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転生天使の変わった日常  作者: ふゆふゆ
大悪魔救出?!編
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116話 本気

少し前のこと、クレアの結界の中でクレアは嗤う。


ク「アハハハハハッ! 吹き飛んじゃいなさい!」


死なない程度にとクレアは後付けでムスタファとダヴィッドに向け魔力を放つ。


ム「な、流れを……ぐぁ!」


ムスタファは確実にクレアが放つ魔力の流れを変えている。しかしそれは破壊力が強すぎて別の所に当たり爆発しても爆風を食らう。


ダ「これはこれは……さすが『激情の悪魔』というわけですか……」

ク「アハハハ、そんな風に呼ばれた時もあったわねぇ」


感情が高ぶっていくクレアは両手に魔力を集め地面に打ち付け伝わす。


『激情の悪魔』…いわゆるクレアの二つ名でクレアの魔力を表している名前である。魔力が特段高く、強くなるというものだが、その代わり魔力を強く使うと感情の動きが激しくなる。


だからクレアはこの魔力を少しためらうこともある。それに使う度に感情が壊れて行っているのではないかと思うようなことも自分で気づいている。


だがクレアは破壊するだけではなく考えようとしていた。今までなら感情に流されていたが、うららと出会った時から少しずつ変わっていった。もちろんクレア自身分かっている。


ク「アハハ、ハ……ガ、ぐ、ぅぅぅ……」


クレアは魔力は高めながらも感情を抑えようとすると苦しくなる。魔力が高まると自信過剰になる。ましてやただの魔力を放つだけなので高くなるほど破壊力が増す、破壊しか考えられなくなる破壊脳になる。


逆に抑えると感情は落ち着くが魔力が元に近い状態になるという比例的な力。魔力は高いままで感情を抑えようとしても比例するので悩ましい。


ム「はぁ……どうした? 苦しそうだぞ?」

ク「……い、いきがったところで……」


ムスタファは煽る。クレアはそれに乗り魔力を撃つが流れを変えられ別の所へいく。しかし先ほどの爆発力はなかった。感情を抑えたから。


ダ「いきがっているのはそちらではないのですか? さっきまで死なない程度とか言ってほざいていましたのに今はどうでしょうか?」

ク「うるさい黙りなさい……」


ダヴィッドも煽りムスタファと2人でにやける。


ダ「さては……魔力を使うことを恐れているのですかぁ?」

ク「っっ……!」

ム「悪魔が相手のことを考えるなどバカげているな」

ク「……」


そしてクレアはついに、


ク「いいわよ……分かったわよ……私にうららのマネなんて出来ないことくらい私自身分かってるわよ。だったら私のやり方であんたらを消してやるわ!」


そう言って後先考えずに魔力を高めた。


ビキビキ……パリーン!


すると突然クレアの張った結界が破れた。クレアは手を止め3人でそれを見る。現れたのはルシファーだった。それともう一つ近づいてくる気配があった。


ム「な!」


あまりの出来事に動きが全てスローで見えた。現れたルシファーは翼でムスタファとダヴィッドを貫き、手はクレアに向いていた。クレアは反応が遅れただ見ているだけだったがもう一つの気配のうららがクレアの前に入り止めた。


ク「な! うらら?」


◇◇◇◇◇


ルシファーは高い所で私たちを見下ろしている。私は悩むことなく力を解放する。後先のことはその時の自分や皆に任せた。なんだかんだでいつも誰かに頼ってる気がする。でも人は誰かに頼らないと進めないから今回も甘えてもいいよね。


う「ぬうううぅぅう!」


背中の羽が4つになった時は力が集まってくる気がしてリュカと戦っていたアズライールさんが戻ってくる感じがした。今度はそれを解放する。魔力を外に放出する。イメージして形を整える。


み「っ……すごい…魔力……」

ク「これが……始祖光シュピラー……」


力のオーラで風がすごく吹き荒れる。


ゆ『俺らが手を出す余地なんてあるのか?』


私はゆっくり浮き上がりルシファーと同じ高さまで飛ぶ。ルシファーは動じない。


それより突然ルシファーが魔力を放った。だけどそれは私に当たる手前で弾けて消えた。それで悟ったのかルシファーは後ろに下がった。


ルシ『この気配……まさかこいつ……』

ク「な、なんなのよ……アレ……」

み「っっ………?!」

ゆ「あれが本気だと?!」


その場の全員が驚愕していた。私は肩に手を置かれる感覚がした。それは……


◆◆◆◆◆


コ「なんて力だ……」

キ『うらら……』


遠くに居る所にまでその本気の気配がピリピリと漂う。


リ「お、俺ら悪魔はなんて奴の相手をしてたんだよ……」


リュカでさえその気配に震えているようにも見えた。近くでブォウンが呟く。


ブ「やはりその光は危険だ。自身で世界を崩壊させてしまいかねない。ただ1人の悪魔のためだけに……」


ブォウンが何を見てそう思ったのか誰にも分からない。


◆◆◆◆◆


ルシ「くっ! 忌々しい」


私は魔力の放出を完了した。私の肩に手を置くのはミカエルさんだった。


それだけじゃない、ラファエル、ガブリエル、ウリエル、アリエル、アズライール、カマエルの七大天使が私の隣にずらりと並ぶ。そこに『存在』させた。


始祖光わたしが存在させた天使はその当時の状態なのでそれぞれが力を持っている。それが7人。


ミ「さあ、終わりにしましょうルシファー」

ルシ「……っ」


ミカエルさんはさっきまで私に話し掛けてきていたのとは違う雰囲気で静かに語りかける。ルシファーは返す。


ルシ「ぬかせ。この我が貴様らに屈するなど……っっ?!」


突然ルシファーの周りを炎が囲った。この後、一瞬の出来事が起こる。


ウ「逃がさないわこの裏切り者」


アズライールさんとカマエルさんが飛び出し鎌と拳を左右から狙う。しかしルシファーはそれを止める。その際、炎が消える。


ガ「天啓を聞きなさい」


ガブリエルさんはどこからか出したラッパを一吹きすると魔界である空が晴れ日差しが射し込んでルシファーを照らした。


アリ「この恵みの光で」

ラ「2人の力を合わせた特別製です」


ラファエルさんとアリエルさんの合わせ技なのか2つの力を1つにした光をルシファーに放つ。


両手を左右で止め塞がっているルシファーに光が当たる直前で「こざかしい」と両手を離し後ろに引くことでアズライールさんとカマエルさんがぶつかりそうになる。


しかし2人はうまい具合に避け、さらに機転を生かしルシファーに当たるはずだった光のルートを変えてまたルシファーに向けた。それをルシファーは避けようとするけどすでにミカエルさんが後ろに居てルシファーをがっつり逃がさないように捕まえた。


ミ「逃がしません」

ルシ「くっ!」


ミ「あの時の決着を今こそ」

ルシ「まだだクソども!」


ルシファーが叫ぶと溢れ出る闇がミカエルさんの手を侵食し始めミカエルさんはとっさに手を離してしまった。


ルシ「はあああああ!」


ルシファーは力の限り光を受け止め弾き消した。


ミ「くっ……これでもダメですか……」

ルシ「っっ?!」

ミ「ですが時間稼ぎは出来ましたね、始祖光シュピラー

う「はい、ありがとうございます」


ルシファーは七大天使を相手にしていて気づかなかったが、私は蚊帳の外で魔力を分散させ大きく周りに光る玉みたいなものをドーム状に張り巡らせて用意していた。


普通に用意してはすぐに気づかれるので時間稼ぎとして天使たちが相手してくれた。魔力の気配を悟らせぬように炎や光を作っていたり、日差しによって周りに用意したのが見えないようにしたりなど瞬時にやってくれた。


そして、


う「殺しはしません。だってこれはあなたを助けるためだから」


私は張り巡らせた魔力をルシファーに放った。

最近サボり気味というかサボってるですが次回でようやく決着をつけたいと思っています。話的にもリアル時間的にもすごく長くなってしまいましたが次回で一段落です。そしてちょっと次回にある報告をさせてもらいます(@^^)/~~~では

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