表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
森の妖精の恩返し  作者: 林 秀明
8/9

人間と自然

「人間は醜いよね」ふと耳元で声が聞こえた。

「どうだい!? 自然の一部になった気分は? 人間が自然を大切にしないから、自然の厳しさを教えてあげているんだよ。あの二人もまた自然の恐ろしさを感じているだろうね。自分達がずっと死と隣り合わせにいる窮地を。人間は自分達の都合で木を切って、自然を壊している。自然が何も言わないというのは大間違いだよ。自然は常に人間に忠告をしている。それを人間が都合のいいように解釈しているだけなんだよ」

三郎は口がなく話せなかったが、心の声で話した。

「兄弟を助けてくれ。俺はこのまま死んでもいいから」

「駄目だよ。助けちゃうとまた同じ過ちを繰り返す。それが人間だよ。人間のエゴっていうのかな。本当は自然と共存していかなくてはいけないのに……彼らは運が良ければ助かるかもしれないけど、たぶん無理だね。人間は欲望が強く、自我に走るから、最後は野たれ死ぬだろうね」

「確かに人間には悪い人もいるが、自然を大切に育て、次世代へ繋げて行こうと必死に頑張っている人達もいる。君達は勘違いしているだけだ」

「確かにそうかもしれないけど、天地が創造してから自然が少なくなっていき、出来たのは人間が創った有害物質。便利から悪が生まれ、悪がまた欲望を生みだす。そんな世界をずっと見て来たから、僕達はもううんざりだよ。僕の仲間達も今日から人間を木にしているんだ。全てが一つの始まりに戻るように、幸せな世界を創っていけるように」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ