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あぶないくぎばっとしょうじょ

挿絵あります。

『緊急通報、緊急通報。西東京エリアでモンスター溢れが確認されました。現在地上及び九層以上の階層で、通常存在しないモンスターが多数確認されています。管理局はこの現象をモンスター溢れと認定し政府に通報。西東京エリアに非常事態宣言が出されました。合わせて避難指示が出されましたが、地上でもモンスター溢れが発生しているとの情報もあり、現在のところ避難所における安全確認ができていません。また、ダンジョン階層間の階段は混雑する他、溢れたモンスターが侵入してくる可能性があります。十分注意して使用してください。なお、高レベル冒険者に十層までの低階層での間引きと低レベル冒険者の保護活動が要請されています。それに伴いパーティー間の接近防止装置は停止されました。できるだけ冒険者同士で協力しあい、安全を確保するようにしてください。……繰り返します』


 すでに地上まで溢れていたか。

 これは非常事態宣言もやむなしといったところだろう。


「おにいちゃん、これって、どこに逃げればいいの?」


 それなー。

 地上までモンスターが溢れているってことはダンジョンから脱出できたからって安全だとは言えない。

 そもそも安全に外に出られるのかっていう問題もある。

 ダンジョンはループ状の階段で各層がつながっているが、その幅は五メートルほど。

 現在ダンジョンに何人くらい入っているか知らないが、一斉に出ようとすれば渋滞が起こる可能性がある。

 しかも渋滞しているところに強力なモンスターが湧けば、少なからぬ犠牲者が出るであろう。


「ここは二層だからな。階段が渋滞していなければ、すぐに地上に出られる。とりあえず仙川ダンジョンの入り口に戻ろう。もしすでに自衛隊が二層に来ていたら、ボス部屋で順番待ちしているパーティーを護衛しながら入り口を目指しているだろうしね」


 いくら地上にモンスターが溢れたからって、ダンジョンと地上では地上のほうが危険度は低いだろう。

 地上に出れば西東京エリアから脱出することもできるし、幸いなことに仙川ダンジョンは、ダンジョンの境界が千歳烏山あたりにある。京王線で一駅の距離だ。

 まあ、結構距離はあるけどね。

 エリア外にモンスターが来ないとは言えないけど、分散する分、密度は下がるはずだ。


「ただし階段が渋滞していたり、溢れたモンスターに占領されている場合は、他のパーティーと協力してどこかに陣地を構えることになるだろう」


 前回は不人気エリアでのモンスター溢れだったから、階段での渋滞は発生していなかったようだが、今回は一応東京地区であるし、ゴールデンウィーク中の上に二種免許を取得したにわか冒険者が激増。

 通報で階段の混雑を警告してくるくらいだから、それなりに入ダンしている可能性がある。

 階段は使えないと見て行動すべきであろう。

 そうなった場合どこかで籠城戦を行う事も考えないとね。

 やはりここでテントを始めとする荷物を放棄することはできないか。

 とはいえ荷物を抱えながら戦闘になった場合、装備が損壊したりうまく戦えない可能性もある。


「もし三層以下のモンスターが沸いて出たら、戦闘になる可能性が高い。万全の準備が必要だ。アイテムを使うぞ」

「千紗の【水着アーマー】使うの? 十八歳未満使用禁止の」

「使いません。他の防具、服などは装備不可だからテント片付けちゃったし、お着替えできないだろ。同じ理由で【聖女のドレス】もだめ。使うのは【アイテムボックス】と【ふぁんしーくぎばっと】だね」


 【水着アーマー】も【聖女のドレス】も今の段階で使ったら犯罪だ!

 まあ、本当にヤバかったら使う他無いけど。

 あれ? フラグが建った?


「アイテムボックス使っちゃうの? 一億円超えの?」

「荷物を持ったままじゃろくに戦えないだろ? かと言ってダンジョン内で籠城する可能性もあるから荷物は捨てられない」

「確かに」


 一人ひとりが一泊程度できる最低限必要なものを持ち込んでいるからね。

 意外と大きく重い。

 全員で最低限必要なものを分散して持ち込めばもう少し荷物は軽く小さくなるのだが、分断や荷物の損壊の可能性は常に考えておく必要がある。


「僕が使うけど、千紗もリザも問題ないか」

「だいじょうぶー。おにいちゃんは冒険者やめるつもりはないんでしょ? 千紗たちより多くダンジョンに入る可能性があるんだからお兄ちゃんが持つべき」

「問題ありません」


 これの権利を持っているのは千紗とリザと僕だけなので純華ちゃんには確認しない。


「んじゃ使うぞ」


 僕はパスケースから【アイテムボックス】のカードを取り出し、開放コードを確認する。


「『我がインナースペースを開放せよ!』」


 インナースペース。すなわち精神世界。

 このアイテムボックスは四次元とかじゃなく精神世界にボックスを作るタイプのようだ。

 スキルカードなので、アイテムは出ないはずなのに、なんで僕の右手はトランプのようなもの持っているんでしょうね。

 左手にはなんかアニメとかで見たことのあるデュエルディスク状のものがはまってるし。


「えー、もしかしてこれって」


 四角く開いているところにカードの束を突っ込むと誂えたかのようにピッタリはまる。


「ドロー! アイテムボックス召喚!」


 僕はカードを一枚抜いて、さもカードを置いてくださいとなっている場所へそれを置く。

 すると。


「なんか出たー」

「透明な箱?」

「おっきいです」

「二メートル四方あるからね。千紗だってすっぽり入る」

「千紗、しまえちゃうの?」

「しまえないしまえない。ある一定の知能を持ったものは入れられないはずだ。動物とかね。昆虫程度ならそのまま入るらしいけど」


 アイテムボックスもURカードだからその詳細はあまり知られていない。

 また、同じアイテムボックスのスキルカードでも、おなじになるわけでもないのがURカードの面白いところなんだけど。


「とりあえず試しにペットボトルの水を入れてみようか」


 僕はリュックからペットボトルを取り出し、その透明な箱に放り込む。


「おー。入った?」

「蓋もないのにあっさり通過しました」

「不思議です」


 ガラス状の箱なのにぶつかることもなくペットボトルが箱の中に転がる。

 一旦中に入ってしまえば、出ることはできないらしく、反対側の壁に当たって跳ね返ってきた。


「で、カード置き場からデッキホルダーに戻せば」

「おー。消えた?」

「収納された?」

「不思議です」


 ペットボトルごとガラスっぽい箱が消える。


「んで、もう一回ドロー」


 戻したカードを取り出せばカードに今入れたペットボトルの絵が書かれているのがわかる。


「なるほど。こうなるのね。千紗、ちょっとこのカード持ってて」

「わかった!」


 千紗にカードを渡して僕は『ボックス解除』と唱える。

 デュエルディスクとともに、はまっていたカードの束も消える。

 しかし、千紗の持っているカードは消えない。


「千紗、『アイテムボックス召喚』っていってみて」

「あ、アイテムボックス召喚!」


 さっきと同じ透明な箱と中にペットボトルが。


「千紗も召喚できた?」

「他人に分け与えられるタイプのスキルとは。これもバフの一種か?」


 バフとは他人を強化したり守護したりが主な役割だがこんな使い方もあるとは。

 さすがダンジョン。奥が深い。


「ちょっと取り出してみて」

「中に手を入れても大丈夫?」

「大丈夫だ問題ない。中に入っても平気なはず」

「じゃあ、やってみるね」


 千紗が恐る恐る透明な壁に指を突っ込む。


「おー。なんの抵抗もないよ」


 千紗はそのままガラスの壁を透過して中に入り込んだ。


「とったどー」


 そういいながら箱から出てくる千紗。


「じゃあ、次は『ボックス解除』って言ってみて」

「『ボックス解除』。あっ、消えた」


 消えたのは箱の方。

 カードはそのままだ。


「うん、これならみんなに荷物を分散できるね」


 アイテムボックスは有用だけど、僕しか持てないんじゃ、誰かが孤立したときに大変なことになるからね。

 ボックスを個別に分け与えられる能力ならその心配はない。


「じゃあ、水筒とすぐ食べられる携帯食かおやつだけ持って、いらない荷物はボックスに仕舞っちゃってね」


 僕は再びスキルを発動させ、カードを三枚ドロー。

 それをリザと純華ちゃんに渡す。


「千紗はそのままそれを使ってくれ。あっ、ペットボトルは返してね」

「はい、おにいちゃん」


 僕は水を受け取るとそのままリュックに仕舞い、代わりに水筒と携帯食を少々取り出す。

 不要となったリュックはそのままアイテムボックスへ収納だ。

 女の子三人も同じように必要なものを取り出し、アイテムボックスを片付ける。

 カードはパスケースに入れたようだ。

 僕の方は『ボックス解除』と唱えるだけで実体はすべてなくなる。

 まあスキルだからね。

 スキルカードもなくなったからそちらも持っておく必要はない。

 これがアイテムボックスのアイテムでカード化できなかったら、デュエルディスクを装着したたま冒険しなくちゃいけないところだったぜ。

 それじゃ冒険者じゃなくデュエリストだ。


 ふー、危なかった。


 僕は額に浮いた汗を拭う……ふりをした。


「次は【ふぁんしーくぎばっと】だ」

「わたしの持っているやつですね?」

「これは誰が使うの? これまで持っていた純華ちゃん?」

「いや、千紗に使ってもらおうと思う」

「いいけど理由は?」

「この中で一番ATK値が高いからな」

「えっと低い人の能力を補うほうがいいんじゃないの?」

「毛玉みたいにDEFの高い敵が出てきたら、ATKがDEFを上回らない限りダメージが入らないからね。平均して強いだとそういうのには対応できないんだ。たくさんの敵が出てきたとしても、一撃で倒せればその分余裕ができるからね」


 例えば人間とモンスターが同じ総合AGIだとすると、人間一回の攻撃に対しモンスターも一回攻撃できる。それを二撃で倒せば攻撃される回数も二回だ。

 一回で倒せば攻撃される回数も一回になり、その分危険さらされる回数が減るわけだ。

 二回攻撃力すればその分体力も消耗するしね。

 もし総合AGIが少しでも高ければ先に攻撃が当たるわけだから、一撃で倒せればこちらは無傷ということになる。

 まあ千紗にその分負担がかかるけど、純華ちゃんはフリーになるからね。

 純華ちゃんが攻撃できなくても、牽制くらいはできるし、周りの状況を伝えることだってできる。

 スキルが使えるようになればさらにこの差は大きくなるのだ。


 二人を攻撃に回すより、作業を分担したほうが効率がいい。

 これがパーティーの強みだ。

 まあ、どこか一角が崩れると一気にピンチになるけどね。


「なるほどー」

「じゃあ、これ渡すね」

「念の為聞くけど、これ千紗が使っていい? 少なくとも数十万はするよ?」

「今更だろ。すでに数億円がパーだ」

「誤差ですね」

「先生がもっといいの出してくれると思います」


 もっといいのってなんかちょっとエッチっぽいぞ純華ちゃん。


「じゃあ使うね。えっと開放コードは『ファンシーセクシーぴぴるぴるぴる、いでよ愛しの釘バット様!』」


 おい、エスカ○ボルグかよ!

 しかもそれは元に戻すやつだろ。

 なんで開放コードに組み込めれてる!

 色々ツッコミどころ満載だが、ダンジョン様のやることなので、文句つけてもしかたがないのだが一言言いたい。

 パクリはやめろ。

 あと、殺しても死なないとか無いよな!

 そう心のなかで突っ込んだ次の瞬間。


 ずがーん!


 稲光(いなびかり)とともに雷鳴が轟く。

 なんか見たことあるようなシチュエーション。


 千紗の着ていた服が下着ごと閃光の中で弾け飛んだ!

 やっぱり!

 みえ!


 お約束どおり、足にファンシーなブーツとオーバーニーソックスが装着。

 腕にはこれまたファンシーな手袋と手首にフリル。

 髪と首にもファンシーなリボンが巻き付く。

 そこでようやくファンシーなパンツとブラが装着され、これまたファンシーなミニスカエロドレスがその上に転送されてくる。


 おい、なんでスカートの前方がまったく隠れてないんですかね!?

 見た目コルセットドレスだけど、真ん中は紐が通してあるだけで下着がないから、おなか丸見えだしそもそもかわいいおへそも隠れていない。

 スカートが短いのはともかく、前方がまったく隠れていないからファンシーセクシーなぱんつが丸見えだ。

 しかもそのぱんつローライズすぎませんかね?

 毛が生えてたら絶対見えてるぞ!

 毛が無くてよかった……じゃない!


 いや、もしかしたら水着扱いなのかもしれない。

 ぱんつじゃないから恥ずかしくないって? ぱんつじゃなくても街中なら恥ずかしいだろう!

 ダンジョンならワンチャンあり?


 確かに開放コードがファンシーセクシーだから当然ファンシーでセクシーだけどな!

 看板? に偽りなし。

 見事な大人向け魔法? 少女の変身バンクだ。

 僕のドロップするアイテムってみんなこうかよ。

 アイテムボックスに変身バンクがなくてよかった。

 やろうの変身バンクとか誰得よ。

 腐なおねーさまたちには受けるか?

 いや、受けても嬉しくないが。


 最後に大きなリボンの巻かれたパステルカラーな釘バットが空から舞い降りてきて千紗の手のひらに収まる。


「ふぁんしーくぎばっと少女見参!」


 最後のキメポーズをドヤ顔で決める千紗。


※タイプ1

挿絵(By みてみん)

※タイプ2

挿絵(By みてみん)

※タイプ3

挿絵(By みてみん)


 そこへ詰め寄る純華ちゃん。


「次はテントの中で変身しましょう。ね?」

「う、うん」


 くぎばっと少女もタジタジの迫力だ。

 あっ、またカメラ切り忘れた。

 これ逮捕案件?


今回はふぁんしーくぎばっと少女を3タイプご用意。

肝心のふぁんしーくぎばっとはAI生成に失敗したので、残念ながら少女のみになりますw。

期待していた紳士の諸君、誠に申し訳ありません。


お詫びとして、おまけを多めにご用意いたしました。お好きなものをご使用願いますw。

下記URLをコピーしてブラウザに張り付け直接参照してください。


全年齢バージョン

※タイプ4

https://45690.mitemin.net/i930995/

※タイプ5

https://45690.mitemin.net/i930997/

※タイプ6

https://45690.mitemin.net/i930998/

※タイプ7

https://45690.mitemin.net/i930999/

※タイプ8

https://45690.mitemin.net/i931000/


不本意ながらw モデルさんが勝手に脱いでしまったので、以下18禁タイプになります。

※タイプ9

https://45690.mitemin.net/i931004/

※タイプ10

https://45690.mitemin.net/i931005/

※タイプ11

https://45690.mitemin.net/i931006/

※タイプ12

https://45690.mitemin.net/i931007/

※タイプ13

https://45690.mitemin.net/i931008/

※タイプ14

https://45690.mitemin.net/i931009/

※タイプ15

https://45690.mitemin.net/i931010/


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script?guid=on異世界のジョブズに、僕はなる ~定年SEの異世界転生業務報告書~
もよろしくお願い致します。こちらは異世界ファンタジーになります。
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