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魔法使えぬ魔法探偵  作者: 紘月


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file3 都合の良い灯 コンビエントブライト

火 エリアe370

水 エリアc115

光 エリアf286

闇 エリアa743

永 エリアb909


魔法 C級 周りに影響がない程度

魔法 B級 周りの物や人に被害が及ぶ程度

魔法 A級 周りの物や人を殺傷、破壊させる程度

魔法 A級+ Aの派生能力を持ちエリア全体に影響をもたらせる程度


ある日、エリア管理庁のボスが崖から飛び降りてしまった。明かりのある場所で...。

B級以上は街灯などの小さなものを操作することが不可能だった。しかしエリアに1人の光属性のCランクはすでにある光を消せなかった。


これはCランクの犯行なのだろうか。管理庁は頭を抱えた。そしてあの探偵がまたもややってきたのだ。

今回はC級に話を聞きにいった。


「確かに僕は管理庁に関わっていたのであの人のことを知っています。そして高圧的な態度だったので嫌いでした。しかし殺してなんかいません。あと僕はC級なので光を出すことしかできず消すことはできません。きっとB級じゃないですか?」


「なるほど。しかしB級以上はこの街灯を操作することができないんです。」


「ならやはり自殺でしょうか。」


「なぜ?」


「それは...分かりません。」


「だからなんですよね。まあまた呼び出すかも知れませんので。」


「ではもうよろしいですか?」


「はい。」


そして男は去っていった。探偵はまたもや難解な事件に頭を悩ませた。管理庁のボスというのもあり、冤罪だったら探偵という職を失うかも知れない。


その後、探偵は手掛かりがないまま一日を終えた。そして朝になると前のエリアc115の信仰対象である水が無くなった事件での、容疑者だった1人から手紙が届いた。


「事件解決ありがとうございました。

その後自分の能力で創った噴水はエリアc115の象徴となりました。本当にありがとうございます。」


探偵は少しだけ嬉しくなり笑みをこぼした。だが、事件解決の糸口は無いと考えていた。


そこからというもの探偵はヒントも掴めないまま時間が進んでいき、ついに脳電波で管理庁から連絡が来た。


今日までに解決できないのなら新たな探偵を雇う、と。


探偵は危機感を感じ事件の内容をもう一度確認した。しかしヒントは見当たらなかった。何より、監視カメラなどといった情報さえ無いのだ。そして慌て揺れる視界にはあの手紙があった。そこで探偵はハッとした。あの人の父は腕をずっと前にして魔力を使い続け水を守っていた。そこから探偵は見つけたのだ。新たな視点を。



そしてその夜探偵はまた同じC級の魔法使いを呼んだ。


「集めていると言うことは犯人が?」


「はい。それは貴方です。」


「は?何言って...」


「あなたは光を消して視界を暗くして落としたのではないんですよ。」


「そりゃ消せないから。じゃあどうやって?」


「あなたはあらかじめボスがよく通るところに魔法で光を出現させた。そしてもともと街灯が光っていると錯覚させた。

これに気づいたあと管理庁に連絡したんですが、実際にその街灯は既に壊れていたらしいですね。」


「くっ......」


男は黙り込んだ。


「そうなんですよね?」


「...そうだよ!ボスが嫌いだったからな!」


そう白状した男はその後に自首をした。男は探偵という職を失わずに済んだ。


すると脳電波で


「やっぱり本気を出せばできるじゃないか。

そんな君に悲報がある。新たな事件がエリアa743で起きた。連続殺人だ。頼むよ探偵さん。」

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