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ミシハセ  作者: 金子よしふみ
第四章

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オープニング

「救ってください、民を! 国を!」

 姫は懇願した。この国は突如ミシハセにより侵攻侵略され、おおよそその占領下におかれてしまった。対抗するために派遣された国の強者たちはことごとく散り、王自らが出立したが一矢報いることすらかなわなかった。

 国はミシハセの長に従う十の臣下によって分割統治され、民は労役と重税に苦しんでいた。民は反逆の意志すらも持ち合わせていなかった。王が殺され、強者も殺された。かのミシハセたちに歯向かう力なぞあるはずはなく、唯々諾々と従うしかなかった。

 そこに旅人がやって来た。ただの旅人ではない。その手には伝説の秘刀があったのだ。

 涙を流し、手を合わせる姫に旅人、いやもののふは静かに答えた。

「――」


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