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転生天使の変わった日常  作者: ふゆふゆ
町でも騒動編
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90話 決着からの

光が反射してうららの目がさらに光っているように見える。その目は双葉を完全に敵視している。いつもはあんなのじゃない。敵でさえ被害を最小限に抑えようとするアマチャンなのがいつものうららだが様子が違う。


ま、まさかあの時みたいに暴走? いや、だとしてもその要因は? 感情も前とは違う気が……


ふ「っっ……許さない……」


う「………」


双葉は怒っている、それに対してうららは笑みを浮かべている。なに考えて……


う「すぐに終わらせてあげる」


ふ「くっ!」


うららは右手を前に魔力を集中させる。双葉は警戒をやめない。すると双葉の近くに魔方陣が現れそこから光の魔力が飛ぶ。双葉はすぐさま気づき避ける。だがその先にはうららが背後に回り込んでいて、


う「すぐに終わらせるって言ったよ」


俺からは双葉の背後が光っただけに見えたが攻撃をモロに食らったようだった。


ふ「ああっ?!………っぐぅぅ…」


バチバチと音が鳴り双葉は倒れる。そしてすぐにうららは双葉の下にゲートを作り出そうと、


ゆ「ちょ、ちょっと待て!」


俺はすかさず止めた。同情とういわけではないが、ただこのまま終わらせるのは後に絶対腑に落ちないと後悔する事になると思ったからだ。


衝撃的な事実についていけないではダメなんだ。たとえ嫌いな奴でも理解は必要だ。こちらの完全な都合で進めてはいけないと『魔界』に行った時に学んだ。フッ、これでは俺はうららと同じアマチャンだな。相手の事情を知りたいなんて。


う「早くして」


ゆ「なんで急かす!………双葉……」


ふ「……っっ……今さら何よ……私に酷い事して見せつけまでして……」


双葉は起き上がる力も無いのかうららに止められているのか分からないが素直に話を聞こうとしてくれた。


ゆ「悪かったって……双葉、これからどうなると思う?」


ふ「フフッもういいわよ……どうせ私が悪魔だからって無惨にも殺されるだけでしょ……いいわよ、帰るアテもここに残る理由もゆうと天野うららに止められて無くなったし」


双葉は諦めたように力無く言う。


ゆ「っっ……これは俺の単なる独り言だが、俺は正直双葉は完全に悪い奴ではないと思っていたりもする。だから今後、更正するなら居場所を作ってやっても、いいかな……」


ふ「……っっ?!」


双葉は目を見開いた。俺は天使なのに悪魔に同情した。ほんとに天使失格だな。


う「私も……あなたが更正することが出来れば、と、友達くらいにならなれるかな……?」


まさか敵視していたのにうららからの助言が入った。


ふ「……な、なんなのよ……おかしいよ、変だよぉ……こんな私に手を差し出すなんてぇ」


双葉はまた涙腺が緩み泣きそうになる。今まで1人だったんだ。こう言われて驚きと嬉しさを隠せないんだろう。


ゆ「人間を殺した罪は一生背負え。それが贖罪になるからな」


ふ「断罪ってことね」


ゆ「それで楽になろうとするな。罪を背負うということはその分ちゃんと考えて動かないといけないということだ」


物騒な事だがぜひ重く受け止め分かって欲しい。


ふ「……分かったわ。それで、遺体はどうなるの?」


ゆ「さぁ、いつもの不可思議事件として迷宮入りだろうな」


ふ「そう……じゃあ私はしばらく安静にしとくわ。八つ当たりしてごめんね」


ゆ「やっと謝ったよこいつ……」


双葉に笑顔が戻り今度こそうららにゲートを作られて入っていった。久しぶりに出会った時の死んだ鳩を見て笑顔だったのはさっきのバラバラ遺体を見れば分かる。見間違いじゃなかったようだ。


終わった。成り行きで争うことになってしまったが、結果落ち着いて良かった……のか?……戻ってきたらまたうるさく……


う「終わったね……」


あ、そうだ。うららの様子がおかしいとは思っていたんだ。その理由を聞いてみる。


ゆ「最初は様子がおかしいと思ったよ……だがなんであんな無愛想なこと言ったんだ?」


う「っっえ…!………えっと……それは……///」


なんで急に照れる? 暴走なのかよく分からないことになったのによ…… するとうららはまた小声で、


う「///ゆ、ゆうくんが、私に何かしてくれるって……///」(ボソッ)


ゆ「っっう?!///」


しまった、そうだ、そうだった、確かにそんなこと言ってしまってた……


ゆ「///ま、まさか……そのために、さっさと終わらせようと……?」


う「///っえぇ?!そ、そんなことないよ///」


目が泳いでる。図星だった。本当にその事を信じて……


う、ゆ「///………」


ああもう!気恥ずかしいわ!!やめろもう!


前から思っていたことだけど率直な話どうやら俺はうららのことが好きらしい。いつもの感じと全然違う。うららといるとすごい楽しい気分になる……


こういうのは正直よく分からない。やるって何を……?


ゆ「ええっと……じゃ、じゃあ……何か奢ろうか?///」


俺はポリポリと頬を掻く。しかし、


う「そんなんじゃないよ……」ズーン…


あれ? 一気に気分が悪くなった? 俺なんかまずいこと言った? だって、す、好きな者通しは一緒に散歩したり食べ物食べたりいろいろ楽しむことだろ?


ゆ「じゃ、じゃあなんだよ?」


う「それを私に言わせるの?…………///そ、その、キ、キキ……キス…………とか………///」(ボソボソッ)


ドオオオオオン!!


それが何の音だったかは分からない。ただ頭が真っ白になりそうな衝撃だった気がする。


まさかそうくるとは思わなかった。いやいやむしろ早いとさえ思っていたくらいだがうららはそう思っていなかったのかそれとも俺がバカで鈍感なだけなのかなんでそういうことにも……(略)……


う「///ちょ、ちょっと!黙らないでよ!///」


ゆ「あ、いや、悪い、別のこと考えてた……」


う「っっな?!」


ゆ「ああぁいやいやいやそうじゃない!違うこともないがぁぁいやいや違う違うそうじゃなくてぇ……」


誤解させたようでそれを弁解しようとしても頭が回らずパニックになった。誤解は誤解なんだ、うららの言ったことを無視した訳じゃない。その言葉の意味を理解するための思考だったんだよ。


う「………私帰る」


ゆ「えぇ?!ちょ、あ……」


そのまま誤解を解くことなく気分を害したうららは先にスタスタと帰ってしまった。止めることも出来たが止めなかった。それはなぜか?


ゆ「………でえええぇぇいいぃぃ!!」バンッ!


俺は地面を思い切り叩きつけて悔しがるポーズになる。理由はうららの気持ちを台無しにしてしまったという罪悪感から。それに対する怒りと悔しさを1人で地面にぶつけた。

はい、、ただの焦らしです。いきなりその描写を書くのはどうなのかなぁと思い急遽予定変更した慎重者の小心者です。でもいつかはソレを書きたいとは思っているけどいつになるのやら、、、

さて次回はしばらく音沙汰の無かったあの最上位級悪魔の登場とアスタロトの後日談の回です。(@^^)/~~~では

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