表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
6/8

よちよち幼児編①

あの後、お母さんもやってきて、三人から「天才だ」ともてはやされてしまった。現世ではそんな経験なんてない、平凡な子だったので、ちょっと嬉しい…なんて。



私にとって人生で一番情報量の多かった日からいつのまにか三年の月日が経っていた。私は歩けるようになり、まだたどたどしくもあるが、簡単な会話なら出来るようになっていた。

そんな私は三歳。いまだにこの世界がどの小説の世界なのかを考えあぐねていた。



この三年、お父さま(お父さまはずっと、自分のことをパパって呼んでとうるさいけど、こんな美形相手に実年齢が高校生の私がパパなんて呼べるわけもなく、お父さまと呼ぶことにした。地味にこの呼び方にも憧れがあったのだ。

ちなみに、レイシオのことは、お兄ちゃんと呼んでみたかったのでそう呼んでいる)や、メイドさん達の話を聞いて、色々な情報を手に入れた。



まずわかったのは今いるこの国がU LOVEの国とは異なっているということだ。U LOVEの舞台はアンダルシア国というのだが、どうやらここはナリーシャ国というらしい。

(これは歩けるようになってから部屋をこっそり抜け出して、お父さんの執務室の壁に張り付いて聞いた。その後、私を探していたらしいレイシオに見つかってしこたま叱られた)



次にこの家のことについて知った。

この家はルミニス家といって、お父さんのルミニス・ルークが当主で王様の側近、いわゆる御三家と言われる家の一つだった。権力的には王族の次に強いらしい。

兄であるレイシオは次期当主であり、私より五歳年上の今八歳らしい。ちなみに、運動以外はとても秀才みたいだ。このことも、私の得意技である盗み聞きで手に入れた。



この世界がどこなのか確信は持ててないが、私が知っている小説の中のもので、ルミニス家というものは聞いたことがない。

加えて、アンダルシア国ではないのなら、王宮に行ったってレオナルド様はいるわけがない。

それでも、私は今この世界で生きているんだから、私がこの物語の中でどのような立ち位置なのかだけは見極めなくちゃ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ