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ゴミスキルだと捨てられた少女たち、実は最強の生活能力スキルだったので気楽なスローライフ冒険旅を満喫する  作者: 鳥助


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30/51

30.スキルチェック

 シートを敷いた上に寝そべり、冷たい夜風に当たる。先ほどまで熱いコンロを囲んでいたのもあって、冷たさが心地いい。


「今日も美味しく頂きました。色んな鶏肉を食べられて、幸せです」


「まさか、あんなに部位があるなんて知らなかったのじゃ。どれも、美味じゃったのう」


「気に入ってくれたなら嬉しい。まだ、肉は残っているから、また作れるよ。今度は違う料理でも作る?」


 味をつけて炒めるのも美味しいし、煮込むのも美味しい。料理次第で美味しさが変わってくるから、本当に飽きない。


 だけど、私の言葉に二人は悩んでいるようだった。眉間に皺を寄せて、悩ましい感じだ。


「他の料理にも興味がありますが、また同じものが食べたいです。同じおいしさをまだ堪能していたいです」


「わらわもそうじゃ! また、炭火焼鳥をやるのじゃ!」


「気に入ったみたいだね。そういうのなら、またやろうか」


「「やったー!」」


 二人とも嬉しそうに腕を高く上げた。これならば、次も作り甲斐があるということだ。


「そうだ! どんなスキルを獲得したか、見てみない?」


「そうじゃった! 今回の目的はそれじゃったな!」


「あまりにも美味しくて忘れてました。確認しましょう」


 体を起き上がらせると、私たちはステータス画面を確認した。


「私は……魔法が追加になりました! 探知魔法だそうです」


「わらわは高速移動じゃ! ほほう……今まで以上に速く走れるようになったのう」


「えーっと、私は……あっ! 来たよ! 鑑定スキル!」


「本当ですか!?」


「やったの!」


 二人が私の側によって、ステータス画面を一緒に見る。そのスキル欄にはちゃんと鑑定スキルが表示されていた。


「これで、目的は達成じゃな! 早速、明日は村に行くのか?」


「うん。早く解決してあげたいから、行こう」


「じゃあ、スピード出して超速で行きますね! 任せてください、アクセル踏みまくります!」


「「それは止めて!」」


 早くってそういう意味じゃないからー!


 ◇


 安全運転(比較的)で村へと向かった私たち。村の離れたところでキャンピングカーを下り、村に向かっていった。


 そうして歩いて行くと、畑が見えてくる。その畑には見慣れた人、お兄さんが立っていた。


「あっ、お兄さん!」


「君たちは、昨日の! 何かあったんですか?」


「畑の状態が分かる能力を身に着けてきたよ」


「き、昨日の今日でですか?」


 私の言葉にお兄さんは驚いた顔をした。やはり、そう簡単には信じられないようだ。だけど、本当のことだから胸を張ってやる。


「だから、私に畑の状態を確認させて」


「わ、分かりました。どうぞ、見てください」


 お兄さんが畑に誘導すると、私はしゃがみこむ。そして、土に向かって鑑定スキルを使った。


【畑の土】


状態:強酸性


 すると、すぐに結果が出てきた。どうやら、この畑の強い酸性に傾いているようだ。作物はやや酸性でも育つもの。それが、いきなり強い酸性になって育たなくなってしまったのだろう。


「お兄さん、原因が分かったよ。どうやら、この畑は強い酸性に犯されているみたい」


「さ、酸性? それはどういう状態なんですか?」


「片方に成分が傾いているってこと。そうなっちゃうと、作物が育たなくなるんだよ」


「そ、そうだったんですね……。知りませんでした」


 きっと、魔物がまき散らした液体が酸性だったの違いない。それが土に染み込んで、酸性に傾いてしまったんだ。


 だけど、解決法なら知っている。アルカリ性の成分をまけば、酸性に傾いた土を直すことが出来る。


 そして、その手段もある。私のネットショッピングで石灰を買えばいい。だけど、それを簡単に言ってしまうと、スキルについて追及されてしまう。だから、ごまかすことをしなければならない。


「私だったら、土を元に戻す方法も知っているし、必要な物も買えるよ」


「ほ、本当ですか!? 今、村長と話をしてきます!」


 お兄さんは慌てた様子で村へと戻っていった。私たちがその場で待っていると、村の方から大勢の人たちがこちらに向かってくるのが見えた。


 大勢の人が私たちの前で止まると、中から老人が前に出てきた。


「あの……畑を元に戻す手段があると聞いたのですが。本当ですか?」


「うん、本当だよ。必要な物を買って、それをばらまけば元通りに戻るよ」


「で、では! お願いできませんでしょうか。もう、頼れるのがあなた方しかおりませんので……」


「もちろん、任せて! お金は後で支払ってもらってもいい?」


「えぇ、もちろんです」


 これで、安心して商品を買うことが出来る。私たちはみんなと別れ、離れた場所へと移動をした。

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― 新着の感想 ―
アルカリで中和するなら灰を撒くのが手っ取り早いかなー
>解決法なら知っている。アルカリ性の成分をまけば、酸性に傾いた土を直すことが出来る。 >そして、その手段もある。私のネットショッピングで石灰を買えばいい。  村なら鶏の卵は無いですかね?  卵の殻は…
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