逃げる悪女(おんな)と追う復讐者(おとこ) 第39話
来週にスクールカウンセラーと会うことになり、それまで、【絵里】と相談し、色々計画を立てていった。
そして、すぐに来週となり、月曜日から順番に1人ずつと話して行くことになった。
まずは、【木戸 浩三】と言うスクールカウンセラーだ。
【匡】は失敗したと思った。
容疑者は女なので、男性の【スクールカウンセラー】は除外して良かった。
つまり、学校のスクールカウンセラー5人の内、2人は男性だから、実際に会うのは3人で良い。
初めから女性のスクールカウンセラーに会えば良かったと愚痴を言ったが、【絵里】の考えは違った。
【絵里】は、
「男性の【スクールカウンセラー】にも話を聞いた方が良いわ。
例えば雑談とかで、同僚のスクールカウンセラーで急に若返った女が居ると言う話をする事だって出来るでしょ?
何事も無駄な事は無いのよ。
一見無駄だと思っても、思っても居ない事でつながっていると言う事だってある訳だしね。
だから、会ってきなさいよ。
スクールカウンセラーと話す練習にだってなるでしょ」
と言われ、渋々、会うことにした。
だが、【絵里】の言うとおり、会ってみるもんだなとすぐに思ったのだった。
【浩三】は、
「君、自殺を考えているって話だったけど、実は違うでしょ?
君の目はぎらぎらしてる。
まるで誰かに復讐したいと思っているみたいな。
そんな目をした子は自殺なんてしないよ。
何か相談したい事は他にある。
そうじゃないかい?」
と言ってきた。
【匡】は、
「なん・・・で?」
と言うと、
「そりゃ、わかるよ。
こっちもプロだからね。
生徒が何を考えているか?
それは少しは理解しているつもりだけど?
悩み・・・と言うか、何かを探しているのかな?
僕で良ければ協力するよ。
生徒の悩みを聞くのが僕の仕事だからね」
と言って微笑んできた。




