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ゴミスキルだと捨てられた少女たち、実は最強の生活能力スキルだったので気楽なスローライフ冒険旅を満喫する  作者: 鳥助


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23.取得能力と旅の準備

「ふー、食った食った! 今日の食事もめちゃくちゃ美味しかったのじゃ!」


「メルの料理は最高ですね。毎日が幸せです」


「こちらこそ、美味しく食べてくれてありがとう」


 お腹がいっぱいになった私たちは満足げに笑いながらお腹を擦った。うま味の詰まったシチューはとても美味しかったし、何よりもメインのお肉がホロホロと崩れるのが堪らなかった。


「そうじゃ! 魔物を食べたから、何かスキルを得たんじゃないか? 体に力が沸いてくるのじゃ」


 そうだ、スキル! 魔物を食べると、何かの能力が貰えるんだった。私たちはワクワクとしながらステータス画面を開く。


 すると、私の魔法の欄に『身体強化』が追加されていた。これは、覚えのある魔法だ。


「私には『身体強化』の魔法だったよ。魔力で体を強化するみたい」


「わらわの魔法は『飛撃』じゃな。魔力を物質化させて、飛ばすものらしい。近接強つよのわらわが、遠距離攻撃を手に入れたということか。また、強つよになってしまったわ!」


「私は……『火魔法』を覚えています! これで、いつでも火の魔法が使えるようになりました!」


 今回はそれぞれ違う能力が付与されたみたいだ。どれも、特殊個体が使っていた能力。これからの旅で役に立ちそうな能力だ。


「早く、新しい能力を使ってみたいですね」


「なら、明日は森に行くか? これで、もっと暴れられるようになるのじゃ!」


「それもいいけどさ、そろそろ旅に出ない?」


 確かに能力を使いたい気持ちは分かる。だけど、それよりも移動をした方が良さそうだ。


 そういうと、二人は不思議そうな顔をしてこちら向いた。


「どうしてですか?」


「冒険者ギルドでの騒動を覚えている? 私たちを捕まえて、サリサを利用しようとしていた人たちがいたって。きっと、今後は私たちに注目する人が出てくると思う。そしたら、いざこざが増えるんじゃないかなって思って」


「確かにそうじゃな……。あのような輩が出てきたら、色々と面倒じゃ」


「だから、この町は早めに出ていこう。騒動には巻き込まれたくないからね」


 騒動が大きくなったら、きっと簡単には移動出来ない。そうなると、困ることが出てくるから、出発するのがいい。


「じゃあ、明日には出発します?」


「そうだね。町で商品を売ってから出ていこう」


「最後に金をがっぽりと儲けるつもりじゃな?」


「そういうこと。売った後にすぐに町を出れば、騒動に巻き込まれることがないからね」


 穏便に暮らすためには、そうやって商品を売った方がいい。気づいた時にはいなくなっているから、相手も手出しが出来ないようにする。


「もし、売る時に何かあれば、わらわに任せるのじゃ! 守ってやるからな!」


「私も火魔法を覚えたので、脅すことは出来ます。悪い人が近づいてきたら、火で脅します!」


「ほ、ほどほどにね……」


 二人のやる気が伝わってくるけれど、好戦的なのが怖い。そんなに何かあるわけじゃないから、大丈夫だと思うけど……。


 ◇


 翌日、町に入るとすぐにお店に入った。それなりに綺麗なお店で、ここでなら買い取ってくれそうな雰囲気があった。


「いらっしゃいませー」


「買い取って欲しいものがあるんですけど」


「はい、なんでも買い取りますよ」


「じゃあ、この砂糖で」


「さ、砂糖?」


 ドン、とカウンターに砂糖を置くと、店員は驚いた顔をする。すぐに中身を確認すると、さらに驚いた顔をした。


「本当に砂糖ですね。一体、どこからこれを?」


「独自の伝手があってね、入手出来たんです。それで、買い取ってくれますか」


「えっと……」


 店員はしどろもどろになり、何かを考えているようだ。顔を見る限り、良いことではなさそうな雰囲気だ。


 そこで、二人が前に出る。


「変なことは考えるなよ。変なことをすると、こうじゃ!」


 サリサがこぶし大の石を手に持ち、粉々に砕く。


「何かしてきたら、燃やしますよ」


 ティナが手のひらの上に火の玉を出し、見せびらかす。すると、店員は顔を青くした。


「し、失礼しました! こ、こちらの商品は十五万コルトで買い取らせていただきます!」


「うむ、それでよい」


「……もし、まだ在庫があれば後日持ってきていただけると」


「後日はもうありません」


「失礼しました!」


 二人の脅しによって、店員は震えあがった。まぁ、これで無事に旅資金が手に入ったということだ。


 意気揚々とお店を出ると、ホクホク顔の二人は上機嫌に歩き出す。


「上手くいきましたね。さっ、早く町を離れましょう」


「特殊個体と砂糖で三十万コルトにはなったから、しばらくは大丈夫そうだな。色んな物が買えるようになるぞ!」


「二人とも協力してくれてありがとう。少しは贅沢出来るかなぁ……」


「ほ、本当ですか!? わー……どんなものを手に入れましょう」


「メルのネットショッピングは珍しいものがたくさんあるからな。あれもこれも、と欲しくなってしまうわ!」


 二人とも、ネットショッピング出来ると知ってとても嬉しそうだ。食べ物以外にも売っているから、今度はそっちを買うことも出来る。


 そのお陰で旅が充実すること間違いなし。楽しい旅にしたいから、色んな物を買おう。

新連載二つと短編一つ、投稿させていただきました。


「この世に一人だけの錬金術師~物作り好きのゲーマーが家族のためにアイテム革命起こします!~」


「コミュ障クラフターの私、引き継いだ能力が異世界では規格外すぎて無自覚に無双してしまう件~地味に暮らしたいだけなのに、なぜか注目されて怖いんですが~」


【短編】「転生鷹匠、戦乱の異世界で最強の相棒と成り上がる」


どれも面白く仕上がっていますので、ご覧くださると嬉しいです!

リンクは下に置いておきましたので、ご活用くださいませ。

よろしくお願いします!

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新連載!

この世に一人だけの錬金術師~物作り好きのゲーマーが家族のためにアイテム革命起こします!~

コミュ障クラフターの私、引き継いだ能力が異世界では規格外すぎて無自覚に無双してしまう件~地味に暮らしたいだけなのに、なぜか注目されて怖いんですが~

【短編】転生鷹匠、戦乱の異世界で最強の相棒と成り上がる

旧作

転生難民少女は市民権を0から目指して働きます!

転生少女の底辺から始める幸せスローライフ~勇者と聖女を育てたら賢者になって魔法を覚えたけど、生活向上のため便利に利用します~

追放を計画的に利用して自由を掴んだ王女、叡智と領地改革で無双する

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元社畜はウィンドウで楽しい転生ライフを満喫中! ~ゲームのシステムを再現した万能スキルで、異世界生活を楽々攻略します~

異世界喫茶で再出発ライフ

ゴミスキルだと捨てられた少女たち、実は最強の生活能力スキルだったので気楽なスローライフ冒険旅を満喫する

推し命の転生者、弱小ポンコツな推し神様のために万能な推し活パワーで騎士爵領を大領地にする

過保護なお姉ちゃん系王女を救うために何度も死に戻っていたら、全部バレていて曇らせてしまった

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