↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鬼になった同志  作者: マーたん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
21/22

第二章

鬼になった同志 ― 鬼島編 第二章「百連陸鬼、現る」登場人物


■ カエデ


本作の主人公。


鬼となった同志・ザガンを探し続ける女剣士。


鬼の力を宿しながらも、人の心を捨てていない。


鬼島へ上陸し、百鬼衆を撃破する。


現在、鬼王軍四将との戦いに挑む。



■ ザガン


カエデの幼なじみであり、かつての同志。


里を守るため鬼の力を受け入れた結果、鬼となった。


鬼島にいるという噂があり、カエデはその行方を追っている。


現在の消息は不明。



百連陸鬼ひゃくれんりくき


鬼王軍四将筆頭。


第二章のボス。


巨大な体躯を持つ戦鬼。


全身に百本の封印鎖を巻いている。


背中には百本の妖刀を背負う。


鬼王軍最強クラスの戦闘力を誇る。


鬼島西部の支配者。


ザガンについて何かを知っている様子を見せる。



百鬼衆ひゃっきしゅう


鬼島を徘徊する鬼たち。


百連陸鬼を神のように崇拝している。


鬼王軍の下級兵にあたる。



鬼王きおう


鬼島の支配者。


鬼王軍を統べる絶対君主。


百連陸鬼をはじめとする四将を従えている。


現在は鬼王城にいるとされる。



赤牙せきが


鬼王軍四将の一人。


怪力を誇る戦鬼。


巨大な戦斧を武器とする。


鬼島東部を支配している。



白夜びゃくや


鬼王軍四将の一人。


幻術を操る女鬼。


人の心の弱さを利用して戦う。


鬼島北部を支配する。



玄武げんぶ


鬼王軍四将の一人。


絶対防御を誇る守護鬼。


鬼王城への道を守る存在。


鬼島南部の支配者。



■ 黒衣の男


ザガンを鬼へ堕とした謎の存在。


鬼王と関係があると噂されている。


正体は不明。



■ 鬼王軍


鬼王直属の軍勢。


四将を中心に構成される。


鬼島全域を支配している。



■ 海鬼


鬼島周辺の海に生息する巨大鬼。


人間を襲う海の怪物。


鬼島へ近づく者の多くを海の底へ沈める。



■ 船頭の老人


カエデを鬼島まで運んだ船乗り。


鬼島の危険性を知る数少ない人物。


現在は島の沖合でカエデの帰還を待っている。



鬼王軍四将


第一将


百連陸鬼

(鬼島西部)


第二将


赤牙

(鬼島東部)


第三将


白夜

(鬼島北部)


第四将


玄武

(鬼島南部)



現在の状況


* カエデ → 鬼島上陸成功

* 百鬼衆 → 大量討伐

* 百連陸鬼 → 出現

* ザガン → 行方不明

* 鬼王 → 鬼王城で待つ

* 四将 → まだ全員健在


次章では、


「百連陸鬼 VS カエデ」


鬼島編初の大ボス戦が始まる。

第二章 百連陸鬼、現る


鬼島の森が揺れた。


百を超える鬼たちを斬り伏せたはずだった。


だが――。


静かすぎた。


カエデは刀についた黒い血を払う。


周囲には鬼の死骸が転がっている。


それなのに。


森の奥から響くのは不気味な笑い声だった。


「ククク……」


「ハハハハハ……」


「面白い……」


鬼たちが笑っている。


敗北を恐れる様子もない。


まるで何かを待っているようだった。


その時。


ドン――。


地面が揺れた。


ドン。


ドン。


ドン。


まるで巨大な何かが歩いている。


木々が倒れる。


鳥が逃げる。


空気が震える。


鬼たちが一斉に跪いた。


「来る……」


「百連陸鬼様だ……」


「鬼王軍の将だ……」


カエデは眉をひそめる。


森の奥から現れたのは――巨人だった。


身長は五メートルを超える。


全身を無数の傷が覆っている。


百本以上の鎖が身体に巻き付いていた。


その顔には巨大な鬼面。


そして背中には百本の刀。


異様な存在感。


圧倒的な威圧感。


鬼たちは震えている。


「百連陸鬼……」


鬼王軍四将の一人。


千人斬りの伝説を持つ戦鬼。


鬼島西部を支配する怪物。


その名を聞くだけで鬼たちすら逃げ出すという。


百連陸鬼はゆっくりと歩く。


一歩ごとに大地が揺れる。


やがてカエデの前で止まった。


鬼面の奥の目が光る。


「……人間か」


声は雷鳴のようだった。


カエデは刀を構える。


百連陸鬼は笑う。


「面白い」


次の瞬間。


背中の刀が一本抜かれた。


轟音。


風圧だけで周囲の木々が吹き飛ぶ。


鬼たちが悲鳴を上げる。


「始まるぞ!」


「百連陸鬼様の処刑だ!」


「人間は終わりだ!」


だが。


カエデは動じなかった。


百連陸鬼の巨大な刀が振り下ろされる。


大地が割れた。


森が吹き飛ぶ。


しかし。


そこにカエデの姿はない。


「遅い」


百連陸鬼の肩の上。


カエデが立っていた。


鬼たちが息を呑む。


あり得ない。


百連陸鬼の一撃を避けた者など見たことがない。


「ほう」


百連陸鬼は初めて笑った。


「久しぶりだ」


鬼面の奥の瞳が燃える。


「少しは楽しめそうだ」


百本の刀が一斉に鳴った。


ジャラララララッ!!


鎖が解かれる。


鬼気が噴き上がる。


空が赤黒く染まった。


鬼島全土が震える。


遠く離れた鬼王城ですら、その気配を感じるほどに。


そして。


百連陸鬼はゆっくり告げた。


「我が名は百連陸鬼。」


「鬼王軍四将筆頭。」


「さあ――死合おう。」


カエデは静かに刀を握り直した。


「望むところよ。」


その瞬間。


鬼島を揺るがす死闘の幕が上がった。


百連陸鬼。


鬼王軍四将最強。


そして――。


ザガンの行方を知る者の一人でもあった。

― 百連陸鬼の漫談


百連陸鬼「おい作者、俺は鬼王軍四将筆頭だぞ」


作者「はい」


百連陸鬼「なのに最近の読者、俺のことを“鎖の多い鬼”で覚えてないか?」


作者「まあ……少しだけ」


百連陸鬼「少しじゃない! 百本も鎖を巻いてるから目立つだけだろ!」


作者「確かに」


百連陸鬼「それに背中には百本の刀があるんだぞ!」


作者「全部使うんですか?」


百連陸鬼「使えるか!」


作者「え?」


百連陸鬼「抜くだけで大変だろうが!」


作者「それはそうですね」


百連陸鬼「戦闘中に『八十三本目どこだ!?』って探してる間に斬られるわ!」


作者「鬼王軍四将筆頭とは思えない発言ですね」


百連陸鬼「そもそも背中に百本って何だ!」


作者「設定です」


百連陸鬼「設定は大事だが限度がある!」


作者「読者には人気ですよ」


百連陸鬼「本当か?」


作者「たぶん」


百連陸鬼「たぶんかよ!」


作者「ちなみにカエデはあなたを強そうだと思っています」


百連陸鬼「当然だ」


作者「でも百本の刀はちょっと笑ってました」


百連陸鬼「笑うな!」


作者「あと鬼王様も」


百連陸鬼「鬼王様まで!?」


作者「会議で『百本も必要だったか?』って」


百連陸鬼「やめろぉぉぉ!!」


作者「それでは読者の皆様」


百連陸鬼「締めるな!」


作者「次回は百連陸鬼の本気が見られます」


百連陸鬼「今度こそ強さを見せる!」


作者「たぶん」


百連陸鬼「だからその“たぶん”をやめろ!!」



以上、鬼王軍四将筆頭・百連陸鬼による後書き漫談でした。

次回、百連陸鬼は本当に強さを見せられるのか――。お楽しみに。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。