12話 思いつかない時は結局こうなる。
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目が覚めた、トレントの狩り方を考え・・・試してみる。
まずはマグマ弾、倒すだけならこれで充分だが、トレントが燃ええながら暴れるので、周りに延焼し、ドロップ品までも燃え移ってしまう。
次に冷凍弾。
自前の水魔法で、水浸しにしてから凍らせていくが、一体あたりに使う弾数が、最低でも2発必要な上に、個体差で大きいものがいると、最多で5発も必要になってくる。
一体にこれだけ撃ち込んでたんじゃ、押し込まれるのが目に見えるから、試練内では却下。
スナイパーの各種弾丸や、グレネードランチャーの炸裂なんかも試すが、植物相手にドロップ品も拾いながら戦闘をするってなると、どれも無理な気がしてきた。
こうなったら、あまり取りたくなかったやり方だが、現時点で取れる最終手段でサクッと攻略していく。
ドガンッ!!ドォーーン!!!
魔力を込めた棍棒を振り回すたびに、辺り一帯のトレントが根こそぎ吹き飛んでいく。
また力のステータスが上がるから、他のバランスも考えないと気持ち悪いなぁ。とか考えながら、棍棒を振り回し、まとめて10体のトレントが吹き飛んだ。
トレントの階層が、残り一階層だけになってふと気がつく。
刀でやればスキルが伸びてたかも・・・。
今となってはもう遅いが、できるだけスキルの経験値が溜まるように、枝や根を全部切り落としながら一体ずつ丁寧に切り落として行く。
結果として、ステータスの器用は上がったのに。刀のスキルは成長してなかった。
次の階層を覗いたら、中型犬くらいの蟻の群れだった。
この日は、時間もいいくらいだったので、ほんとに覗くだけにして、休むことにした。
朝、箱を仕舞わずにこの先の事をどうするか考えていた。
ドロップ品はなるべく取って帰りたい、だが、蟻が出てきたのなら、やつが出てくることを考慮しなければいけない。
正直な所、奴が出てきたら、ドロップ品が不老長寿の薬の元になろうが万能薬の材料になろうが完全回復薬の材料になろうが回収することは一切考えずに消滅させてやる自身しかないどころか今まで一度も出したことのない本気の殲滅ってやつをごごご。
・・・・・・はっ!何だ現実か。
とりあえず、今回は蟻だからドロップ品は回収する方向で考えるが、それでも、虫の段階で嫌いな事には変わりないから、ドロップ品は優先順位が3位、効率よく殲滅するのが2位、1位は時間を最小限で。
方針が決まったので、準備をサクッと済ませる。
今回は、よく燃える油をばら撒いて、炎魔法で引火させて、脆くなったところでライトマシンガンの炸裂をぶち込むことにする。
やってみると結構型にはまった気がする。
ただしやっぱりドロップ品は半分以上燃えてしまった。
効率よくやってたはずなんだが、今日一日で進めたのは407層までだった。
ここまで時間がかかったのも、奴らの数がとにかく多かった。
しかも、仲間が燃えてても、自分が燃えててもこっちに向かってくるのだ。
他の魔物なら、燃えてる間はこっちに向かって来ないで、その場で暴れまわるのが多いのだが、これが虫の恐ろしさなんだろう。
もしかしたら、試練内だけの性質かもしれないが、これからこういうこともあるかもしれないと思って対応していこう。
そして次の日、1日かけて蟻階層を攻略した。
最後の階層はただの嫌がらせだった。
一面真っ黒とか今思い出すだけでも寒気がする。
なので、次の日は1日休む事にした。
休みの日なので、1日かけておやつを纏めて作っておく。
まずは、ホットケーキのカスタードクリームサンドを、とりあえず飽きるまで作り。
飽きたら、この試練内で手に入れたフルーツを使って、クレープを同じく飽きるまで作る。
それも飽きたら、フルーツをスマホの加工で水分を抜いて、ドライフルーツとメレンゲ+小麦粉を混ぜた生地とまぜて焼き、荒熱が取れたら3枚にスライスして、間にカスタードクリーム、外側にホイップクリームを塗り完成。これも飽きるまで作る。
こうやって飽きるまで作るのを繰り返して、プリン、フルーツ各種のシャーベット、フルーツの皮をむくだけ、ゼリー、成功した経験が少ないクッキー等、思いつく限りの種類を、すべて飽きるまで作り続けて、その日を終えた。
次の日
次がどんな魔物か、まだ確認してないので確認しに行くと、ゴーレムだった。
しかも、アイアンよりはるかに硬いミスリル鋼。




