再建
純粋な無。
存在の状態ではなかった。認識の状態でもなかった。
ただ無。
——
俺は……俺は——
俺にはできない……
何が——
有沢は動こうとしたが、動くべき何もなかった。心が懸命に作り出したもの——そこにないものを処理するための幻の感覚だけがあった。
それから体が自分自身を再構築し始めた。
最初に来たのは脳だった。
その内部構造が部分部分形成され、神経が虚空へと枝分かれしていった。
次に目が現れた。
存在した瞬間、すでにパニックで見開かれていた。
他は何も残っていなかった。
ただ脳、神経の網、そして果てしない暗闇に浮かんだ二つの恐怖した目だけ。
普通の人間なら、そのプロセスには日数がかかっただろう。週間かもしれない。
有沢には、すべての秒が感じられた。
すべての秒が耐えられた。
未完成の頭蓋の下にようやく口が形成されたとき、できたことはただ叫ぶことだけだった。
存在する。
求める。
無は暗闇になっていたが、その違いは何の慰めももたらさなかった。
「あっ——!」
血が口から溢れ、まるで体が一滴も無駄にすることを拒むかのように、中に引き戻された。
次に臓器が形成された。
しかし休む場所がなかった。
それぞれの新しい部分は、支えもなく不完全なまま、半分しかできていない体の暗闇に崩れ落ちた。
苦悶して、膝から落ちた——
しかし下には地面がなかった。
骨格が現れ始めた。
骨が一本ずつ、存在を強いられた。
すべての新しい構造物が、適切な位置に落ち着く前に肉と臓器を突き抜けた。
すべてを感じた。
すべての神経を。
すべての調整を。
自分の体のすべての侵害を。
有沢は人間というよりも、散らばった部品から組み立てられつつある殻のように感じた。
痛みは主観的であるはずだった。
しかし脳が最初に形成されていたから、自分の創造のすべての段階を不可能な明瞭さで体験した。
一貫した考えは何も残っていなかった。
ただ苦しみだけが。
体が完全に完成する前に、彼は見上げた。
「……」
何もない。
「……」
一人だった。
目から涙が流れた。
床に拳を叩きつけようとしたが、叩きつける床がなかった。
腕は空の暗闇に伸びるだけだった。
「何が……」
声がひびわれた。
「こんな目に遭うようなことを俺は何をした?!」
言葉は何もないところにこだました。
答えは来なかった。
「お願いだ……」
呼吸が乱れた。
「解放してくれ……」
肩が震えた。
「お母さん……お父さん……」
嗚咽が漏れた。
「救けてくれ。」
「ごめん。」
「くずな息子でごめん。」
「役立たずのニートでごめん。」
「人生で何もしなかった……」
頭を下げ、完全に崩れ落ちた。
鼻水が出た。
涙が未完成の顔を濡らした。
再構築の痛みはもはや重要ではなかった。
何かもっとひどいものがあった。
より深いものが。
はるかに耐えがたいものが。
「一人で……」
その言葉がほとんど唇から漏れた。
「ダリア……」
声が震えた。
「どこにいる、ダリア……?」
「サラデル……」
「フ、ファジュラ……」
「こんなふうになるはずじゃなかった。」
「これは転生じゃない。」
「これがそのプロセスなのか?」
「これが……」
考えが完成する前に崩れた。
「違う……」
「俺には……」
「必要なんだ……」
「サフラを……助ける必要がある……」
沈黙が言葉を飲み込んだ。
それから逃れようのない認識が来た。
「でもなぜ……
「みんな……」
震える息。
「みんないつも俺のもとを去っていく。」
「意味がない。」
ついに戦うのをやめた。
自分の中に丸まった。
果てしない暗闇の海の中の小さく震える形。
そして、誰も聞いていない場所で——
有沢は膝の中に泣いた。




