人体付与型魔法術式の対策の模索
刺青の内容を確認し、余剰分は術式を作った人物の宣誓であると断定した。どの地域の術式でも、余った文章を抜き出しても十分に作用すると分かったからである。
加えて、賢者本人もしくは灯の叡者を騙る存在が、本人が望まない施術を行ったと確定した。しかも、効果内容は施術を受けた人の健康に悪影響を及ぼすものであり、理由なしに悪質であると告発を行える。
南方の魔法術式に文句を垂れ流していた所長は、嬉々として告発文の作成を始めた。さながらしなびた庭木が水を得て生き返ったようである。私はツグミの刺青に対する対処法探しに専念することにした。
情報の持ち出しは出来ないので、変わらずお札まみれの所長の部屋で作業をしていると、正面から鼻歌が聞こえてくる。気にならないので作業していたら、歌詞がつきはじめた。
「シンジャールはー、つまんないー。つまんないーから弱いままー。馬鹿みたいーに、光好きー。光好きーの、虫以下よー」
「悪口を歌にしないでください」
覚えやすそうに仕向けているので質が悪い。手を止めて睨めば、所長は肩をすくめ、両の手のひらを見せて言った。
「えぇー?砂粒は悪口なんて思わないでしょー?」
「宇宙規模で言えば、我々も砂粒です。砂粒同士でいがみ合っても仕方ないですよ」
「あはー!レイも嫌いかー!わかるよー!!」
「嫌いも何も、ないですよ。話したこともないですし……」
著しいほど力量差があるにも関わらず、同等以上の権力を保持し、ひけらかしてくる嫌な奴。所長にとっては、灯光の賢者がそう見えているらしい。魔法的な実力では、弟どころか私にも及ばないが、金と名声の使い方は所長以上に派手なのだとか。
魔法具開発の援助や探索者への救急隊の支援の範囲拡大、異界門の住人の保護地区の設立と事業立上補助など、灯光教の高位権力者としての地位を使って社会基盤を支えてきた人だ。対して知りもしない私でも知っているので、彼の功績はほかにも多くあるのだろう。
しかし所長曰く、シンジャールの慈善事業は、家畜の飼育のようだという。
「そもそも、金の亡者が賢者なんて、皮肉でしょー。遊戯盤のルールを上手く使っているだけの、参加者だと露も感じていないのさー」
長期の現状変更をしない支援は相手に弱くあることを強要する行為であり、成長を阻害する行為とも言える。例えは驚いたが、納得できる部分もあるのは確かだ。
「お金を集めて、良いことしている風のクズ野郎。都合悪いやつは謀殺できると思い込んでいるゴミ野郎。私を悪役にすればどうにでもなると思っている。私が居なくなったら、誰を悪役にするつもりなの?馬鹿だねー、さっさと灰になれよー」
うがった見方をして憚らない所長は、悪口を垂れ流していた。それなのに、筆から持ち替えたペン先は、目にもとまらぬ速さで美しい文字を描いている。これを聞きながら術式の問題点を探すのは、心がすさむ。
ただ、悪口を止めて後で爆発されても困るので、もっと別の表現にならないかと提案してみた。
「所長……なんだか罵倒の方法が一辺倒なので、もう少し格好良くしてくれませんか」
「どんなふうにー?」
「奸悪卑劣、頑迷凡愚、とか如何でしょう」
「あははー!悪口に手直しが入るのは新鮮だよー」
笑い声の後、しばらくペンと鉛筆が動き、紙がめくる音だけがしばらく続いた。このまま静寂が続けと思ったら、視界の端にある所長のペンの動きが止まった。私も手を止めれば、所長はそっと言った。
「笑ったけどさ、想像以上に酷い事言ったよね」
前者は悪いという言葉を、後者は愚かという言葉を、重ねただけだ。それなのに白い布の奥が驚いている気がして、眉をひそめた。
「貴方が言いますか?」
さっきから悪口ばかりを聞かされている身にもなって欲しい。じっと白い布を見れば、「ごめんなさい」と所長は呟いて、静かな時間が続いた。
ツグミの刺青の術式を詳しく調べていると、痛覚を刺激する原因の術式を見つけた。描かれている場所は背中で、ツグミと面会した時に言っていた痛みの表現にも合致しそうだ。
「所長、幾つかの文書の持ち込みをしても宜しいですか?」
「後で、文書が挟み込んでいないか、全部確認するならいいよー」
許可を貰って実験室を出ると、ガラス窓の奥にある中庭が雪で埋もれていた。空は濃い灰色で覆われ、街の灯りが反射して雲の表面を描きだしていた。もう夜か、時間が経つのは早いな。欠伸をしながら所長の執務室から廊下に出ると、銀色の着物と道行を着て提灯を持ったヨツハさんと鉢合わせた。
「閉鎖時間でございます」
「……作業がまだ終わりそうにないので、今日もこちらでお世話になります……」
伏せられた銀色のまつげは、かすかに開いてから再び閉じた。
「体調は如何です。丸一日、寝ていたと伺いましたが」
ここに残ることは問題ないらしい。淡々と報告を求めるような言葉に、腕をさすって頷いた。
「問題ないと思います。適度に水を飲ませていただいたようなので」
「それはよろしい。少しお時間を頂けますか」
「はい」
返事をした後、廊下に沈黙が降りた。ヨツハさんは通路の真ん中で立ったまま話そうとしない。じっと待っていれば、ヨツハさんが伏せていた目を開いた。
「味覚障害は、私のせいかもしれません」
灰色の眼は私をしっかりと見て、言い終えた口は所在なく曖昧に開いていた。ヨツハさんと一緒に過ごしたけれど、何か問題があっただろうか。ゆっくりと首を傾げれば、ヨツハさんは提灯を持つ指を遊ばせて言った。
「いただいたお弁当は、私と貴方のものと作り分けていたそうで……」
「まさか、金属入りですか?」
「はい。間違って、渡していたようです」
ヨツハさんの身体は、液体金属で出来ている。時々、幾つかの金属を美味しく摂取できるように調理を頼んでいるそうだ。中には、人体に影響が出る物もあると聞いている。
「幾つかの金属が、悪さをしているかもしれません」
申し訳なさそうに顔に影を落とすので、慌てて笑顔で返した。
「でしたら、病院で調べてみますね。ミナミさんの料理がおいしすぎて、まったくわかりませんでした」
金属系の劇物は体内に残りやすい。微量すぎて吐き出す事もなかったとしても、気付かなかった。所長の料理番の腕が凄すぎるな。感服していると、ヨツハさんは眉をかすかに下げたまま頭を下げた。
「監視と保護を任務としていたのに、貴方を傷つけてしまいました。お詫びをさせてください」
微動もしないお辞儀に、私がよしと言うまで上げないという強い意志を感じる。ヨツハさんが頭を下げるとことなんて、所長相手にしか見たことがない。ここで断るのも納まりが悪いだろう。動揺しつつも、お詫びの内容を考えてみた。
「でしたら、検査費用の負担をお願いします」
「足りません」
頭を下げたまま却下された。きっちりし過ぎてちょっと怖い。悩みつつも、内容を追加する。
「では、味覚障害の原因が金属の摂取だった場合、治療費も負担してください」
「それは当然の負担です。お詫びになりません」
まだ足りないというのか。十分だと思うのだけど。さらに追加の内容を考えていたら、ヨツハさんは姿勢を戻して言った。
「食事とは心身の基盤となる、重要な儀式です。その儀式を阻害した事は、然るべき罰則を与えるべきでしょう」
「お、重いですね……」
所長も美味しいものには目がない人だけれど、食事を儀式扱いする感覚は未知である。そんな人が居るのかと受け止めて、「じゃあ」と提案してみた。
「ここに泊まりこみをしている間、ヨツハさんの手料理を頂けますか?もちろん、金属はなしで」
料理での失敗は、料理で取り戻してもらおう。にっこりと微笑めば、ヨツハさんはまばたきを何度もして言った。
「宜しいのですか?」
「食事を儀式だと言ったのは、ヨツハさんですよ」
人の為に何かを作るというのは、とても難しい事だ。私が求めたなら、十分なお詫びになるはず。ヨツハさんはすこし考え込んだあと頷いた。
「腕によりをかけて、お作りいたします」
「お願いします」
会釈を返してヨツハさんと別れた。見回りをした後、今日の夕食から作ってくれる事になった。一階にある書庫に入って目当ての本を抱えて、お札まみれの部屋に戻ると所長は真剣そのものでペンを走らせていた。
「遅かったね」
本を机に置くと話しかけてきたので、ヨツハさんと会って話した事を話した。
「手料理を作っていただく事になりました」
「まって」
本を開く手を止めると、所長が布の上から大きな手で顔を覆っていた。何を待てというのか。首をひねると、所長はそっと言った。
「ミナミに味見をしてもらえって、言った?」
「いえ」
「レイの舌が死ぬかもしれない」
死ぬという言葉は不穏すぎる。きっちりしたヨツハさんに限って、料理が致命的に下手などということはあるのだろうか。
「ヨツハは側近の中で一番料理が出来ない」
所長が言い切った。「そうなのですか?」と恐る恐る聞き返せば、所長はため息をついて頷いた。
「あの子は味覚が退化していてね。味を濃くしてあげないと、気付けない。だから、あの子が作った料理は、全て味が濃くなる」
「ど、どれほど、でしょうか?」
緊張感漂う言葉に、生唾を呑み込む。所長は机にある手を拳にして震えながら言った。
「ソースを……」
「ソースを?」
「ウスターソースを飲んで……美味しい野菜ジュースですねって、言った子なのさ……」
それは濃いとかいう次元の問題ではない。顔を引きつらせていたら、扉が小気味よくノックされた。味の暴力料理が来たのか?!返事をすると、聞き慣れない声がした。
「あるじさまー?ヨッチャンがレーチャンに料理するって言っているけど、ミナミが味見してもいいですかー?」
「うん!してあげてくれる?!」
「はーい。レーチャン、お身体お大事にー」
ミナミさんの声だった。「じゃあねー」と遠くなった声に胸を撫でおろすと、所長も「よかったー」と安堵の声をあげていた。
のちにやってきた料理は、とろみのある出汁餡かけのうどんだった。優しい味付けはミナミさんの気遣いを感じて、味付けは大事だなとしみじみと感じた。
食事をして、畳の上で寝て、お札まみれの部屋に戻ってくれば、作業に入る。刺青の構造に対抗する措置を考えていた。
ツグミの肌にある刺青は、制御型の一種の身体強化用の刺青であることが判明している。
刺青の機能は、魔素性質の強化、食事や呼吸による魔素補給の還元効率極大化、魔素生産器官の強化及び負担軽減、魔素感知能力の強化、魔素循環能力の発達の遅延、魔素停滞に対する痛覚刺激と不安増大、疾患に対する免疫系の強化である。
特殊な魔素を量産させて大量に発散させ続けるが、生産過多で死なないように調整されている。濁さないで言えば魔素製造機。人を物あつかいするどころか、道具として使おうというのだから腹立たしい。
この刺青を消すことで待っている未来は、魔素循環が低いことによる倦怠感と免疫力の低下。魔素の還元能力と生産量の低下により、身体も動かせなくなる。消せば死ぬかもしれないと判断するのは納得である。
但し、良いことも見つけている。東方の術式風に仕上げる為に、起点となる背骨に沿う術式から葉脈の様に広げている。機能している効果――部品をひとつずつ排除することは可能であるという事だ。
身体の負担を軽減する為にどこから手を付けるか。魔素停滞による痛覚刺激と不安増大は起点の部分なので、魔素循環能力の発達遅延を真っ先に解除、魔素性質と魔素感知能力の強化の解除をして、魔素補給の還元効率を落としていけば良いだろうか。
「……無理して作らせるのを、落ち着かせたいよな……」
魔素生産に関わる術式を指でなぞる。魔素量が減ると貧血の様になって、魔素が足りなければ回す数を増やせばいいと、心臓と魔素循環に関わる筋肉などの部分が無理をする。結果若くして狭心症になる可能性が高い。
「うーん……難しいな……」
人体に対しての知識が偏っているから、どれを優先すべきか悩ましい。せめて施術された順番が判れば、ひとつひとつ消せるかもしれないのだが。
眉間を指で揉みながら術式と循環器系の回復治療についての論文や本を見比べていると、肩を弱くつつかれた。
「なんでしょうか」
資料から目を離さずに応える。魔素循環の能力が下がっていると、毒素排出や発汗にも影響が出るよな。浄化能力の強化にもなるし、免疫強化系は残しておいても良いけれど、今後の魔術化訓練で障害になるか?
「レイ」
今度は強く指を首に押し付けられた。机の上の紙面から目を離せば、目の前には山積みになった紙の塔がみっつ出来ていた。
「なんでしょうか」
後ろを振り返れば、所長が茶色の大きな封筒を指でつまんでぶら下げていた。受け取ると封をされておらず、中には分厚い紙の束が入っていた。
「告発文はできたよー。一回、読んでみてー」
「……わかりました。急ぎます」
紙束の内容は、人道に反する刺青を施術した人物が灯光の賢者を騙っている文言を残している、と表向きは報告しつつ、灯光の賢者が関わっているかもしれないとにおわせた文章になっていた。ここに刺青に対する対処についての文書を添えれば完成になる。
誤字脱字、文法の問題はなさそうだ。推敲は後にまわして、紙束を封筒にしまって所長に返した。すると、所長は私の手元を覗き込んできた。
「でー?やっぱり難しいー?」
「はい。狭心症になるか、浄化機能の低下と臓器の負担が増加による衰弱と敗血症を発症するか、良くても栄養失調と身体機能の著しい低下による寝たきりになる……。一部の刺青の消去により、このどれかになります。各術式の消去ではなく、段階的な効果減退を模索しています」
どうしたものかな。予想できるのは悪くなる事ばかりで、より良くする方向に書き換えたいな。効果反転か、弱化術式を書きこめる隙間はないだろうか。もしくは、文字の追加でどうにかなるか?書類の山に向かおうとすると、肩を掴まれて引き寄せられた。
「レイはさー、自分の魔術でどうにかしようとかは思わないの?」
「ないです。根本解決ではないですから」
きっぱりと答えると、所長は首をかしげて詰め寄ってきた。
「魔術の回路と刺青の術式は、理論上は同じだよ?さっぱり消せそうじゃない?」
「消せたとして、予後の状態が悪化しては本末転倒です」
ツグミを助けたいから頑張っているのに、目先の苦痛だけを排除するだけで終わりにはしない。難しい事でも、自分が調べられる範囲のことを調べつくしてから、その道の先人たちに質問したい。その段階ではないと内心でため息をつけば、所長は私の両肩を揉み始めた。痛みが少しあって、凝り固まっていると気付かされた。
「気持ちはわかるけどさー、部屋にこもりっきりだし、着替えを取りに行きなよー」
寝るときに寝間着を借りて、服を清潔にしてもらっているし、研究所の仮眠室にあるお風呂にも入っている。外の空気を吸いに行けという事だろう。肩を揉みしだかれながら曖昧に返事していると、所長が頭上でため息をついた。
「郵便受けが果たし状とかで、溢れているかもしれないよー」
「それはまずいですね」
初期とは言え魔術使いに認定された以上、側近としての重要度も上がってしまっただろう。スケッチブックを手に取り、ツグミの刺青関連の情報が書かれている頁を破り取った。
「帰宅します。あと、病院で検査をしてきますね。こちらの保管をお願いします」
「はーい。戻ってくるときにおやつ買ってきてねー!」
「……わかりました」
肩を揉む手が離れ、お使いを頭の片隅に入れて、研究所を出た。雪が除けられた道に、うすく霧が出ている。幻霧郷を出れば、島の冬にしては珍しく、太陽が雲間から顔を出していた。
首巻の隙間を詰めて自宅に向かうと、二台の除雪車とすれ違った。道行く人もスコップ片手に何処かに向かっている。店が軒を連ねる通りから離れると、真っ白な広場に小さな丸い山が幾つか出来ていた。元は田んぼのはずの場所で、小さな山の傍には人だかりがあり、煙が空に向かって上がっていた。
「かまくらかぁ……」
雪を押し固めて作る、風よけに使える雪の建物もどき。年末は、かまくらの下で年を越す祭りがある。その準備を始めているのだろう。
もう年の瀬のことを考える時期なのか。白い息を吐けば、今年の思い出が多くて、魔素構造を観測した日が遠い昔の様だ。そこから魔術使いになったと思うと、一年前の私なら腰を抜かすだろう。
成長を実感できているのは良い事だな。緩む口角をそのままに雪道を進めば、自宅についた。玄関前は綺麗に除雪されていて、屋根の上の雪も薄い代わりに、庭に雪の山が出来ていた。誰かが除雪してくれたらしい。仕事にかまけてご近所づきあいを蔑ろにすると、雪で虐められるから自分でもやらないと。
ご近所さんや除雪してくれそうな面々への手土産を考えながら玄関に進む。郵便受けを開けば、封筒が五枚入っていた。消印はどれも三日以内である。そのうちの三通は律儀に果たし状と書かれていて、残る二通を開くことにした。
鍵を開けて部屋に入り、封を切る。一通は探索者協会から、もう一通の差出人は、何故か灯光教会からとなっていた。まずは、探索者協会からの封筒を開いた。
内容は、ポーションのテスターの依頼だった。年明けしてしばらく後の話だが、絶対に予定を入れてほしくないと念を押す文章が並んでいた。付属の紙に受けることを記載して、返信用の封筒に入れた。
「さて、こっちは何かな……」
灯光教会からの手紙を開いてみた。入っていたのは紙一枚で、ご依頼と始めに書かれていた。
探索者協会中央本部最上階、黒白の間にて、はじまりの塔から持ち込んだ物品についての審問会を執り行う。参考人として、レイ・グランドの召喚を求める。
その後は日程や参加者、禁止事項について書かれていた。拒否した場合にお咎めはなさそうだが、「お前が居なければ、話にならない」と遠回しに書いてあった。
「……い」
思わず出そうになった言葉と吐き気を呑み込んで、手紙を閉じる。もう一度開いてみても、内容は変わらない。審問会の日程は、四日後だ。
「うぐ……」
召喚要請の紙を机の遠くに追いやって、せり上がってくる不快感を必死に堪えた。
息を吐く喉が震える。参加者の中に弟とソフィアが居ると書いてあった。大丈夫、何かあっても、大丈夫だから。
「……大丈夫、だいじょうぶ……」
そう言い聞かせて立ち上がる。何かしていないと、うずくまって動けない気がした。
行くことを避けられないなら、病院で検査して、家族と研究所にも報告しよう。軽い掃除をしてから着替えをまとめて家を出た。
血液検査の結果は、一部の有害な金属を確認し、味覚障害の原因と断定された。早期排出のための食事についての指導を受けた。
召喚依頼についての報告は、皆一様にこう言った。じい様か所長を連れて行け。もしくは、信頼できる人物を付けろ。
有難い申し出に感謝し、審問会の当日はじい様と一緒に中央へと向かう事になった。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
次話は制作中です。2026.10.18




