↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
24/26

閑話 三

「はい。では小春案件のミーティングを始めます」

「はっじまっるよー!!」

「いえ~い」

「元気なやつらだなあ」


その夜、二千花、紬さん、乃々葉さん、そして私の四人でWeb通話をしていた。

小春はもちろんいない。聞かれたら困るのでこうしている。



「ではまず日程について説明します。紬さんの手配が済みましたので、日程は再来週の日曜日、営業終了後になります」

「琴奈ちゃんと小春ちゃんのシフトの日だね~」

「なので二千花と紬さんは閉店時刻を目安にお店に来てください」

「了解だよ! めっちゃ楽しみにして行くから!」

「うちは普通に後片付けして、終わったら集合でいい?」

「もちろんです。……あっ、ちなみに当日は小春の誕生日です」

「はっぴ~ば~すで~!」

「おめでたいね!」

「本人からすれば相当クレイジーな誕生日だな」

「でしょうね」



いい意味でクレイジーだろうね。

たぶんそんな誕生日は過去一度も存在しなかっただろう。



「その後は小春のお家の使用人さんが車を出してくれますので、全員で乗って移動します。なので二千花や乃々葉さんの荷物が大きくても大丈夫です」

「助かるよー!」

「うちはそんなに大きいものは持ってかないけどな」

「場所はお店から車で二十分程度の場所になります。お伝えしていた通りすぐ近くにJRの駅がありますので、帰宅に困る方はいないと思いますがどうでしょうか?」

「おっけ~」

「問題なし!」

「うちも構わないよ」



うん、帰宅の足まで確認できたのでよし。

では続いて当日の想定について。



「そちらに着きましたら、まず私が小春の対応をします。その間に二千花は準備をしておいてください。紬さんは精算対応などお願いします。乃々葉さんの出番はまだですが、場所はあるので準備だけしてもらえれば」

「りょ~かい」

「あたしが一番急がないといけないね。気合が入るよ」

「うちはまったり準備してるからごゆるりとどうぞ」

「はい、では皆さん大丈夫そうなのでこの予定でいきます」



よし、問題なし。

完璧すぎる。必死に調整した甲斐があった。



「ことっち、そういえば店長は来ないの?」

「忙しいから無理そうだし、小春の感じ的には人は少ない方がよさそうだよ」

「なるほどー、一理あるどころか百理ある」

「わたしは千理あると思うよ~」

「千里の道も一歩から」

「それは同音異義語ですね」



「琴奈ちゃん~、ところで今回は琴奈ちゃんも一肌脱ぐんだよね~」

「気持ちの上ではそれくらい頑張りますよ」

「あたしもそれ思った。ことっちが私事で頑張るところに初めて遭遇したなあって。だって仕事はめちゃ頑張るけどプライベートは蔑ろだったでしょ?」

「……仰る通りでございます」

「そういうところも含めてあたしは超応援したいんだよねー」

「うちもそう思うぞ」

「わたしも~」

「……急に応援されると困惑しますがありがとうございます」



「あとさ、小春氏にはどのタイミングでネタバレするんだ?」

「向こうに着いて、私と二人になったタイミングですかね」

「うむ、それがいいな」

「じゃああたしは不用意に準備内容を晒さないように厳重注意だね」

「わたしはなにもないけど~」

「うちも荷物の中身はわからんようにしなきゃな」

「皆さんご配慮ありがとうございます、助かります」



というわけで予定通り進行する準備ができた。


唯一の不安定要素として二千花の担当部分があるけど、変な結果にはならないだろうし、普段の二千花を見てる分には全然問題ないはず。きっとね。

というかこのメンバーで頼めそうなのは二千花くらいだし。


紬さんは仕事をばっちりこなしてくれたし、乃々葉さんの腕は心配してない。


あとは私かー……覚悟決めなきゃな。頑張ろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。