目的地へ
とりあえずカプOン製ヘリコプターをいれてみた
ちょっと休憩回
次はどのように行動するかの話になったが、とりあえず全員団体行動することは決まっている。
最初言い始めたのは屋上にこもって救助を待つという意見だった。
「なるべく危険は冒さないほうがいいだろう。とりあえずはここで救助を待つのもありだと思う」
梁瀬の意見は危険性の少なさからみんなから同意を得ることができた。
その意見を言ってから数分も持たないうちにヘリコプターのプロペラの音が聞こえてきた。
「おい!本当に来たぞ!おーーーーーい!」
梁瀬は大声を出して救助を求める。
「まつでござる…どこか、様子がおかしいでござるよ…」
山下は違和感を感じ口にする。
屋上にいる他のメンバーもその違和感に気付き始める。
ヘリコプターがまっすぐ飛ばずに、ゆれながら下に落ちているように見える。
「やっぱり落ちているでござる!」
全員がヘリコプターを追いかけるように屋上のフェンスまで走り様子を見守る。
とうとうヘリコプターは墜落し街に無数に上がる煙の1つになってしまった。
「どうする?ヘリコプターでもあの様子、やはり多少の危険はあるがある程度長い期間篭城できる場所に移動したほうがいいと僕は思う」
マナトがそういった後、それに最も適すると思う場所を細田と前谷が言う。
「それってぇ」「イミュがいんじゃないの~?」
イミュとは全国各地にあるショッピングモールで若者からの人気も高い。正式名はイミュルシオン。
たしかにそこなら食料も豊富だろうし、入り口をふさいでさえしまえば篭城は難しくないだろう。
この学校からはそう遠くない場所にあるしここらへん一帯では最も大きな建物だ。
ただ歩いていくのには距離がある。
「でもここから歩いていくには少し遠いんじゃない?」
綾香はその疑問を口にする。
それには唯一の教師が答えを知っていた。
「この学校には遠征用の小型バスがあって20人くらいならのることができたはず!それを使えばいいじゃないか!」
梁瀬は顔をほころばしているがすぐにその表情が翳った。
「あ、でも…鍵は職員室にある…。またあのゾンビの中を進んでいかなければいけない…」
「そんな心配は要らないでござるよ!なぜなら拙者たちにはくーちゃんがいるでござろう?」
自信満々の山下の意味はわからないがみんなが久美をみる。
「え…?なんで私?よくわからないんだけど…」
「くーちゃんの異能力は何でござるか?イミュまでひとっ飛びする乗り物を創造すればいいんでござるよ!」
「いや…そんなもの創ったら体力が尽きて干からびちゃうよ…?」
「な、ならその小型バスの鍵を創るでござるよ!」
「鍵自体は創れるけど…しっかり形の合うものは本物を見ないと…」
「はあ…」
「なんなのそのため息…自分から勝手に言ったくせに」
「まあそういうことでござるなみなさん!頑張って職員室を目指すでござるよ!」
山下を見る目線が心なしか冷たくなっている気がするけど、やることはそれしかない。
全員が目線をあわせ決意を固める。
「よし、じゃあまずは職員室を目指そう。音をたてないように静かに」
マナトがそう言い、屋上を出ようとしたとき何か声が聞こえた気がした。
「…………さい!」
確かに聞こえる
「………ください!」
「今の声だれが言ったの?」
綾香がみんなに問いかける。
しかし誰も喋ってないと首を横に振る。
「待ってください!!」
声のほうを見ると、宙に浮く少し透けている人影が見えた。
「話を聞いてください!」
(((幽霊っ!?)))
最後の一人のジャンルは幽霊です(正確には違うけど)
幽霊ってギャルゲーとパニック物では敵以外で見たことないんだけど、それがゾンビ物で味方側だとどうなるか楽しそうだと思った
正直ゾンビ物として意外と登場率が高い犬と迷った




