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偏差値70は最強じゃない!  作者: 鮫の歯
序章 始まりの村
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35/56

偏差値25.5 サブ 文明の叡智

カタカタカタカタ…………


「ふーん 魔法の本質……」


今日はメンデルさんの家で調べ物をしている。

まさかスキエンティアで魔法が独自に研究されているとは……

タブレットもパソコンもあって論文が読み放題だ。もちろん魔晶石の代金だ。


カグツチさんがくれた本は昔の魔法使いが記した魔法指南書がほとんどだ。今の魔法とは少し違うらしく古いやり方らしい。だが基礎が詳しく書かれており俺のような魔法自体知らない人間にはとてもわかりやすい。


しかし欠点もある。最近開発された魔法が載っていなかったり間違いがあったりする。

それをカグツチさんに訂正してもらい俺は理解し、実際に唱えてみる。この繰り返しなのだが。


表面的というかただ唱え方、やり方しか習っておらず魔法の本質が理解しきれていない。

そこでスキエンティアの力を借りている。

電子書籍で魔法の参考書があるので、まあ大体は今持っている本と同じ内容だが、買って足りない分の勉強をしているのだ。



スキエンティアには先端魔法学研究所というところがあってそこの論文は興味深い。

魔法の根本を覆すと言うか……新たな組み合わせを模索していていままでにない魔力の使い方を発明している。


例えば「ファイア」

魔力を手のひらの上に集め高エネルギー状態にし火花を散らして発火する。


これを利用し熱魔法を生み出した。

体の周りに高エネルギー状態をつくり発火させずに状態を保つ。

すると熱膨張で空気の流れを操作したり触れずに大爆発を起こすなど、危険だが派手に攻撃ができる。


なんといっても炎をださずに高温を維持するので陽炎ぐらいしか見えない。透明で近づくと危険な一種のバリアをはることができる。


このように危険な面もあるがかなり有用な魔法を研究している。


メンデルさん曰くこの国よりも進んでいて留学生が来るほどらしい。

しかし技術が漏れてはいけないのでそのまま滞在してもらうかあまり教えずに帰すかのどちらからしいが………


俺の場合技術の漏れる漏れない関係無く学ばないとならないのでガンガン読ませてもらっている。



科学的にも魔法は研究されていて俺にも理解しやすい。

というか魔法は意外と論理的だ。

マインたちに聞くと魔法は不思議な力でできるおまじないのようなかなり神秘的なものだが


スキエンティアの中央魔法学院によると

「魔法とは魔力を用いてこの世界に働きかけるすこぶる科学的な行為」

らしい。

おかげで理解がしやすい。


いやむしろ面白い。

今まで問題集の答えをおぼえるだけの勉強に比べたら面白すぎる。

もうずっと論文を読んで自分でも試してみて学んでいきたい。

わからないところがあっても神眼で補足説明が読めるから分かりやすさがすごいし。


あ、ケイ向けの本もあった。

剣術の研究論文もあり、色んな技が書いてあった。

かなり興味を持ったようで自主練の時試してみたりして一つ一つ覚えていっている。

鏡をおいてその前で練習すると賢神眼が分析して足りないところを教えてくれるので上達が早い。マジで神眼授かって感謝しかない。勉強するのに最高の能力だ。



………とまあ上手くネットを使っているのだが

ラコンがなぁ………


ずっとゲームしてるし漫画読んだりアニメ見たり。

俺の世界に留学した研究員が持ってきたから「MARUTO」や「TWO PIECE」や「REBORNS」があって………



本人曰く

「戦闘の勉強になるのでございます!」

と。

別にいいんだがただ遊んでいるようにしか見えない。

おもしろいしいいんだけどね。悪くはないんだがせっかく手に入れたスキエンティアの恩恵がゲームや漫画だけってのはなー

もっと有効活用出来ると思うんだが………





H/M(なんか悩んでますね~~ソウタさん。ラコンさんがゲームばかりしているのを心配しているのでしょうか。

Alexのふりをして見ていてもただの少年ですね~転生者といっても普通の方ですね。ただあまりネットを娯楽に使わず学習目的で使うことが多いですね。真面目な性格……勉強熱心…………珍しい性格です。もっと観察したい………)




※スキエンティア・・・ギリシャ神話の神、プロメテウスが建国した国。国名は科学の架空の女神「スキエンティア」から。

前世で偉大な研究結果を残したのにも関わらず報われなかった研究者を集め国民とし、その子孫や新たに転生した者が住んでいる。

他の国とは隔離されておりかなり進んだ社会を築いている。文明レベルは現代の先進国と同じ。ただ違うところは研究が尊いものと見なされていること。研究は素晴らしいことで研究者であることは一番の名誉なことだとされている。

認められたれた者だけ外に出ることができ「パンゲア商会」、「ゴンドワナ商会」「ローラシア商会」を設立し商売で国の資金を稼いでいる。そのため税金はない。



スキエンティア(Scientia)はノーベル賞のメダルの裏に描かれているベールをとろうとしている女神の名です。ベールをまとった女神は「ナチュレ(Nature)」、自然がまとっているベールを科学が取って明らかにしようとしているんですね。



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