閑話~ちょっとしたまとめ的なやつ~
これは人間たちが知る由もない出来事。時間にして約1日と半日。たったこれだけの時間の中での出来事。
光と闇は対照的でぶつかり合うもの、同じく天使と悪魔も対照的でぶつかり合うもの、と、誰もがそう思っている。そんな天使と悪魔の小さくもとても密度の濃い争いが起こっていた。
現在より遥か昔、同じく天使と悪魔の争いが起こったのだが、その規模は現在の数倍はあった。そんな争いを操るように悪魔達を率いていたのは悪魔序列第1位ルシファー。
彼はたぐいまれな能力、才能、身体の持ち主で敵対する者たちを簡単に蹂躙していた。さらには堕天使であり多くから恐れられていた。しかし、一旦は天使達による取り押さえで封印され、争いも徐々に収まっていった。
そして時は流れ現在、今を生きる悪魔達が悪魔の世界『魔界』にある牢獄に囚われている悪魔序列第5位アスタロトの力(命)を利用して恐れられていたルシファーを復活させてしまった。
このままではあの時のように破壊を繰り返されてしまう。
それに対抗するのは小さな姿でありながら大きな戦力。始祖光と呼ばれる天使、天野うらら。彼女は人間でありながら天使という異形な存在である。言い方を変えれば、人間の時に一度死に、天使として生き返ったということ。これは歴史上結構マレな事であった。
彼女の生い立ちはここまでにして、始祖光とは、過去の天使、すなわちルシファーと同じ時代の天使の力の集合体のことである。力の集合体なので高密度な魔力や知識、過去の経験までもが一つになった使い方を誤れば危険なものだった。小さな姿で大きな戦力の所以である。
そしてお互いの大きな力が衝突した。長いようで実は短い戦いであった。ルシファーは過去と同じく天使によって再び抑えられて、争いは終結した。
これで現在の天使と悪魔の争いは終わったかと思われたが、そうではなかった。ルシファーを復活させた陣営の一人、ヴィンフリートという悪魔が同じく牢獄から五人の悪魔を連れ出していた。そして解放された五人は彼を『サタン様』と呼んだ。
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ペラペラ、本の紙がめくれる音がする。しかし、その本には誰も触れていない。自動で文字が記入され、自動でページがめくられる。
ここは知識の部屋。知識のセフィラであるダアトが身を寄せる不思議な空間。ほぼ周りは真っ暗であるが所々に微かな光、いや、意識を強く持てば普段の明るさと変わらない感じで見える不思議な空間。ダアトは独り呟く。
「起こった出来事は過去になり、過去は歴史となる。そして歴史は未来の知識となってゆく」
こんなことが起こった、あんなことが起こった、それらも全て過去の産物でやがて未来の知識となる。それがダアトの定義。
「サタン、か……これからまた大変になるみたいじゃのう始祖光」
ダアトは常に自動的に記入されていく本を眺めながら、未来がどうなっていくのか一人で予想していた。
約2ヶ月のサボ・・休みを通り越しての復活です。てことでまずはまとめ的なやつから。
これからまた続きを更新していこうと思うのでよろしくお願いします。(注意)またまた数日空いてしまう時があるかもしれません。ガチ勢ではないのでストックとかは無いです。




