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第九話 オリジナル、絶滅
第九話 オリジナル、絶滅
オリジナルの人間がすべて死に絶えた。
それはつまり、オリジナルの細胞は今現在、保管されているものだけになった、ということだ。
世界中に、クローン人間しかいなくなった。
とうの昔に法律が改正され、クローンにも人格も人権も認められている。
最も再クローニングを繰り返した世代は、もう第四世代から第五世代目だ。
動物は、同性生殖を経て、少しずつコピーミスを修正し、人工授精や体外受精で雌雄繁殖をするようになった。自然繁殖が復活する日も、近いだろう。
人間は同性生殖せず、人工授精も体外受精もわずかな特例を除いて成功せず、クローニングでしか次世代を生み出せないままだ。




