逃げる悪女(おんな)と追う復讐者(おとこ) 第38話
【匡】は、担任の【岩橋 基弘先生】に、
「先生・・・
実は悩み事があって。
仲良くしてた【友希子】が亡くなって・・・俺・・・死のうかな・・・って思ってて・・・」
と言ったら、一発で紹介してくれた。
【岩橋先生】としてもこれ以上、死人が出たら誤魔化しきれないと言う危機感があり、一も二も無く【スクールカウンセラー】を紹介してくれる事になった。
【岩橋先生】は、
「それで、【清儀君】、
君に紹介するスクールカウンセラーなんだけど、我が校には5人居てね。
合わないと思ったら変える事も出来るけど、他にも相談に乗って貰っている生徒の関係で予約を取らないと駄目なんだ。
それでもいいかい?」
と言ってきた。
【匡】は、
「はい・・・
どの人と合うかわからないからとりあえず全員と会って話したいです。
それでも良いですか?」
と答えた。
全員と会えば、それが犯人かどうかわかるかも知れないからだ。
【岩橋先生】は、
「わかった。
とりあえず、来週でも良いかな?
今週は都合の悪い人も居るから。
来週は月曜から金曜まで順番に空けてもらうから順番にカウンセラーと話をすると良いよ。
くれぐれもそれまでは、早まった事はしないように。
良いね。
死ぬとか考えちゃ駄目だよ」
と言っていた。
当然、【匡】は死ぬつもりなど無い。
少なくとも復讐を果たすまで死んでも死にきれないからだ。
静かな怒り。
【匡】はそれを心がけた。




