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佐藤家の見る日常-自衛隊最強の父と異世界からやってきた聖女の母を持つ平凡な僕の青春  作者: 小澤りか


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*****『父さんの緊急事態』



 その日、部活が決まったことを母さんに報告だ!って勢いよく玄関を開けた時、家の中の空気がなんとなく暗かった。

明かりはついているのに、空気が沈んでいる。

不思議な暗さだった。

母さん、まだ落ち込んでるのかな?

今までだって、急に演習が伸びたことは何度もあったのに、こんなに落ち込んでいるのは珍しい。


「母さん、ただいま。何かあった…?」


リビングを見ると、普段はつけていないテレビの前に座り込んでいる母さんがいた。

僕の声にも反応がない。

テレビの画面には、臨時ニュースのテロップと緊張したアナウンサーが原稿を読み上げる声が流れていた。


「緊急速報です。一時間ほど前、沖縄沖の公海にて、国籍不明の船団が目撃されました。

船団は日本側の呼びかけには応じず、目的などは不明です。―政府は――――』



ドクンと、心臓が悲鳴を上げた。


父さんの演習先だと決まったわけじゃない。でも…。


「母さん……」


僕はそっと母さんの横に膝をついて、真っ青な顔でふるえる肩に手を置いた。

母さんには、分かるんだね。

あの海の先に父さんが―――いる。







お付き合いいただきありがとうございます。

この続きは、少し時間をかけてから公開したいと思っています。


最強自衛官「父」と、父を思う家族のお話の予定です


それが落ち着いたら、また楽しくワイワイとした、でも不思議な日常に戻ります

暫く、おつきあいをお願いいたします。

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