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森の妖精の恩返し  作者: 林 秀明
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世界の始まり

「頼むからやめてくれ……」三郎は人間として最後の願いを言った。

「それは無理だよ。もう手遅れだ。そうそう、君の奥さんも今頃、木にはなれずとも植木になって家で待っているよ。ご主人が亡くなったって話したら、すごく寂しそうな顔をしていたけどね。でも人間が今までやってきた事に比べたら、比でないよ。そういう意味では君は運がいい。なんと言っても意志があるからね。今日から僕と共に新しいこの世界を創って見て行こうよ」

アリスはそう言い、三郎木の「頬」をそっと撫でた。木には涙のような跡が残っていた。


その後何千年の時を越え、その木はずっと存在し続けている。何千年も涙を流し続けていると妖精達の間で親しまれ、「はじまりの樹」として語り継がれているという。人類はまた自然へと生まれ変わったのだ。


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