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魔法使えぬ魔法探偵  作者: 紘月


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6/7

secret file 消えたエリア ミッシングキー

火 エリアe370

水 エリアc115

光 エリアf286

闇 エリアa743

永 エリアb909

? エリアd358


魔法 C級 周りに影響がない程度

魔法 B級 周りの物や人に被害が及ぶ程度

魔法 A級 周りの物や人を殺傷、破壊させる程度

魔法 A級+ Aの派生能力を持ちエリア全体に影響をもたらせる程度


管理庁の一人がいつも通り仕事をしていると、あるファイルが落ちてきた。それを元の位置に戻そうとしたがそこには

「外属性 エリアd358」

と書かれていた。

管理庁の一人はこんなものがあったのかと驚いた。

そしてそのファイルを開こうとした時、何者かに後ろから殴られ気絶してしまった。



探偵はインフィニティコア破壊事件の後、祝福としてエリアb909の大きな家で宴会をしていた。その帰りに、いつもと違う道だったのでウロウロとしていると倒れた看板があった。


『エリアd358』


「なんだこれ?」


すると管理庁に勤めていた別のコピー能力を持つ魔法使いから脳電波が届いた。


「別の仲間がなんかボスに殴られて引き摺られていったんだ。そして気になってそこに落ちてたファイルを見たら『外属性d358』って書かれてたんだよ。しかもこれ全部黒塗りなんだ。ちなみにここのエリアはa743だ。探偵だろ?この謎が分から───。」


そこで音声が途切れ探偵は不安になり必死に声をかけたが、こちらからの声は届くはずがなかった。

そして「外属性d358」。自分が全く同じエリア案内看板の前に立っている。

奥には大きなブラックホールのようなものがあった。そして黒塗りのファイル。

そこに何か管理庁が隠しているとしたら?きっとこの存在すら明かされなかったエリアも外属性という謎の属性の意味さえもわかるかも知れない。


「そういえばこのエリアを知ってしまったから逃げないといけない。」


そう思い探偵は足早に逃げていった。


「黒塗りのファイルを見れるのはエリア管理庁a743の誰か。頼むしか無いか。」


そう思い再び歩き出すと急に視界が真っ暗になった。


「なんだ?」


するとピョコっと子供が飛び出して笑いながらどこかへいなくなった。


「闇属性の悪戯かよ。めんどくさい。」


そして僕はその場から去った。


その後、家から脳電波で管理庁の一人に連絡をしてファイルを見てもらうよう頼んだ。

そして真夜中の午前2時。管理庁の人目がない時間に侵入してもらった管理庁の一人は

「外属性 d358」と書かれたファイルを見つけることに成功した。そしてなかみを見るとやはり黒塗りだった。全3ページの小さなファイルだったが情報は全く無かった。

すると扉が開く音がして、管理庁の一人が仕事場へと戻っていった。


「情報は無しか。」


探偵は溜め息をついた。


そういえば黒塗りって言っていたな。

そしてそこで探偵はあの悪戯やエリアf286ボス殺害事件などを思い出した。


「これだ。」


そして後日、ファイルの画像が送られてきた。その画像のファイルに黒塗りは無かった。

そう、そのファイルは黒塗りだったのではない。エリアa743管理庁の闇属性の一員がファイルに闇を被せていたのだ。まるで最初から塗られているように。

そのため闇属性の力を、エリアe370の他能力に干渉しない火属性のA級+に見てもらうことで、中身がわかったのだ。


その中身は、


「目標達成

探偵

この平行世界の事件を解決してもらう要員。

別世界から家族ごと捕獲。」


と書かれていた。

つまりもともと自分は別世界の魔法がないであろう世界から捕獲され、この世界の住民にされていたのだ。他にも、

「プログラマー

この世界の技術を魔力以外で強化。」

などと書かれていた。つまり魔力が無いものに他の才能が突出しているのは別世界の優れた人材だけを取っていたからなのだ。


探偵は驚愕した。

しかしこのことは誰にも口にしなかった。

そして探偵は再び新たな事件が来るのをただ待っていたのだ。

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