いか!?!?」


「まあ、私があちら側だったとしたら、気づかれないように、気づいたときはもう遅い。そんな感じで増やしますね。顔が見えないって騙す側にとってとても大きなアドバンテージになりうるのですよ。ディスアドバンテージになることもありますが・・・。」


「うむむむ(恐゜゜Д゜゜怖)。まんまとはまってしまったのかあ~くそう。」


「やはり、顔を見せない商売って強いですよねえ。うむむ・・・。」


「はっ(Д゜ノlll)ノ !?と、いうことはこの間見つけた翡翠の石の情報もぼくちんを誘い出す・・・罠!?恐ろしい・・・。なんて恐ろしい子!?!?」


「この間来た、あのボンボンすごくむかつきましたねえ・・・。ああいうやつらを相手に何か新しい商売でも生み出せないものか・・・。」



隣にいるのにそれぞれかみ合わない、相手を必要としない会話を続ける2人を蓼科が見つけるまであと5分。





*********




「で~!!とりあえず、その子の顔を確認し、そのあと接触を試みることに決定したんで!!最近の子は顔の加工とかなんとか知らないけど、目が2倍になっていることがあるとかないとか。しっかり見て!!間違い探しをする感じで!」


「「ラジャー」」


「ほんとにわかってる!?!?こっちで頑張ってどんなふうに接触しようか考えているときに・・・・!!!まったくもう!!二人はぶつぶつ気持ち悪いこと言ってさあ!?!?はああああ!!むかつく!!むかつくうううう!!」



あれから、何もしていないことがばれた二人は、ジェリーに叱られ、蓼科に馬鹿にされた。

鶴飼でさえ、それはいけませんね・・・といっていたので正直心にキた。


ロロ達てきにはラスボスの正体を見破ったときのあの感覚だったのだが。

傍から見たら、男子生徒がくだらないことで盛り上がっている教室での出来事と何ら変わりはなかったらしい。

聞く耳なしだった。


反省会はさておき、今はどのような状態で彼女と接触するのかの説明を受けている。


「彼女の加工?した顔写真を見る限り、普通の女性みたいだね。ピンクと白のフリルが好きな様子はないし、同様の色をしたマスコットを好んでつけているタイプでもない。ほんとよかったねえ。ふう・・・。危ない危ない・・。」



・・・・蓼科。お前のその具体的な女性像はどうした。過去に何があったんだと皆が思ったが、言い方がガチだったので聞くのははばかられた。

本当はすごく聞きたかったんだけど。

すごくすごく聞きたかったんだけど。

彼の人との縁はなかなかにアグレッシブなのだ。



「そ・・・そうなんだあ~( ̄∇ ̄;)。で、どんな感じで接触するつもりい~???」

「そ・・・れは女性だからわかるものとかあるし、私から説明するわね!!」


少々危険を察知したジェリーが代わりに説明してくれるそうだ。

GJ.


「え~と。とりあえず、彼女は自分に自信がある。顔写真を載せる子は大体自信がある子よ。可愛い可愛くないは関係なくね。」


ふむふむ。ぼくちんが見たときは全然わからなかったよ・・・(。-´ェ`-)。女の人だってくらいしか・・・。流石、見るところが違うねえ。


「で、彼女は追われたいと見せかけて追いたいタイプ。これは彼女の行動力を見れば明らかだと思うわ。一見してちやほやされるのが好きそうに見えて、じつは好きな人は自分から追いかけて囲おうとするのね。つまり、彼女に積極的に構いに行くのはout。さりげなく注意を引くのが大切と思うわ。」


ナンパとか、男の子の視線とか。嬉しくは思うけど、そういう人は恋愛対象に入らないタイプとジェリーは見ている。


「私めもその気持ちはわかります。」

「あら、鶴飼さんは意外と肉食だったりするのかしら??」

「いえいえ。わたくしめは好きになった人が草食であろうと肉食であろうと構いませんよ。わたくしめより強ければ。が条件でありますが。」



細い体、華奢な肩。鶴飼の言っていることはよくわからないが、とりあえずガタイがいい人という意味なのだろうか。

ジェリーは内心首をかしげる。


「話を戻すわね。で、そういう人に効果的な作戦を私たちで考えたわよ!!」


ロロとパルルンの顔色を確認する。


「それはズバリ!!!」

「「ズバリ??」」

「あ、あそこにいる集団ちょっとイケてない!?作戦よ!!!」



・・・・なるほど??


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