情報の確認
ここで情報整理、あと一人は次に出るはず
梁瀬は今いる人が体験したことをもとに現状のわかっていることを確認していく。
もちろんそのまま鵜呑みすることはしないが、しっているだけで変わることがあるかもしれない。
まず初めに今起きているこの現象はパンデミックだろうと話がまとまっている。
もしかしたら他の原因があるかもしれないがそれを知る方法はない。とりあえずはそういうことにしておくことになった。
屋上からみた街はあちこちから煙があがっており、まともな状況ではないことが一目瞭然だ。
もしこれが世界中で起きていたら…。
そして今その原因のゾンビの特徴をまとめると次のようになった。
・ゾンビに噛まれ、噛まれた本人が死ぬとゾンビになる。
・視力はかなり悪くなっていて、目の前に来てやっと反応する。
・そのかわり聴力が発達していて小さい物音でもすぐに反応する。
・腕力はどんな傷を負おうと力を緩めないので普通の人間より高い。
・ゾンビの体がダメージを受けると動きが遅くなる、ただ死ぬわけではない。
・ゾンビを殺すためには頭を破壊しなければいけない。
今のところの”恐らく”となるが正しい情報はこれだ。
まず初めのゾンビに噛まれた本人がゾンビになる。これは僕たちも見たことで実際そのようにしか見えなかった。
視力と聴力は最初に屋上にたどり着いた梁瀬が気付いたことらしい。慎重にたどり着くために静かに移動をしているときに、ゾンビが壁にぶつかるギリギリで止まり方向を変えているのを見た。そして自分たちには僅かにしか聞こえない悲鳴に全員が反応して声の方向へと進んでいたのも同時に見たそうだ。
親衛隊員が見たのは他の生徒がゾンビにつかまれた際、異能力で必死に抵抗したそうだ。しかし、強化した筋力でもゾンビを引き離すことはできなかった。隊長の山下の考察ではゾンビには痛みがないのでいくら傷つこうと離すことをやめないのではと言っている。
そしてゾンビの弱点。これを見つけたのは細田と前田の二人のペアだ。襲われそうになったときに腕の骨を折った後明らかに動きが遅くなったそうだ。その後頭を潰すともう動き出すことはなかったといっている。
山下もゾンビを殺すにはヘッドショットが一番といっているが根拠はゾンビの常識とわけのわからないことを言っている。
そして今この場にいる全員はひとまず団体行動をする方向で話が進んでいる。
全員が異能力者なので数が多いほど安心だと判断した。
異能力者にはスタミナがない。映画のようにゾンビをガンガン薙ぎ倒して進むことはできないので、少しでも交代で休憩ができるほうがいいのだ。
最後にここにいるメンバーの紹介を始めた。
僕もどんな異能力を持っているか知らない人もいる。いざというときに素早い連携のためにも異能力を知ることは重要だ。
ランクが高い順に並べると
五十嵐 久美 ランクA”創造”
いわずとしれた学校一有名人。自分の考えたものをたとえ原理を知らなくてもその場に創りだす事ができる。
ただし規模が大きすぎたり、構成が複雑すぎたりすると異能力の性質上不可能ではないが本人への負担が大きくなり途中で失敗してしまう。
逆に言えば本人の体力や気力しだいではどんなものでも創造できる。
落合 マナト ランクA”念動力”
僕の昔からの親友。正義感が強く高身長のイケメンでみんなから人気も高い。
異能力の念動力は22年前の最初の異能力者と同じものだが彼はより重いものをもつように力が伸びたがマナトはより細かいものを動かすことに力が伸びた。
井上 綾香 ランクB”全身強化”
僕の幼馴染で小さい頃から仲がいい。
異能力は数が一番多いといわれている強化系だがその中で最も効果が強いといわれている全身強化。
体のどの部分でも強化することができて、筋力から五感までも強化することができる。
山下 茂 ランクB”全対応”
くーちゃん親衛隊隊長。口癖はござるですこし変わっている人だと思う。
全対応はどんなものにでも対応することができる。
使い方を知らないものでも手に取れば直感的に使い方を理解できる。
近接武器をもてば武術まで使うことができるが、その間は常に力を使わなければならないためスタミナの
消費が激しいために正直使い勝手はよくない。
梁瀬 昌和 ランクC”武装”
女子バレーボール部の顧問をしている身長と体格がいい教師で、異能力は武装。
名前の通り武器や防具を作り出すことができる。
ただ武器は近接用のものだけで遠距離用の武器はランクが低いので作り出すことができない。
小雪 那津実 ランクC”酸使い”
梁瀬の担当する女子バレーボール部に所属している。見た感じでは気が小さいのかいつもオドオドしている。
珍しい異能力の酸使いだがランクはCのためにできることは少ない。少量を作成するのがやっとらしくゾンビに対しては目くらましがやっとだろうか。
細田 真里奈 ランクC”腕力強化”
綾香と先ほど口喧嘩をした女子生徒の一人。
以前よりいい噂はあまり聞いていない。
異能力の腕力強化は数が多い強化系のなかでさらに一番数の多い異能力だ。
しかし一番数が多いから、ランクCだからとなめることはできない。
細身の彼女でさえ力を使えば筋骨隆々の大男とも張り合うことができる。
前谷 薫 ランクC ”脚力強化”
綾香と口喧嘩したもう一人の女子生徒。
脚力強化も使う人数が多いほうの異能力だが腕力強化よりは応用性がある。
力を使えば早く走ることもできるのでうまく使えば怖いもの無しだ。
親衛隊員たち
親衛隊員は全員ランクEかDでまだほとんど異能力を使うことはできない。
みんなはそれぞれバットや竹刀をもって戦おうとしている。
そして最後に僕 竹田 宗助 ランクC”能力複写”
三秒以上触れた相手の異能力をコピーすることが出きる。
しかしコピーした異能力はランクが1つか2つ下がった劣化の力しか使うことができない。
覚えることができる異能力の数の制限はなくいくらでも覚えることができる
全員の異能力を確認して次はどのように行動するかの話に入る。
パニック物の教師の需要は高いよ




