15.面倒臭いことはやらなくていいんじゃない?
待つこと2時間と少し。ロロは高知県・四万十市に居た。
「o(≧▽≦)oゥキゥキ♪!!!!うわあああああ!!!!!!」
おっといけねえ。思わず、タコ帽子が先に感動を伝えてしまったよ。ゲートを出て視線をあげたそこには・・・・
「でっかい木だあ・・・・・(*´д`)!!!!」
高知県・四万十市の名物「大樹・四万十」が広がっていた。ビルの構造は東京・港区とほとんど変わらず、中心が吹き抜けになっている。ただ違うのは中心にあるのがエレベーターではなく大樹「四万十」であることだ。高知県・四万十市の1階と地下は墨木林業の出資の元すべてが土となっている。そして吹き抜けの部分に杉と呼ばれ、古来から神が宿るとされる木を植えた。
そのためか四万十の土地はあたり一面に張り巡らされた根により強固割頑固なものとなっている。しかし不思議なのは根が溶岩に浸かっても燃えない・枯れないことだ。いったいなぜなのかはわかっていない。
「綺麗だなあ(*゜o゜*)~゜ ボー。でも思ってた色と違うんだなあ。」
大樹・四万十はロロには深く、悲しい色をしているように見えた。しかし、それすらも一つの作品だと思うととても美しく思えた。深海の光も音すらも届かない場所で一人漂っているような静けさも大樹はまとっているように感じた。
「すごく静かな色なんだなあ。でもこれも味の一部なんだろうなあε=(。・д・。)フー。」
ほけほけと大樹を見ていたロロだが、ここに来るまでにゲートで数時間のロスが生まれている。このままゆっくりしていたら目的のものすら見つけられず帰るか、こっちで宿をとらなければならなくなる。宿泊施設はビルの中にはないので、スラムに降りて探さなくてはいけなくなる。そこでもまた時間のロスが発生してしまう。
急がないと!ぼくちんに宿をとれるほどの余裕は存在していない!え~と。どこに案内所にあるのかなあ。こういう時はプロフェッショナルに聞くのが一番早いんだけど・・・。
「あ、あの~(´ ▽`)。」
「ほ~い。ほいほい。あーしかな?なんだ~い??」
少しチャラいけど、外着を着ていない、このビルの住人と思われる女性に声をかける。
人は見た目で判断しちゃいけないんだぞ( ー`дー´)キリッ。
「あの~。ちょっとお聞きしたいんだけどお~。」
「ん?何?あーしの休日の予定??ごめんね。あーし彼氏いるからそういうの無理なんだよね~。」
「あ、なんかすごく勘違いされてる気がする~(´・ω・`)。違うよ~。」
チャラいお姉さんはぼくちんに声をかけられると、ちょっとませたガキを見るような、ちょっと困った目でこちらを見ていた。そういう勘違いをされるとこっちも微妙な気持ちになるから正直辞めて欲しかった。
「え。じゃあ何だろうか??」
「え~と。このあたりで蛇紋岩が見つかる場所がどこか聞きたかったんだけど・・・。」
「え?何?じゃああーしをナンパしようとしてたんじゃなかったのかよ~www。勘違いしちゃって恥ずかしいわあ~もう。」
うん。結構前から気づいてたけど、この人、人の話聞かないな・・・・(# ・ω・)。人は見た目で判断するべきだな。うん。
ぼくちんもそんなに時間の余裕があるわけじゃないから早くしてほしいんだけど。
「あ~もしかしてちょっとイラついてる??ちょ、そんなに心荒立てなくてもいいじゃ~ん??あーしこんな見た目だから、あんま人にもの聞かれることなかったからちょっと調子に乗っただけじゃーん??」
「あ・・・いや・・別にそんなんじゃないですよ(´・ω・`)b。イラついてないですよ(´・ω・`)b。ちょっと、嫌、結構此奴めんどくせえとか1ペタメートルも思ってないですよ(´・ω・`)b。」
正直すごくめんどくさいと思ってる。だから少しでもこちらが距離を取りたがっていることに気づけばいいのに。
「ちょ。そんな見え見えな嘘つかれても!タコの顔がすごくアンニュイな感じになってるから!!!ていうかペタって何!?1兆!?1兆なのかなあ!?ひどくなーい??」
「いえ。ペタ(P)は千兆です(´・ω・`)b。」
ぼくちんはそういって、顔を背け、そのままインフォメーションセンターに向かうのだった。
取り残された女の人に声をかける人は1人もいないのであった。
*******
「ありがとうございましたあ~(o´・ω・`o)ノ゛。なかなかぼくちん人間運がよくなくてさ!本当に助かったよ~!!」
「いえいえ。お助けすることができて光栄です。」
結局ロロはインフォメーションセンターで蛇紋岩が以前見つけられたとされる場所を聞いていた。どうやらあるとされる場所はもともと川があったところだそうで、数百年前、地面の隆起によりばらばらに崩れ、あちこちに流れてしまったそうだ。以前みつかったといっても1年前の話である。その場所ですら流れてしまったため、今は見つかるかもわからないんだそうだ。
そしてこの話はロロが東京・港区のビルにいたときに聞き逃していた話である。この話をちゃんと聞いていたら宿を取ろうとか、野外で1泊する準備をしようとなるはずであったのだが・・・。
受付嬢はすぐに行くといったロロをさぞかし不思議に思ったことだろう。
「う~ん。どうしようかな~。でもぼくちん、橋の上からでも光ってるから見えるだろうし、何とかなるかなあ~(`+・ω・´)。」
「でも一応宿のことは考えないといけないかなあ~(-ω-;)ウーン。」
ぶつぶつ言いながらロロは橋を渡るのであった。




