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ラクガガク  作者: 徳丸
第1章 羅劫(らこう)
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19.プロフェッショナルとは?

19話!!

ロロは宿から逃げるように蛇紋岩のあった場所に向かい、超高速で蛇紋岩の回収を行った。少年を置き去りにしてビルに入ったときはこのまま東京に帰ってしまおうかと思っていたのだが、体は正直だ。欲望のままに蛇紋岩のところまで走ってしまっていた。


「こ・・これで帰れるぞお・・・[壁]ω-;)!!。石を確認するのはあとにして、指名手配になる前に東京に渡ろう!!そうしよう!!」


流石に指名手配とかにはならないだろうけど・・・・。でもやってることは建物破壊と一緒だからなあ・・・(・´ω`・。)。大丈夫かなあ。大体2時間。似顔絵を描いて刷る時間はないはず!大丈夫であるはず!


住民カードはある一定の犯罪者にしか反応せず、カードが赤にならない犯罪をしてしまった人は指名手配される。それが各ビルごとに貼られているのでなかなか逃げられないのだ。お金を稼ぐのに、そういった賞金ハンターをしている人もいるため、指名手配されたらゲートの使用は困難になる。


インターネットもある上に、携帯を購入する時に、個人情報は住民カードの内容が反映されているため、携帯からの追跡も行われてしまう。


ロロはそれを心配しているが、そもそも宿側が犯罪者だと認識していないためその心配は無駄に終わる。だが、その心配が解けるのはしばらく先のことであることを記述しておこう。


「はははは・・・早く帰らなくちゃヽ(・д・!i!i)ノ!!!どどど・・・どうしよう。手に取ったはいいけど、この石見つかったらももも・・・もしかしたらどこから盗んだとか言われるんじゃない・・・・!?!?」


被害妄想はより壮大なものへと変化していく。ロロの脳内では、すでにどうやって檻から抜け出そうか考えている自分の姿が浮かび上がっている。

ロロの手の中にある蛇紋岩は手と一緒に震え飛び跳ねていた。しばらく顔を伏せ沈黙したのち、ロロは勢いよく顔をあげる。


覚悟は決めた。彼の目には力強く、熱く、炎のような生命力とも呼べる光が宿っていた。

布袋に石を突っ込んで、彼は力強く歩みを進めるのであった。






数十分後、ビルの入り口、張り付くようにして中の様子をうかがう不自然な1つの影がそこにはあった。ビルの中に入っていく、企業の商人と思われる一行から熱い視線を感じながらもロロは必死に内部の様子を観察していた。


「だ・・・・大丈夫か(`-д-;)ゞ?あわただしい様子は・・・・ないよねえ~???」


もうすでにスマホでパルルンとジェリー、ついでにビルのおっちゃんに”もう会えないかもしれない”という趣旨のメールは送っておいた。準備は万端。最終ミッションに挑むのみ。


「今日の星座占いは6位。そこそこいいから大丈夫。・・・ちょっと低いかな(-ω-;)??・・・いや。大丈夫。行ける!!」


さあ行こう!天国への切符を獲得するために!




*********




「結構すんなり通れたなあ~O(o´∀`o)O。やっぱ、男は度胸だよねえ~。堂々とした態度?勢い?っていうのかなあ~それが一番重要っていうかあ~。」


ロロは鼻歌を奏でながら東京・港区のビル最上階から下に向かっていた。受付では、もちろん尋常でなく挙動不審であったが、相手はプロだ。表情に出さずにロロを送り出していただけである。


今は、メールで不穏なことを送ってしまっていたため安否報告を兼ねて1階のおじちゃんのお店に向かっていた。


いやあ~もう今日でぼくちんの自由な生活は終わりを迎えると思ってたからなあ~(〃▽〃)。おじちゃんもびっくりしてるだろうなあ~。心配かけてごめんねってのと、成果の報告をしないとなあ~。ふふふふふ・・・・。ぼくちんが追われる身となってしまったクールな話もしてあげなきゃなあ~ルン(*'∪'*)ルン♪。きっと驚くぞお~!


「おやっさ~ん!!!ロロはここだよ~(/・v・)/!!!」


いろいろな宝石や貴金属、最終品を売っているおじちゃんの店が見えてきたところでロロは大手を振って、駆け寄った。


周囲のお客やお店の店主、店番はぎょっとした目でロロを振り返った。

ロロに気づいたおじちゃんは不思議そうな顔をした後、笑顔を向ける。


「おんや。ロロちゃん。どげんさしたとね?そんな大きな声さあげでえ。」

「あれ?」

「んん??」


なんか・・・全然心配してくれてないかも??あ、メールに気づいてないΣ(ロ゜|||ノ)ノ?朝も早かったし・・・。いやでも・・・命の危機の報告メールに気づかれないってのもそれはそれで・・・嫌だ!!!


「メールした・・・・・。」

「ああ。あれなあ。見たでよ~。」

「見たの!?」


ていうか見てその反応なの!?


「見たのに心配してくれないの!?」

「いんやあ~ロロちゃんなら大丈夫だ思ったがらなあ~。あ、そんなことより、ロロちゃんにお知らせさあっただよ~。」

「そんなことより!?」

「こないだおらのお店に売っでくれた絵さあったろお~?あれが売れでなあ。これが売れた分なあ。手数料として2割もろたがなあ。」

「え~。無視しないで~(≡ε≡;)。あ、結構よいお値段。5か月いけるな。おやっさんありがと~。彫刻とかあるからそれも今度持ってきていい~??」

「ええよお~。ロロちゃんの作品、結構支持してくれてる人多いんだがらなあ~?よそで売らんでくれよお~??」

「うん!大丈夫~!ぼくちんとおやっさんの仲じゃないか~。ありがとね(*ゝω・)ノ。あとこれの鑑定もお願いしたいんだけどお~。」


ロロはそういって蛇紋岩を探す途中で拾ったものをおいちゃんに渡した。


「おんや。また珍しいものをロロちゃんは拾っできたなあ。これはなあ。サンゴさ言うんだで。赤くてきれいな色したものは珍しいがらなあ。結構いい値段で売れるけんど??」

「ありがとお~。ぼくちんのコレクションに加えるから売らないよ!2個あっても売らないよ!心配してくれなかったからねえ~ヽ(#`з´)ノ。」


ロロは結構根に持つタイプだ。

そんな彼とは対照的におじちゃんはニコニコ笑って「そうがあ。大事にするんだで。」といっていた。


懐が潤ったロロは意気揚々と帰っていくのであった。


「ロロちゃん今までに何回も似だごとで騒いでるがらなあ。その話がまあだ長いのなんの。話始める前に、話さ逸らすのが一番やねえ。まだまだ子供だでなあ。」



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